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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第2697回】正しい金利設定

2022年02月04日 | 金融

2016年2月にスタートしたマイナス金利政策

は住宅業界に大きな影響を及ぼしました。


1. 住宅ローン金利は最低金利を更新し続け

 8月にはフラット35が35年固定金利で

 市場最低金利の0.9%をつけた。


2. 長期金利の指標であります、10年国債が

 3月からマイナスになり、その影響で

 固定金利型の住宅ローン金利が初めて変動

 金利型の住宅ローンを下回るという珍現象

 が5月から発生いたしました。


3. 1%を切る住宅ローンを組むと、当初10年間

 は住宅ローン減税で年末借り入れ残高の1%

 が税額控除で戻ってくるため、実質マイナス

 金利で住宅ローンを組むことが可能になった。



このように、マイナス金利政策は住宅購入者

に大きなメリットを生んだだけでなく、既に

建てられた方への借り換え需要喚起による、

家計支出の改善やリフォーム資金も含めた

借り換えによる新たなリフォーム需要を

生み出す効果も表れました。


ただし...そのような逆ザヤ的な貸し付けの

終焉がそろそろ来そうな予感であります。

 

適切な金利設定が今後のセオリーとなって

行くのではないでしょうか。

 


【第2696回】住宅ローン金利の選び方

2022年02月03日 | 金融

さて、前回の続きです。

住宅ローン金利が上がってくると

必ず議論になるのが、変動金利が

良いか、固定金利が良いかです。

誰も将来を見通せる訳ではないので

明確な答えは出せないのですが...

因みに...

2,000万円の1%...

1,000万円の2%...


これ同じ20万円となりますよね。。


金利が上がった際のイメージが

こんな感じです。。

残債が2,000万円の時の金利1%と

残債が1,000万円の時の金利2%...

つまり、金利が上がったとしても

元金が減っていればリスクは少ない

ということなのです。


ですから、当初10年間どれだけ元金を

減らせるか...ということでこの10年を

徹底的に低い金利で返済するというのが


今の時世のセオリーですが、このセオリー

を見直す必要があるかもしれません。

 

続きは次回。


【第2675回】同じ借入額なのに・・・

2021年10月03日 | 金融

家は安い買い物では御座いません。

ほとんどの人が住宅ローンを組んで

長年ローンを返す。当たり前ですが

返す期間が短ければ短いほど、月々

の返済額も多くなる。そして、できれば

65歳定年までには住宅ローンを返して

しまいたい。

 

そう考えると、30歳~35歳までに建てる

ことが良いです。

 

例えば30歳で3,000万円のローンを金利

1パーセント、35年返済で組んだ場合の

毎月の返済額は84,685円ですが、同じ金額

を35歳で30年ローンを組むと毎月の返済額

は96,491円なってしまいます。

 

勿論繰り上げ返済をして返済期間を短く

することも出来ますが、できれば早く建てて

最長の35年でローンを組み、無理のない金額で

返済したいものです。

 

最近では、晩婚の方が増えてきて、家を建てる

年齢も上がってきています。

 

お二人とこれから増える家族の為にも35歳

くらいまでに家づくりは考えましょう。


【第2744回】住宅ローン控除全期間1%控除⁉

2021年01月04日 | 金融
住団連は、控除期間を13年超、控除率を全期間

「年末時点における借入残高の1%」とする

住宅ローン控除を、2021年以降に景気が

回復するまで実施するよう提案しました。

現行の住宅ローン控除の控除期間は、

最大で13年です。もし住団連の提案が実現すると、

所定の条件を満たして住宅を購入した方は、

現在よりも長期間にわたって減税を

受けられることになります。

また控除率が、今回の提案通り全期間1%

になると、借入期間が長い人は控除額が

増える可能性があります。

増税時に実施された特例措置では、

11〜13年目の控除額は

「年末時点における借入残高の1%」と

「建物の取得価格の2%÷3」

のどちらか低い金額でした。

借入期間が長期間である場合、

11〜13年目の控除額は「建物の取得価格の2%÷3」

となる場合がほとんどです。控除期間が

全期間1%になると、11年目以降も借入残高の

1%に相当する減税を受けて、従来よりも多く

の節税効果を得られます。

【第2712回】繰り上げ返済を我慢⁈

2020年12月03日 | 金融
ここで忘れてはいけないのが、

景気対策の為の住宅ローン減税

です。


毎年末に残されている住宅

ローン減税です。


毎年末に残されている住宅ローン

減税の1%が減税されます。

住宅ローンの実行時期や所得等

によっても差がありますが、

10年間で866,000円。

前回の97万円の利息を払っても

87万円の減税が行われるのですから

実質負担分は約10万円。

コロナ渦による経済支援でローン

減税が13年延長の継続が見込まれて

おります。


何を言いたいのかというと、本来

返済を始めてからの10年間は

家計に余裕がある場合は繰り上げ返済

をしていた方もいらっしゃったと

思いますが、今の低金利時代を

考えると、その繰り上げ返済が

当初10年間に焦点を当てると損に

繋がるリスクもあるという事。


当初10年の間は、繰り上げ返済を

我慢することも一つの方法ですね。



【第2711回】早めの繰り上げ返済は良い事⁈

2020年12月02日 | 金融
1,000万円を金利1.1%

元利均等返済で35年の

返済期間で設定すると

返済総額は1,205万円


約200万円分の利子がかかる

のですが、この内の約半分の

96.8万円が当初10年分の金利

負担だという事はあまり知られて

おりません。


ですからこの当初10年の間に

繰り上げ返済をするとメリットが

大きいのですが...


