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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第1124回】老舗林業家のもとへ行って参ります。

2016年04月24日 | 勝野木材店
先日はフットサル^^

季節が良いので、体が動きますね!

夏に向けて絞ってまいります。


先日の朝の連続テレビ小説

ととねえちゃん、ご覧になられましたか?

木曽檜の大黒を、青森ヒバに変えようと

した職人をこっぴどく叱るおかみさん

凛々しかったですね!


さて、前回からの続きです。


大量生産・大量消費の時代が終わりを

告げた今の日本では、少ない投資で

出来るだけ多くの幸せを感じられる

暮らし方が求められております。


だからそこそ、家づくりにおいても、

自分の世代だけの使い捨てではなく、

親から子へ、そして孫へと住み継いでいく

家は、時を経るにつれて、家族と共に

成長し、熟成される様に共感を覚える

方が最近多いのかなと感じております。


そんな、住み継ぐ家の素材として

選んだのが、日本最高級の自然素材

である、木曽ひのき。

私たちは木曽の老舗林業家と提携し

、木曽檜にこだわった家づくりを

深めてまいります。

そして、本日はその林業家のもとへ

18名のお客様と共に行ってまいります^^

楽しみです。。

【第976回】五感でフルコースを体験してきました^^

2015年11月19日 | 勝野木材店
先日は勝野材木店へお邪魔いたしました。

平日ということで、工場が稼働しており

密度の濃い、話が聞けました^^

まずは、御嶽山にまつわる基礎知識

を勝野社長よりいただきました^^







木の上下が逆さにならないような

現場風景を今回は見れました。↓↓







そして、材料を加工する加工方法

の説明です。↓↓






見てください、真ん丸で緻密な

年輪の形を...↓↓





先日は丸鋸で加工する現場

見ることが出来ました^^↓↓





加工後の材料を選木し...↓↓





蒸留式乾燥機へ...

湿度と温度を上げ続け...

湿度だけを抜くという独自の工夫です。

背割りなしの材料が出来る現場です。↓↓






乾燥後、さらに丸鋸で仕上げ

1/100の精度の材料(100本積んでも1ミリの誤差)

に仕上げます。集成材より精度が良いのでは??

5~6本の木の表面を手で大きく撫でて

見ましたが、1枚の板ですね!↓↓






そして、この材料は1本1本

木の強さと水分量を計測しております。↓↓



↑↑

木曽ひのきの国有林、年間伐採量

が20万本....ここまでの作業工程を終える頃には

3万本になります。

無垢の材料を世に送り出すためにはここまで

する必要があると勝野社長。。

にしても、僅か15%の材料になるまでには

数多くのドラマがありますね!


この銘木の丸いものを四角くしたときに出る

材料をこのように羽目板にいたします。↓↓






これは...

このような天井材に使います^^↓↓




↑ 10年も経つと、羽目板もこのように

きれいな、飴色になります^^




もりぞうファンなら、よだれが出るこの

フルコースを生で見られたのが幸せです^^


勝野社長、お忙しいところ

ありがとうございました。



山梨支店では今月22日にも、ツアー開催を

行います。


本物を知る良い機会です、一度如何ですか??








【第879回】赤沢自然休養林

2015年08月13日 | 勝野木材店
先日の話の中で、人間の本来持っている

力を最大限発揮させるには、もしかすると

...


と、思われた方結構多くいらっしゃるかも

しれませんね^^


自然素材から受ける恩恵は計り知れなく

取り分け、森林浴は心身ともにリラックス

を与えてくれる代名詞です。


赤沢自然休養林。。


檜ツアーに組み込むことも考えて

良いかなと思ってまいりました。


本物をDNAレベルで体感する!

如何でしょうか?



【第861回】行ってらっしゃい^^

2015年07月26日 | 勝野木材店
先日は土曜日恒例のフットサル^^

廻りの助けもあり、4得点^^

気持ちの良いものです。


そして、本日は待ちに待った

木曽ヒノキツアーで御座います。

気が付けば4か月連続での開催^^

本当にありがたい事です。


話は変わりますが、

我が社では、事ある事にアンケート

をお客様に出させていただいております^^


その中で『もりぞうに決められた

きっかけは?』という質問には...


かなりの確率で、ひのきツアー

挙げられます。


私共の唯一の宣伝広告^^

本日は、是非ご堪能下さい。

では・・

行ってらっしゃい^^


【第828回】またまた盛り上がりましたよ^^

2015年06月22日 | 勝野木材店
先日は勝野ツアー^^

”良い気”を沢山頂きすぎて

ご参加頂いた皆さまが全員もりぞうで

建築する夢を見てしまいました^^;

正夢??


