Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

結婚式場選び

2007年04月30日 | Weblog
結婚式場とホテルの見学に行っています。
立地、外観、部屋、導線、料理、スタッフの雰囲気、予算など
色々なファクターがあって一長一短です。

本日行った某ホテルは、結婚式に特化したホテル。
食べ物が美味しくないという噂を聞いていたので
試食会に参加させてもらいました。

・・一言で言うと「懐かしい味」。
噂で聞いたのは「小学校の給食」。

コンビニで買う卵サンド味の前菜、
スーパーで買って家で温めたレトルト味のスープ、
シャーベットはまさに凍らせたアクエリアスレモン!

ちなみに後になるほど味が落ちて肉料理は×、
最後のスウィーツは砂糖の塊のような味でした。

いや・・今時こんな味の料理が出るところもあるのだと
ずいぶん教訓になりました。
街のイタリアンで1000円ランチ食べるほうが満足できます。

経済学

2007年04月26日 | Weblog
『まっとうな経済学』(原著名:The Undercover Economist)
という本を読了。経済学も面白そうです。
自分が知らない色んな物の考え方に接するのは楽しいです。

今日も受け持ち患者は落ち着いています。
統計学の勉強をして、英文論文の原稿も1ページほど書きました。
部署で統計解析ソフトを購入することになり、注文しました。

仕事の手際と語学レベルを一流にまで上げること、
これが今年度の課題です。
そのためにデータ処理、統計学など学びつつ、
色んな本を読んだりしているわけです。
仕事の遅い人間では家庭を顧みる余裕がないですから、
今後の人生を充実させるためにも必要なことです。

将来設計

2007年04月25日 | Weblog
同僚の医師たち2人と世間話をしておりました。
上司や先輩、良い人たちばかりだけど
色んな人が色んなことを勧めてくるなあと。

頭の切れる部長は、我々にどんどん研究してほしいみたいです。
フリーター医師の先輩は我々にバイト仲間になってほしいようです。
勉強の機会や必要経費は提供してもらえるし、
バイトも希望条件に沿うのを紹介してもらえるので、
かなり厚意に支えられており、有難い話なのですが。

でも他人の期待に応えてばかりでなく、
自分がどうしたいかちゃんと方向性を持たないと、とも思います。

とっくに20代後半ですし、自分の人生をどう生きたいか、
段々と考えなくてはいけなくなりました。
・経済的独立 ・学問 ・充実した余暇 ・家族
今のところ、これが大事なような気がします。

経済的独立・・というのは親元から自立する話ではなく、
誰も怖れずに自分が好きなように生きられるくらい、
自分でお金を稼ぐ術を身につけるということです。
もちろん他人との繋がりはいつまでも不可欠でしょうが、
生活費のために誰かにヘコヘコしたくないということです。

学問は幾つになっても大切だろうと思います。
より賢くなること、より広い視野を身につけることで
上手に生きて行けると思います。

余暇も大切です。地位が高くなればなるほど忙しくなり、
健康や生活が損なわれていくなんてまっぴらです。
楽器演奏や音楽鑑賞や読書の時間を大切にしたいし、
十分に休む時間と、家族との時間がほしい。

配偶者や子供ができたら、十分に愛情を注いで
家族との時間を大切にしたいです。
人生1回きりですから、会社のために粉骨砕身しても知れてます。


南の島で牧歌的な生活を送っているような民族だったら、
上記が全て楽々できるのかなあと思ったりします。
貧乏人が野たれ死にするような世の中になるかも知れませんから
(それに年をとれば誰でも判断力やら健康やら衰えますから)、
十分な備えはしておかないといけません。
先進国の都市生活者が余裕のある生活をしようと思うと、
極めて効率よく賢く、色んなことを進めなくてはいけないようです。

或ル医局ノ話②

2007年04月21日 | Weblog
さて私自身も医局に入ろうかと思ったものの、やめました。

医局に入ると、次の就職先を自分で探さなくていい
(ただし言われたところに強制配置)というメリット?があります。
結婚してたりするとそれなりに配慮はしてくれるようですが、
行けと言われれば結局は断れないようです。

私の場合は、以前いた病院の上司たちや医局員を見ていると
彼らが所属する医局の土壌は腐っているように思われました。
ちょっと考えて思いつくような悪いことは何でもやります。
・縁故採用当たり前(選抜試験の順位も変える)
・上司が自分の部下をスケープゴートにして悪口を言う
・上司には逆らわず、適当な精神論を唱えて部下を利用する
・ある先輩は医局長から専攻分野すら変えろと強制された
・論文捏造
・法的倫理観なし(具体的事例はとうてい書けません)
・臨床の実力なし(研修医に診断を覆されることしばしば)
・やる気なし(重症膵炎の初期治療を研修医だけに任せた医師を
 3人は知っています・・)

同じ第○内科でも循環器グループ、消化器グループなど色々あり
それぞれ別部門ですから、けっこう違ったりはします。
上に書いたものも2つのグループをまとめたものです。

でもまあ、そんな感じの人が少なからずいる医局、
信用しろというのが無理ですよね。
縁故を優先して、自分が僻地病院に飛ばされないかとか、
希望専攻分野と違うところに配置されないかとか、
他の病院に行っても上司がまた信用できない奴かな、とか
やる気ない医者が集まった病院に行かされないかとか、
医局人事に従うことが非常にリスキーです。
論文捏造(複数回?)もあり、たとえ大学院で良い研究をしても
トップの医学誌には当分論文が通らないでしょう。

