goo blog サービス終了のお知らせ 

初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第266回】お客様の情報共有。

2013年09月13日 | もりぞう
 本日は、高校時代の先輩達とバレーボールの練習をさせていただきました。
毎週やっておられる方達との差はすさまじいですね。全くついていけません^^;

 体力的な目標をつくり、是非動けるようになりたいと思います。

 本日は、もりぞう会(業者会)でした。今年の冬場は着工が非常に多いので
お客様情報の共有をさせていただきました。

 この情報共有、非常に業者様達には好評で、お客様のこだわりがどこにあるのか
棟梁は勿論、基礎業者、屋根業者、内装業者などに聴いてもらうのです。初めは
会社の社員だけに留めていたこの情報開示、なぜ業者の方まで広げたか?

 理由は簡単です。お客様の琴線に触れていただく事で、まるで身内のように
お客様と接していただきたいからです。

 このように、業者と一体になる事により、生まれる関係性は我が社の強みであり、
”熟成を楽しむ”というコンセプト【第96回参照】に欠かせない”何か”を生み出します。

 身を乗り出して聞いてくれる業者さん達を見ていると、これは凄い組織に
なるなとそう感じざるえない、今日この頃です^^

 この違いは大きいですよ!

【第265回】基礎支援金

2013年09月12日 | 住宅
 反響が在りましたので、先日の続きの保険関係の話題です。

 意外に知られていない自治体による基礎支援金についてです。

近年では、水害や地震、竜巻などの自然災害が各地でたびたび発生しております。

 そこで、地域に一定の規模の被害をもたらした災害については、被災者生活再建支援法
が市町村単位で適応となり、一定の被災者には被災者生活再建支援金が給付されます。

 住宅の被害状況にもよりますが、大規模半壊で50万円、全壊等で100万円です。さらに
住宅の再建方法に応じ50万円~200万円の加算支援金が持ち家・賃貸とわず給付されます。

 つまり、支援金は最大で300万円にものぼるのですが、こうした実情はあまり認識されて
いないようです。

 住宅全壊後も残った住宅ローン返済は続きます。特に住宅取得直後は、多額の住宅ローン
返済がある一方で、頭金として吐き出された為、貯金が底をついているケースも少なくない為
火災保険・地震保険そしてこのような制度を利用する事をお勧め致します。

【第264回】火災保険の見直し

2013年09月11日 | 住宅
 先日、火災保険の見直しのお便りを戴きました。
もっと具体的に言うと地震保険に入りませんか?という内容です。

 私、人には勧めている地震保険、実は入っていなかったようです^^;
そして、今からはいるという選択肢も持ち合わせておりません。

 まっ色々な諸事情がありますのでここでは詳しく語りませんが...

諸事情と言えば、これは皆様ご存知ですか?火災保険では延焼被害
でも火元に賠償請求は出来ない事実を...^^;

 民法の特別法、通称{失火責任法」では、火元が故意または重大な
過失で発生させた火災でない限り、延焼先に対する賠償責任は生じない
と定めております。

 隣家からの火災で自宅が延焼損害を受けても火元からの賠償責任
は原則受けられないのです。

 こんな不都合な事実を打ち合わせの際お客様にお伝えすると、
え~っとビックリされる方が結構多いです。

 ”自分に落ち度無く被害を受けても、マイホームは自身で守る!”
これが基本であるようですね。

 最近、ユニットバスのジェットバスが壊れてしまい5万円の請求が
上がってきました^^;

 ただ、壊れた原因を突き詰めていくと基盤に電流が走った事による
故障だと判明。すぐに保険会社に連絡をとり、保険請求をさせていただいた
という都合の良い事実などもあります。

 何かあった時を想定すると、やはり地震保険入ろうかな^^;

【第263回】ラストスパート

2013年09月10日 | 住宅
 本日はモデルでの事務作業をしていたら、ひょいと来客がありました。
東京オリンピックが決まり、消費税が上がる事が確定的となったとのことで
出来る事なら消費税が上がるまでに何とか、話をまとめたいという雰囲気でした。