続きは次回。  

【第2277回】改正子供子育て支援法

2019年07月10日 | 金融
持ち家なんて...ましてや注文住宅

なんて...と思われていらっしゃる

若い方が多いですが、マイホーム

の実現のサポートが充実してきて

いるのは事実です。


ただし、この制度は国が基本方針を出し

、実質支援をするのは自治体となります

ので市町村により補助金額は異なります。


また、共働き、シングル世帯、専業主婦

世帯でも大きな差がありそうです。






すべてが無償化になるのではないという事

にご注意ください。



【第2276回】幼児教育・保育無償化

2019年07月09日 | 金融
幼稚教育・保育を10月から無償化

改正子供・子育て支援法が5月に国会

で成立しております。


幼児教育・保育の無償化は、幼児教育

の重要性に加え、子育てや教育の費用

負担軽減を図る少子化対策として実施

されますが、住宅購入予定者の中でも

初めて家を買う20代・30代の一次取得者層

にとってはとてもありがたい制度です。


私立の幼稚園や保育園では全国平均で

4万円/月近い教育費がかかっておりました。

このお金を住宅ローンの支払いに充てると

すると、金利1%、35年返済で借りた場合

約1,400万円の返済額に相当します。


続きは次回

【第1985回】超長期住宅ローン

2018年09月11日 | 金融
住宅ローンの借入期間は一般的には

35年間が最長とされてきました。


ところが、最近地方銀行を中心に

40年~50年という超長期住宅ローン

が目立つようになって参りました。


100歳時代、80歳まで住宅ローンを

組み親子で返済していくシミュレーション。


そんな計画も今後は増えてくるかも

しれません。


続きは次回^^

【第1804回】逆住宅ローン

2018年03月05日 | 金融
昨日は上棟式^ ^

近所のおじさんも参加して

頂きましたが...


「チョット何言ってるか

わかりません」でした^ ^;


監督の「ツボり方」が半端ではなく

大笑いの上棟式^ ^

本当楽しかったです。


👆全員でパシャ


👆設計者とコーディネーターと施主様


さて、本日のお題。

先日は都内で賑わっている

ある金融商品の話題になりました。


それは...

住宅ローンの一種で、自宅を担保に

老後資金を調達する手法。

住宅を取得する際、不足資金を

金融機関から一括して借入れ、

毎月一定額ずつ返済するのが

普通の住宅ローンですが(フォワード・ローン)


その逆があるのです^ ^

逆?? そうです。その名も

リバースモーゲージ!


リバース・モーゲージとはすでに

保有している住宅を担保に毎月

一定額の融資を受けるローンで、

返済はせず借入者の死亡時に

住宅を処分して返済資金に

あてるもの(逆住宅ローン)。


通常、高齢者が持ち家を担保に

年金式に融資を受ける場合に活用されます。

返済なしのローンなので、住宅という

実物資産を資金化する手法として、

高齢社会で不可欠の金融商品といわれており、

毎月、年金式に融資を受けるだけでなく、

必要なときに一時金として融資を

受けることも可能なのです^ ^


金融資産での貯蓄がなくても、

住宅があれば金融資産と同じように

生活資金に活用できるので、

高齢者にとって住宅が財布がわりに。


1100兆円の住宅資産の資金化ないし

住宅の流動化などともいわれ、

1500兆円の金融資産と並び

高齢社会の経済的基盤と考えております。


地方で一度チャレンジしましたが

土地の評価が低く思うようになりません

でしたが、さすがは東京、リバースモーゲージ

商品ラインナップが充実しております。




【第1787回】利上げ

2018年02月14日 | 金融
先進国の金利はこの10年間

低下し続け異次元の

金融緩和政策によりアメリカや

ヨーロッパ各国でも金利が0に

下がり、日本でもマイナス金利と

言う異例の状態になっていました。

しかし2017年1月のトランプ大統領

就任以来アメリカの景気は回復、

中国や先進国でも景気回復が堅調に

推移しています。

日本もリーマンショックや東日本大震災

の大打撃を乗り越え、オリンピック効果

やインバウンドの増加も手伝い、

やっと景気回復を実感できるように

なってきました。

国税庁の民間給与実態統計調査を

見ても長いデフレからインフレへ

潮目が変わってきているとデータなど

で確認する事が出来ます。


これから注意しないといけないのは

金利上昇です。米連邦準備理事会(FRB)

が2018年は年2回から3回の利上げを

予定しており明らかに日本の金利も

上昇傾向を示しています。

住宅ローンのお申し込みは真剣にちょっと

急いだほうがよろしいかと思います。

【第1530回】上手に生かす住宅ローン控除

2017年05月29日 | 金融
1.8億の土地^ ^





60坪です^ ^


地方の10倍はしますが


周辺環境を見るとその価値は


十分に有ります!


