未婚率が上がっているという話をよく聞きます。
原因は色々あるのでしょうが、
ぶっちゃけ、安定した収入がないと結婚できません。
非正規雇用の若者が増えたせいもあるのでしょう。
世代が近いので、私は彼らに同情的な気持ちです。
私の高校時代の同級生たちも、
経済力が結婚可能な線に達した順番に結婚しました。
私は大学が6年制かつ研修医生活(年収300万)が2年間あったので
大卒メガバンク勤務の人などよりは遅かったです。
某掲示板などには、結婚は○千万円の無駄遣いとか、
女は男に寄生することしか考えてないとか、
否定的な意見もかかれているようですが、
まあそんな悪いことばかりでもないでしょう。
嫁さんが手に職を持っていれば保険になります。
若くして不運にも病気をする人なんてしばしばいますから、
万一働けなくなったら嫁さんに稼いできてもらえばいい。
いわばリスクヘッジです。
(そういう時に助け合いが成立することが大前提ですが。)
家事を女性だけがすると不満が出そうですが、
収入や忙しさに応じて適当に分担すればよいのです。
(しかし私の年収は嫁さんの3倍以上あるのに、
なぜか私のほうがよく御飯を作ってますが・・。
時間もあるから仕方ないですね・・。
まあ将来逆転するかも知れないし。)
食事なんかは1人分作るより2人分以上作るほうが
買い物するにも食べてしまうにも、やりやすいのです。
洗濯も自動洗濯機がするので、干すだけの作業です。
どのみち一人暮らしだって洗濯はするわけだし。
家賃は一人暮らし×2よりも、同居のほうが確実に安いし
居住空間はかなり広くなります。
それに子供に何千万円かかるとか言っても、
そのお金を全て自分の趣味につぎ込みたいのでしょうか?
消費生活や趣味ってそのうち飽きると思いますし、
同じことばかりしてても人生楽しくないような・・。
老後天涯孤独になって死んでいくのも楽しくなさそうなので
そういう意味でもリスクヘッジです。
まあただ、家族を養える収入があるかどうかは切実ですし、
家族を養う収入程度しか収入がなければ、
自分のために使えるお金はほとんどないわけです。
それもまた切実でしょう。
私の同期の医師は、奥さんに預金通帳を押さえられて、
お小遣いも月3万円だと言ってました。
卒業したのに何でまだ勉強するのか分からんと言われるとか。
これはこれで悲惨です。
先輩の女医さんは、旦那の医師がアルバイトで稼いだ分は
特に口を出さないで好きにさせていると言っていました。
「まあ優しーー!」と周りの女性が声を揃えていましたが、
旦那を気分良く働かせるという意味では、
自由にさせる分を認めるほうが実際のところ賢いと思います。
まあ夫婦の経済的な余裕と、女医さんの育ちの良さでしょう。
うちは夫婦とも稼いで別々に貯金しています。
別系統で管理したほうがリスクヘッジになるという考えです。
成長するための自己投資の必要性を認めているので、
小遣い制限はありません。お互い基本的に浪費しないので。
毎月の家賃だけ出資金額を決めて、
生活費や光熱費はレシートに名前を書いて箱に貯めておき
2,3ヶ月毎にエクセルで集計して差額を戻すことにしています。
家計簿をきちんとつけるのは夫婦ともできないし、
わずかな金額の差異を気にするのは時間の無駄なので
だいたい適当にドンブリ勘定でやっています。
しかし今の嫁さんでない誰かと結婚するにしても、
「収入の良い男性と結婚したい!」という女性は御免です。
若くて美人で賢くて協力的な意志がある人ならともかく。
旦那に依存して良い生活だけしたいという人は、
たしかに男性にとって魅力はありません。
逆に、最初から楽して経済的にも恵まれたいという女性だと
結婚相手を見つけるのは難しいのではないでしょうか。
結婚適齢期だと同じ世代の男性は収入が多くないし
ガツガツする年代では、相手の男性が若い女性を求めます。
悪くなさそうな男性を見つけて、苦楽を共にして
最終的に満足できる生活をするという考えでないと
そうそう好条件の結婚なんてないような気がします。
私の場合は理解者というのが重要な条件でした。
芸術にしても学問にしても理解者の存在が重要です。
何かを極めることには大衆と離れていく一面があるので
まだまだ上昇志向のある私としては、
それについて来られる女性というのが重要でした。
もし他の女性と結婚し直すと仮定しても、やはり
知性は同年代の中で99パーセンタイルの人を求めると思います。
加えて料理の腕が75パーセンタイル、
容姿は66パーセンタイルくらいあればなお嬉しい。
喫煙者、新興宗教信者、借金持ちは絶対禁忌です。
つまるところ、似たような者同士が一番結婚しやすいということでしょうか。