 五輪効果絶大ですね^^

 さて、その五輪招致の際の滝川クリステルの”お・も・て・な・し”皆様も
真似されている事と存じ上げます^^

 以前、先輩からおもてなしの意味は ”うらばっかり”っていう事だぞ!なんていうダジャレ
を聴いた事があります。

 招致合戦には毎回ですが、色々な裏話が出てきます。今回も例外ではありません。
表上では決して見る事の出来ない、ドラマがあったと各メディアが取り上げておりますが
取り分け、ヨーロッパのIOC理事達に効いたとされる、マドリード対策は謀略ですね^^;

 そして、国際公約となった、安部首相の汚染水問題への切り込み方。日本の景気を大きく
左右されるといわれていた、東京開催を決定づけましたね。さすがです^^

 ここ一番という時に、どれだけのメンバーが互いの強みを生かし、”組織化”するか
海千山千の集まりの我が支店に、何かとても良いヒントになったのでは?と思う
今日この頃です。

 さあ、ラストスパートです。皆様、自分の持ち場において120%の力を出し切り、憂愁の美を飾りましょう!
 

【第262回】根幹的な問題

2013年09月09日 | 住宅
 過去4回は光熱費と言いながら、大分横道にそれましたね^^;
しかし、この4回シリーズをご覧になっていただきお気づきの方も多いと思いますが

 建物へどのような素材を使い、仕上げているか。つまり、冷暖房機器の性能では無く
純粋に建物自体の性能が、高熱費には大きく関係があるのです。

 例えば、使う断熱材によっては5年くらいで性能劣化が起こるモノもあれば、30年~40年
経っても性能維持するものもあります。【第34回参照】

 このような違いは、余り知られておりません。

ここで言いたいのは、エアコンなどの性能機器が悪くなったとお感じになる方も、いらっしゃる
のですが、実は建物の性能劣化により、ランニングコストが掛かりやすくなっている
という現実があるという事をご存じになっていただきたいという事です。

  是非、根幹的な問題に焦点を当てて家づくりを考えてみてください。
 

【第261回】ただ...

2013年09月08日 | 住宅
 本日は、午前中、大のもりぞうファンのお客様とご契約、お昼、挟んでこれまた
建築途中の、もりぞうファンのお客様とお打ち合わせ、そして夕方は、2年間お付き合い
してきたもりぞうファンのお客様と来週のご契約についてのお打ち合わせと非常に
有難い時間をたっぶりと共有出来た貴重な1日でした^^

 ファンが増えるって良いですね^^同士がいたるところにいるという感覚が最近は
とても心強いです。

 さて、先日来のおさらいです^^

 ではいきます。

建物の断熱・気密を北海道と同等位にして、そこからの輻射暖房
はたまらない快適さをもたらしてくれるというお話をしました。ただ、「それでは60点なんです。」

 ダウンジャッケトを例にとります。ダウンが暖かい理由は中に入っている羽毛が暖かいのでは無いですよね!
羽毛と羽毛の間に空気の層ができるその層があるから暖かいのです。その羽毛がもし濡れてしまったら空気層はなくなってしまいます。
ダウンの羽毛の性能がいくら良くても使用していくうちに効果が無くなってくる・・・建築ではこれがあたりまえのようにあります。

 ここで問題です、家にいる時間が一番長いのは一生の中でいつでしょうか?
子育て世代?この時代も比較的長いと思いますが、やはり老後ではありませんか?

