Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

医学部のおカネ

2012年03月14日 | Weblog
教室の研究費一覧を見る機会がありました。
来年以降に使用するものも含めて
総額5000万円くらいかと思っておりましたが、
想像以上の額でした・・。

一昔前の医学部教授って、これを一部は
自分で使えたんでしょうね。。。
豪邸を建てた人や、愛人にマンション買った人もおり
豪勢な話です。
最近は全部管理されていますので無理ぽいですが。

旧帝大×医学部×製薬会社へのメリット×稼げる教授
というのが、医学研究における研究費獲得の方程式でしょうか。
 メジャーな医学部で科学研究費も沢山獲得しており、
製薬会社がメリットを見込んで協力してくれる場合は、
研究室で億単位のお金を持っているでしょう。
 地方の大学で生物学の研究をしている、理学系の
清貧なお爺ちゃん教授だと、毎年数百万円が死活問題になります。

どちらになりたいかは好みの問題もあります。
どうせなら潤沢な資金で色々できるほうが面白そうですが、
あまり責任を負わずのんびり科学研究だけやりたい人もいます。

まあ私個人が稼げる科学研究費はせいぜい100~300万円なので
直接関係ないといえばないわけですが、
自分が教室内でどういう行動をすべきかとか、
将来研究者になるとしたらどうすべきかの参考にはなります。

親分になって威張りたいということではないのですが、
"勝てる大将"になったほうが自分で楽しいだろうと思います。
数百万円の研究費のことで毎年汲々するよりは、
余裕を持って他人にチャンスを与えられるほうがいいですし。
面白そうなプロジェクトを皆でいくつもできるほうが、
人生張り合いがあるだろうと思います。

語彙力

2012年03月13日 | Weblog
イケメン・・ではないと思います。

川*達也シェフ、パーマがお洒落なだけです。
顔立ちそのものは並みかそれ以下です。

ブータン国国王、身分や振舞いも含めると
総合的に"良い顔"をした男だと思いますが、
顔の造作は日本の田舎のおニイちゃんクラスです。

マスコミも、もう少し職業意識を持って、
的を射た表現を追求してほしいものです。

       * * *

理系においても、語彙力は大切です。
豊富な語彙を持ち、事物を適切に言語化できる人は
頭の中にある物の見方の幅が広く、
学力、概念化能力、抽象化能力が高い傾向にあると思います。

もちろん語彙だけでなく、それを現実に
どのように活かしていこうかという意欲も大切ですが、
語彙に乏しい人は大衆的かつ同時代的・同地域的なレベルでしか
物事を捉えられないだろうと思われます。

私がある程度余裕をもって人事選考できるとしたら、
十分な語彙を持っていることを採用条件の一つにします。

PC買い換え

2012年03月10日 | Weblog
自宅のパソコンを買い換えることにしました。

今のマシンはWinXP, メモリは1GBですが
最近あまりに遅く感じるようになりましたので。
何もなければそこそこ動くのですが、
裏でファイルのスキャンや更新をされるとアウトです。
2006年の夏に買ったようなので
6年弱使ったことになります。

今回買ったのは85000円でした。
また5年くらい持ってほしいですね。
CPU:インテル® Core™ i7-2600(3.4GHz)
メモリ:12GB
HDD:500GB  です。
Windows7 64bitなので、
メモリを活かせてかなり速くなるでしょう。
USBは先を見越して3.0を搭載しました。

世の中に喧嘩を売れるか?

2012年03月09日 | Weblog
ベネッセハウスに宿泊してきました。
安藤忠雄が建築した美術館の中に泊まり、
夜遅くまで自由に鑑賞できます。

安藤忠雄先生というと
コンクリート打ちっぱなし建築の元祖ですが
これも公開時は大変な批判を浴びたそうです。
今ではパクリの打ちっぱなし建築も増えましたが
安藤忠雄のものはスマートで柔らかい印象です。

安藤忠雄もなかなか偏屈者だったみたいで、
言いたいことを我慢するタイプではなさそうです。
独創的な建築を生み出しましたが、
この人のキャラでなければ実現しなかったでしょう。