そういうわけで、医局に入るのはやめにして、
出身大学とは違う大学の関連病院に移りました。
まあ医学部教授や部長クラスですら流出してますから
若い医者が1人よそへ行ったところで不思議ではありません。

出身大学が無茶苦茶になってると困りますね。
倫理観のない人間ばかり集まると、能力だってそれ相応ですし
結局は人材も来なくなって衰退するばかりだと思います。
○○大学第○内科はきっと崩壊する・・というのが、私と同期の医師の予想です。

或ル医局ノ話①

2007年04月21日 | Weblog
医局:①医師の机などがある詰め所のこと
②(転じて)教授を頂点とする医局講座制のこと

最近徐々に影響力が弱まっていますが、
医局(②のほう)は今でも存在します。
H15年までの医学部卒業者はわずかな例外を除いて
以下のコースをたどっていました。

①卒業前に何科に入るか決める(第1内科とか皮膚科とか)
②大学病院で研修医をする(奴隷的労働です)
③2年目以降、その講座が支配している「関連病院」で臨床の腕を磨く。
(A病院のB科はもっぱらX大学B科から医師が派遣される・・
 と決まっていたのです)
④3年目以降、大学院に戻って4年間大学院生をする
⑤以後、臨床したり研究したり・・・。

つまり例えば卒業前に「第1内科に入ります!」とか言って入局すると、
その後は一生、第1内科の支配する病院で修行して、
大学院も第1内科関連に行き、留学先も知り合いのところに行くのです。
医局を替わるとか、ほぼありえないことです。
第1内科→皮膚科とかならまだOKですが、第1内科→第2内科とか、
A大学○○内科→B大学○○内科という例はありえませんでした。

"医局"というものの説明はここまで。

H16年卒以降は、医局に所属せず(将来入りますって口約束は可能)、
2年間各科で修行するのが義務になりました。
つまり内科6ヶ月、外科3ヶ月、麻酔科or救急3ヶ月、
産婦人科・小児科・精神科・地域医療を各1ヶ月以上、
のこった分(最大8ヶ月)は各人が自由選択できます。
この制度が義務化されてから、医局の影響力は大幅に減少しました。
制度試行後2年間は医局に研修医が入らない→大学病院の奴隷がいない
→医者が大学病院に呼び戻される→関連病院の人が減り激務になる
→関連病院の部長や中堅が辞めてしまうが補充要員もいない
→病院が大学に頼らず独自で医師を採用する
→若手医師はもはや医局に入らなくなる

今までは「非常に実力がつく○○病院で研修したければ、
第○内科に入るしかない」という状態だったのが、
自由にどこでも行けるようになり、
自信のある病院は独自採用で優秀な人材を集めようとするようになりました。

そういう経緯があり、特に内科系で医局は全国的に崩壊気味です。
若手が入ってこない→しんどい仕事を代わってくれる人がいない
→今医局にいる人も嫌になってくる&ベテランが1つずつ年をとって辞める
→人不足で大学の研究も臨床もスケールが小さくなる
→医局に所属するメリットや魅力が薄くなる
→また若手が入ってこなくなる
という悪循環です。

転職後3週目

2007年04月21日 | Weblog
転職・・というか病院を替わって、3週間たちました。
前の職場と比べ、ストレス激減\(^o^)/

◎今までより良くなったこと
・深夜に病院から電話がかかってこなくなった
・電子カルテがまともなスピードで動く
・同じ科の上司がみな家庭を大切にしている
・珍しい病気の患者が頻繁にやってくる
・無駄な書類の数が減った
・部長がどんどん文献を送ってくる
・学会参加、研究会参加が増えた
・医学書購入費、研究会参加費が部署から出る(!)
・先輩から紹介してもらうバイトの割が良くなった
・臨床研究に参加させてもらえて勉強になる

◎今までと同じくらい
・病院食堂のお昼ご飯の味

◎今までより大変なこと
・救急当直で今までよりは重症患者が増えた
 (ただし専門医によるバックアップは濃厚)

病院替わってホント良かった。

後輩から聞いた話によると、私が前いた病院では、
新しく来たレジデント数名がすでに辞めたがっているとか。
・電子カルテの動く速度が異様に遅い
・看護師が責任を取りたがらず何でも丸投げする
・病棟から深夜(午前2時でも)、頻繁に電話がかかる
という点で、新任の先生たちが怒っておられるそうです。
多くの医師は真面目でまともな先生たちなんだけど、
上層部が腐っているし、医師の待遇が極めて悪い職場でした。

やっぱり内科医は患者の診療と勉学に励むのが本分で、
それをストレートにできる病院に移ってきて良かったと思いました。
ちなみに前の病院から今の病院へ、匿名で中傷文書が送ってきました。
教授選で足を引っ張り合うならともかく、私たかがレジデントですよ?
どこまでレベルが低いんだろって感じです。
院長先生からは、○○病院は君にレッテルを貼ろうとしてるが
偉い医者になって見返してやりなさいと言われました。
後輩と会ったら飲み会のネタにでもしましょう(^^;)

新しい職場

2007年04月07日 | Weblog
新しい職場で1週間が過ぎました。

同じ病院から一緒に移った同僚と話すと、
今度の職場は清々しい空気だという話になります。
当直などがきちんと整って、仕事熱心な人が多そうです。

4月からは専門分野の研修をしますが、
教科書でしか見ないような珍しい疾患が次々来ます。
上司がみんないい感じで、部長はアカデミックで仕事が早いので
基本的に居心地が良いなかで、勉強はしっかりさせられそうな感じです。

病院によってだいぶ違うものだなあと思いました。
前の病院を離れて良かったです。