 そうなんです、建築当初の性能値がそのまま30年・40年と持つのはあり得ないことなのです。
履いているうちに靴下が破れ、フリースに穴が空き、ダウンには虫食いが・・・

 住宅ローンを払い終え、第二の人生を歩む時には温熱ストレスの影響がたちまち出るころだと思います。一番重要な時
に快適な家に住めないというオチが待っているのです。

 材料選びのポイントは実はこのような所に隠されております。この辺りは誰も教えてくれません、なぜならば後に控えている
おいしいリフォーム事業があるからです。(水道水にフッ素を入れることを拒み続けていた歯科医師会みたいなもんです。)

 シロアリ消毒に断熱改修、耐震補強などは外科手術に近いものがあります、ですからお金も掛かる。近い将来性能値の高いソーラー、蓄電池、HEMSなどスマートハウス化がすぐそこまで来ております。その時に純粋にそちらにお金を振り向けられるような家づくりをと切に願います。(【第28回~38回】をご参考にして下さい。)

 皆様、熟成を楽しめる素材選びを是非お勧め致します^^

【第260回】続続...光熱費の考え方

2013年09月06日 | 住宅
 先日はバレーボール^^良い汗をかきました。

 さて、過去2回の話を一度整理してみたいと思います。まず熱の伝わりには3つあるということでした。
その中で熱の移動の75%を占めるのが輻射ということでした。

 また、建物の基礎に厚手の靴下を、外壁にはフリースとダウンジャケットを着ると熱が逃げず、何処も
暖かい空間が出来るというお話をしました。

 つまり、輻射の理論と熱を逃がさない工夫があれば良いのでしょうか? いいんです!(カビラ風に 笑)

 汚い絵ですが、通常の暖め方法(対流式)と輻射式の方法を見比べてください。こんな感じです。





まず、輻射とは・・・光のスピードで暖かいところから冷たいところへ熱が移動することと定義されています。
つまり、この汚い絵でも分かりますが室内にいて体温が奪われないので快適なのです。そして、空気の対流が少ないので頭寒足熱でいられる。
空気がきれい、寒い空間が出来ないので間取りの制約を受けない(オープンなLDK・大きな吹き抜けなど・・・)
そして何といっても、光熱費が抑えられるということです。(暖める体積が少ないので使うエネルギーが少ない)


この家づくりを実践された方にお話を聞くと子供を叱らなくなった。(ドアの開閉についてなど)
真冬でも床が冷たくないので素足で歩け、朝のお弁当作りが苦では無くなった。暖房費がアパートの時の半分ほどしか掛からない。
加湿をしても結露が起こらない。などというメリットと・・・

子供が風呂上がり服を着ないでいつまでも裸でいるなどというデメリット?も良く聞く話です。皆様とてもビックリなのです。
本当に良いこと多いです。

次回はもっと具体的な話に入っていきます。ではまた。

【第259回】続...光熱費の考え方

2013年09月05日 | 住宅

 さて、前回の続きですが・・・そう暖房機だけではどうこうできる問題ではないと
お伝えした続きです。

 皆様、いきなりですが、裸でいるときに寒いと感じたらどうします?・・・ですよね、服を着ますよね、裸のまま、
暖房をつける方もいらっしゃるかも知れませんが・・・(笑)

 では足元が冷たいと感じた時どうされますか?・・・ですよね、靴下またはスリッパを履きますよね。

そうなんです、人間、体温を奪われないように何かを着たり・羽織ったり・履いたりするんです。
これをそのまま建物に置き換えて考えてみてください。建物の基礎には厚手の靴下を・外壁にはフリースとダウンジャケット
を暖かそうではありませんか?こうすると建物も外気温に熱を奪われづらくなります。(足元が暖かく感じます。)

 ただ残念なことに山梨県ではこのような建物はあまりお見かけしません。なぜか?それはそこまで必要ないと思われているから(フリースのみで充分と思われている)
何を基準にそこまで必要ないと思われているのでしょうか?それは今までの生活の延長上にこれからの暮らしを考えてしまっているからだと
私は思います。(売り手側の提案の乏しさに大きな問題があると思います。)

 こんなお話はご存知でしょうか?建物が原因で脳血管疾患・心疾患になる人の割合は山梨県は北海道の約2倍だそうです。
極寒の地、北海道の家はフリースにダウンジャケットに厚手の靴下なのです。熱を奪われにくく、何処も彼処も暖かいのです。
山梨とは家づくりの考え方・本質が全く違うのです。