直筆サイン入りの講演集を買ってしまいました。
これでまた勉強して、私の精神を鍛えます(笑)


ところで基礎医学の研究・自然科学の研究など
"新発見"型の研究で目覚ましい結果を出すとなると
男性のほうが可能性が高いだろうと思いました。

なぜかと言うと、バカみたいなことをやる、
やったら批判されることをあえてやる、
他人に迷惑をかけることを承知で自分の主張を貫く、
こういったことをできてかつ知性のある人は
女性よりは男性のほうに頻度が多いからです。

ただし研究といっても色々ありますし
臨床研究のように、最初から目的を決めて
必要な患者数を集めて貫徹するだけの研究もあります。
女性の研究者で、妊婦の研究をライフワークとして
国際的な評価を得ている人もいます。

開墾された田んぼで沢山コメを作るような研究は
優秀できちんとした女性の研究者にも
大いに適性があると思います。
稲刈りも手伝わずプラプラ狩に出かけ、
あいつはダメな人間だと周囲から諦められ、
1週間後にゴジラを捕まえて戻ってきたというような型の
研究は男性向きでしょうか。
iPS細胞の山中伸弥先生などはこの最たるものでしょう。


私は新しいことをどんどんやる口です。
でも面白いデータはどんどん出るので、
自由にさせておく効用を認めてもらっていると思います。
野放しにしておけば金塊を拾ってくる鶏みたいなものです。
うちの奥さんは成績優秀で真面目ですが、
(私に言わせれば)他人がどうしたというのを気にしすぎます。
研究室でどうやってきたものであろうが、それで不十分なら
自分が一番良いプロトコールを編み出すか探せばよいのです。
そこが変わらないようなら、
卵を定期的に産むブロイラーとして働くしかありません。

よくロールモデルがいないと女性研究者は言いますが、
優秀な男性でバカなことを平気でやる人はそこそこいても、
優秀な女性の場合、バカなことをなかなかしないという違いも
根底にあるのではないかと思います。
自分がバカなことをしたいかどうかよく考え、
自分に向いた研究をするべきだと思います。

勘違いしている人たち

2012年03月01日 | Weblog
研究室で最も頭の悪い、バカ院生氏が
教授に直訴に行きました。

ある研究グループの研究費が少なくなるため、
現在勤めている実験助手が雇い止めになるのですが
それを続けさせてあげてくださいという直訴です。
(ちなみに実験助手は専業主婦あがりの40代で、
旦那さんは企業にお勤めです。)

バカ院生氏が研究費を稼いでくるわけでもなく、
大学院生の身分に過ぎないのに、
なぜ口を出すのかと周りは呆れています。
ものすごく優秀な院生が、院生たちの希望をまとめて
教授にお願いに上がるならともかく、
基本的な実験一つまともにできないゴミが
いったい教授に何を言うかと思います。
(彼女が半年かけてまだできない実験を、
実習にきた医学部学生は2週間で習得しました)。

教育も社会人経験もないとこうなるという見本です。
実験助手の人にしても
特別に熱心な勤務態度で皆が助かっているわけでもなく
要するに無教育で愛想もやる気もない女性同士、
ツルむ相手がほしいということだけでしょう。

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しかしバカ院生氏などはまだ可愛いもので、
陰口たたきの中年女性実験助手のほうは
妄想を語るようになりました。

彼女が17時に帰宅した後、彼女の机の上に、
夜遅くになって他の医師が物を置きました。
ゴミとか汚いものではありません。
これを即、自分に対する嫌がらせと断定し、
通りかかった教授に30分ほど文句を言ったという話です。
命じたのは医師でない大学院生の女の子、
実行犯は医師である大学院生の男の子だそうです。
だいぶ狂っております。

大学院生たちが自分に口を聞かなくなっていることは
彼女も認識できているようですが、
自分が仕事を院生に押し付けようとしたことを反省せず
先ほどの女の子の命令により、院生みなが自分を
無視するようになったと解釈しているそうです。
頭のおかしい人は違いますね・・・。
きちんと仕事をしないといけないと考えられるほど
まともなレベルの人間ではなかったということです。