Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

見離される人

2011年08月24日 | Weblog
無菌で扱うべき共用物品をバカ院生氏が粗雑に使っていたので
他人のことも考えて丁寧に使ってくださいと注意したところ、
バカ院生がぶんむくれました。
無化粧かつネズミとゴリラを混ぜたような不細工なお顔で、
さらに目を三角にして怒ってましたw

勉強しない、実験技術が向上しない、実験態度が悪い、
協調性が非常に低い、注意された時に反省がなく拗ねる、
こういう奴なので前の研究室で相手にされなくなったのでしょう。
教官たちや周りの医師ともそれぞれ喧嘩し、
もうあいつは卒業できなくてもやむなしと言われていたそうです。
幼稚園級大学を出て、いわゆる学歴ロンダリング組ですから
別にそれでもいいと思いますが。

2ヶ月に1回ほど少し働けばいい研究室の共同作業を割り当てられても
なんで自分がするのかとか、大変だなどと文句を言っております。
さっさと大学院やめてくれるか、どこかへ移籍してくれないかな。

教授の給料

2011年08月14日 | Weblog
国立大学教授の給料はショボいようです。
30代後半だと1000万円に届かず、
定年前にせいぜい1500万円が限界のようです。
旧帝大医学部の教授にもなってそれでは、
ワーキングプアもいいところではないでしょうか。
同じ能力や努力であれば、大企業の部長や役員が年収は上でしょう。

医学部教授になるよりも、大きな病院の部長になるほうが
簡単だし学問的業績もいらないと思いますが、
薄給といわれる病院でも内科部長なら1500万円はもらえます。

講演での出張なども、製薬会社のものであれば多少稼げますが
大学での講演ではタクシー代が持ち出しになったりするようです。
国立大学のフォーマットに合わない経費は支払われないようで
「損するようにできてるんだ」と教授が苦笑していました。

以前、某病院の部長が3年間に5000万円の講演料を稼いだと叩かれましたが
下記を見ていると、コツコツ稼ぐアリさんのようで泣けます。
この部長は大学教授相当のポストですが、講演料は1回あたり15万円弱です。
大前研一の500万円/1時間、ビル・クリントンの50億円/年に比べたら
なんと少ないことでしょう。
> 2005―07年に約470回講演し、約6800万円を受け取った。
> 講演は学会などに併せて医師向けに行われ、講演料そのものは1時間2万円程度。
> これに交通費や原稿料などを含め、1回の報酬が10万円を上回ったという。


30代後半で教授になった若手医師を何人か知っていますが、
一緒に研究をしていた奥さんが臨床医に転向したとか、
奥さんが製薬会社に就職したというパターン多いんですよね。
しかもお金のためだと皆が知っているというイケてなさ・・。
医師免許は持っているけれど全く臨床したことのない奥さんが、
四十の手習いとして外来を見学し、20代の医者から物を教わります。
どうしても経験がないですから、その後就職する病院によっては
後輩から冷たい目で見られるかも知れません。

資産家か、清貧生活で通すか、奥さんが稼いでくれないと
国立大学の教授なんてやってられませんね。
子供にも大学卒業まで国公立でやってもらわないといけません。
もう定年退官したような医学部教授であれば
豪邸を建てた人や愛人を飼っていた人もいるのですが、
昨今は美味しい袖の下とかもなくなったようです。
せめてどこかの理事や院長になるか、
文化勲章に伴う年金でももらわないと元が取れませんね。

ところで准教授だと年収900万円くらいの貧乏人です。
たしかにうちの准教授も、外来のアルバイトしてます。
奥さんは専業主婦なので、もう完全に庶民の御家庭です。
研究が趣味というのでないとやってられないですよね。


私も医学部教授を目指したいかと言われると迷います。
若くして基礎医学系の教授(なるべく責任が薄い部門)になる
→ある程度研究して飽きたらどこかの病院へ転職
→サラリーマン院長をやりつつ学問を趣味的にやる
・・とか、そういうプラプラした生き方ができないでしょうか。

院生と教官のバトル

2011年08月04日 | Weblog
他のグループの院生と教官の会話が面白いです。

今までほとんど指導してこなかった教官と
賢い院生の組み合わせです。
二人が議論していると院生が鋭い突込みを入れ、
教官が「いや僕もその論文は読んでいるから」とか
必死の防戦をしています。

教官が部屋からいなくなると、3秒ほどで
賢い院生が別の院生とその教官の批判を始めます。
戻ってきたらどうするんでしょうか(^^;

論文を一部僕が書いてやるから、と教官が言い始めましたが
時間的にも能力的にもその院生自身が書けると思われます。
(それに博士課程なので論文は自分で書くものです)。
俺はあいつを世話してやった、という立ち回りかも知れません。

            * * *

しかし私の指導教官も微妙で、科学者としてのセンスはありません。
最初に教えてもらったことで実は間違っていた内容が多数・・。
人柄が良いのと、申請書類等の手続きに関しては指導力がありますが。
先行研究がほぼない分子を研究しているのですが、モデルを考えたり、
実験を考えて最初は誰かに頼んで教えてもらったり、
研究を進めるのは結局自分頼みになっています。

センスと知識と経験のある先輩が積み重なって
もう少し研究室の層が厚くなると良いと思うのですが、
研究室に今いる人の年齢や学年を考えると
恩恵を受ける側でなく、恩恵を施す側になりそうです・・。
逆に言えば、学問的に優れていて研究業績もきちんと出せたら
研究室の中核的原動力になってしまうかも知れません。