次回は輻射をからませもう少し具体的な話を致します。

【第258回】光熱費の考え方

2013年09月04日 | 住宅
  さて、本日は高熱費について語る上で大切お話を致します。

 熱の移動方法には、伝導・対流・輻射の3つがあることをご存じの方は多いと思います。
(昔、小学校の時良く実験とかやりましたよね・・・)簡単におさらいすると
伝導・・・フライパンを熱すると取ってまで熱くなる現象
対流・・・エアコンからの暖風が天井面に昇っていってしまう現象
輻射・・・太陽からの熱で地表が暖められる現象

この3つの熱が移動する比率はというと、伝導が5%、対流が20%、輻射が75% 
なんと全体の75%が輻射による熱移動なのです。(ご存知でした?)

 冬、エアコンなどでお部屋を暖めたとしても、床・壁・天井面が冷たいので
冷輻射によりエアコンからの暖風の熱が冷えた建物に奪われてしまうのです。
そして、残りの20%の対流現象により暖かい空気が上昇し、足元が寒くなるという
こんな感じです。(特に女性にはこの冷えは大敵ですよね)

 これを踏まえた上で暖房機の選定を行う訳ですが・・・
実は、暖房機だけでどうこうできる問題では無いのです残念ながら。
見落としがちですので、次回じっくりお話させていただきます。

ではまた。

【第257回】補助金や減税などなど...

2013年09月02日 | 住宅
 本日は、書類のとりまとめなどを行っていました。
気がつけば、今は補助金や減税が沢山ある事ある事^^;

 木材エコポイント・太陽光の補助金(国)・太陽光の補助金(市)・HEMS補助金
住宅ローン控除・長期優良住宅による固定資産税・不動産取得税の減免などなど...

 金利はここにきて0.2%程、長期物も下がってきましたし、増税前の絶好のタミングと
くれば、本当に今が良い時期ですよね。

 8年前に建てた私としては、とてもうらやましいです。もりぞうの職人たちも大分
熟成されてきまして、気密の実測値は凄い方でC値:0.2をたたき出します。つまり、隙間の無い
性能の高い住宅をつくりますから、高熱費が本当にお安いのです。

 皆様ビックリされております。本当に凄いんですよ^^

光熱費と言えば、ちょっとご紹介したい事例が御座います。

 続きは次回^^

【第256回】続...大きな落とし穴

2013年09月01日 | 住宅
 前回の続きです。

さて、家づくりにおいて最も大切な部分をお話致します。

 東日本大震災の映像で、地面が割れて動いている映像を見た覚えのある人は
多いと思います。

 この揺れている地盤の上に、家が建っていたならどうなっていた
でしょうか。想像するだけでも恐ろしくなります。建物の強度だけではなく、しっかりと
地盤をを測り、その地盤にあった基礎や建物をつくるのは基本中の基本です。

 地盤の話をしていると、こんなエピソードを思い出します。山梨市でリフォームか建て替えか
で悩まれていたお客さまです。その方は当初、住みながらにして家を新しく出来るという事で某大手
リフォーム会社に見積もりをとったのですが、その金額の高さに度肝を抜かれ、住宅展示場を廻られました。

 そのような中、ご縁を戴きもりそうで決められたのですが、その後の3.11・・・(冒頭の映像のくだり)
地盤の大切さを痛切に感じたとのことでした。

 リフォーム工事では建物の耐震工事は出来ても、地盤まで手を入れることは困難です。(正確に言うと可能ですが
お金が相当掛かります。)このことは意外に皆様ノーマークのようです。ご自分がこれから何十年と住まう家を守る礎です。
例えリフォーム工事においてもどのような地盤かはしっかりと確認しておく必要は充分あると思います。

 この続きは【第16~18回】をご参照ください。