そして、若干のためらいだけで


購入しようかどうかを迷う方もおる


という、なんとも


刺激的な仕事が続いており


とっても貴重な経験をさせて


いただいております。



さて、前回の続きです^ ^


繰上げ返済をしても


245万円の利息軽減が


住宅ローン控除と絡むと


なぜ無くなるか?


それは、年末に来る借り入れ残高


の減少に有ります。


神奈川県で年収600万円


扶養控除無しの場合


住宅ローン控除で帰ってくる所得税


と住民税はおおよそ28万円。


つまり、4,000万円程の借り入れで


有れば、住宅ローン控除1年目は


4,000万円✖︎1%=40万円。


40万円ー28万円=12万円は帰ってこない


勿体無いお金になります。


続きは次回^ ^



【第1529回】繰り上げ返済 と 住宅ローン減税の微妙な関係

2017年05月28日 | 金融
久しぶりの金融カテゴリーの

投稿になります。


しっかりと金融も語れます!

なんせ4,000種類と言われる

住宅ローンを熟知し、お客様に

最適な住宅ローンを提供する

住宅ローンアドバイザーですから^^

↑ すみません、言い過ぎました^ ^;


さて、本日のお題は借入額が多いこちら

首都圏の方達にとってはとっても

重要な話。


繰上げ返済は皆様もご存じのところだと

思います ↓



ご覧のとおりに、多くの方が

お選びいただいている

元利均等返済のイメージですが、

お気づきの通りはじめはほとんどが、

利息を払っているのですね^^;


つまり、繰上げ返済のタイミング

が早ければ早いほど

濃いオレンジの利息部分の減額に

繋がるので総返済額が大きく軽減出来ます。


因みに借入額4,000万円 金利0.875% 

返済期間35年

の場合で1年目から年間100万円を

10年間繰上げ返済した場合の

軽減効果は245万円です^^


手元に資金があり、無理な

繰り上げ返済でない方達には

是非お勧めしたいところですが...


その繰上げ返済もある要素と絡む

事によって効果が発揮されないという

パラドックスが生まれる現象が

有ります。


それが、住宅ローン控除です。。


つづきは次回...

【第1508回】周辺状況を整える

2017年05月07日 | 金融
本日も新卒の重杉さん

と王子のショットから^ ^


重杉さんは営業ーコーディネーター

ラインでご活躍志望です^_^


↓ 右の方です^_^




前々回の順番待ち?

地方と比べて首都圏の

一つの土地に対しての

倍率が勿論ですが高いのです。



土地の坪単価が150万円とも

なると40坪で6,000万円!

そこに上物3,000万円となると

そうなんです。億はすぐそこ...


銀行への仮審査が必要な訳です。

返済出来るか?

は勿論ですが今は35年フルで借り入れ

を起こす人がほとんどですから

金融機関では健康状態を気にします。


所謂、団信と言われるそれです。


住宅ローンを組む前は車のローン

は勿論ですが、カードローン残高、

固定資産税の延滞、カードローンの

延滞、そして健康状態など本当に

気をつける必要があります!


審査が年々厳格化しておりますので

注意が必要です。



人気のある土地は横から簡単に

さらわれるので事がスムーズに

運べるよう身の周りの周辺状況

を整えておくことをお勧め致します。


安全で安心な家づくりをする為に...





【第1506回】順番待ち...

2017年05月05日 | 金融
昨日の横浜モデルの来場者は

な、なんと29組^_^


総出でお客様にご迷惑を

おかけする事無く1日を

終えることが出来ました^ ^


展示場イベントともりぞうの

体験型イベントがマッチして

おります。




ですから、こんなテンションになるのも ☝️

頷けます^ ^


さて、イベント中の接客において

思う事は7割の方が土地をお探しと

いう事。


その内の4割の方が自宅の

分譲マンションの売却です^_^


横浜のようなアップダウン

が多いエリアで、坪単価150万円

それでも、人が集まり首都圏の

利便性を求められて土地購入を

されるのですが、開発がそれ程

進んでいないエリアはほぼ順番待ち

の状態。そして皆様その事実を

よくご存知で、少しでも高低差

の少ない土地情報を集めております。


順番待ち?


と思われたかもしれませんが

何を指すのか、次回ご案内致します。