さて、そのツアーですが、檜薫る

素敵な場所で行っております^^








勝野さんから頂く良材は上澄み限定3万本

特選一等級のプレミアム材です^^







11都県下で年間、250棟で打ち切り!

この意味が良く良くご理解いただけるツアーと

なっております。

ご関心のある方はどうぞご参加ください^^








【第743回】文化の醸造

2015年03月23日 | 勝野木材店
先日は晴天の中、行ってまいりました。

勝野木材店。。

今月は勝野社長に3度お会いする事が出来

大変ラッキーな月でした。

では、その様子を少しだけお見せします。

朝8:00~に昭和住宅公園を出発し、

11:00に旧中山道沿いの宿場町、妻籠宿

に到着。 ↓↓



少し早目の昼食をとり。↓↓



その後は宿場町を散策^^↓↓





12:30に妻籠宿を出発。いざ勝野社長の待つ

もりぞう源泉の場所へ^^

今回は総勢27名という大所帯でお伺い

したため、満席でした^^↓↓





社長の熱さに触れていただき、勝野さん

ともりぞうの価値共有を確認されたようでした。

4月も19日を予定しております、既に5組程

参加希望が来ておりますので、開催は間違い

無さそうです^^

もりぞうの文化を醸造して下さい。。


【第740回】お陰さまでまたまた満員御礼^^

2015年03月19日 | 勝野木材店
お陰さまをもちまして、日本三大美林木曽ひのき

体験ツアーが定員に達したため、先日〆切を

させていただきました。


ここのところ、募集をかけさせて頂くと、瞬く間

に満員になります^^

本当にありがたい限りです。


一つの席の空きも御座いませんので、かなり一体感

がでそうです^^

久しぶりの自己紹介パターンで盛り上がっても

良いかもしれませんね!

今回はご着工中のお客様が2組・ご着工前のお客様が

2組・只今もりぞう検討中のお客様が5組という

感じです。


互いの情報交換を通して、もりぞうを深く深く

知ってもらい、さらにファンになっていただければと

思ってしまいます。

我が社みたいな独自の文化を醸造している会社

お客様がお客様をどんどん育ててくれます!

扱っている素材や考え方をしっかりと

根付かせてくれるのですね!


↑↑本当にありがたいです。。


私も今回は同席させていただきます。

楽しく、そして為になるツアーとなるよう

微力ながらお手伝いをしていきたいと思います

ので皆さま宜しくお願い致します。

22日楽しみにしていてくださいね^^













【第731回】またまた行ってまいりました、勝野木材店^^

2015年03月08日 | 勝野木材店
 本日は、インテリアの記事は一旦お休み^^

昨日、行ってまいりました、勝野材木店への

大黒選びの旅の模様です^^


先ずは、



こんなに選ぶのが大変な時期は無いという

位のラッキーなタイミングに出くわしたお客様^^

数十本の中から選ぶのは至難の業ですが



フィーリングで数本にまで絞り...



最高の大黒とい出会える事が出来ました^^



大黒の予約をして...



勝野社長のお墨付きまで

頂いて参りました。


お客様が最高の笑顔で選んでいる姿を見て

私もなんだかとても幸せな気持ちになりました^^

これから、平屋の素晴らしい建物が建ちますが

大きな吹き抜けに合う、大胆な大黒になる事

間違いなしです。


仕上がりましたら、私も抱きつかせて戴きます^^











【第725回】行ってまいりました、勝野木材店^^

2015年03月01日 | 勝野木材店
先日は勝野木材店にお客様と一緒に行って

参りました^^

お天気にも恵まれ最高のお出かけ日和と

なりました。


このように、いつもは雨の妻籠宿も晴天です^^




午後より、じきじきに勝野社長のお言葉を

いただけてとっても幸せでした!

   ↓↓↓




先日は土曜日でいつもは止まっている機械達

もフル稼働^^

滅多に見れない、丸のこ加工の現場

   ↓↓↓



4月着工予定の山梨便の木材の出荷の様子。

   ↓↓↓





2月25日に入ったばかりの丸太の大黒達^^

   ↓↓↓




天然木曽ヒノキの大黒柱の様子など

   ↓↓↓



フルコースで見学出来ました。


我が社のルーツは勝野木材店から出荷される

木曽ひのきだな~と改めて感じた
日となりました^^

たくさんのパワーを頂きました。

社長を初め、スタッフの皆様には心より感謝

致します。

『ありがとうございました^^』








【第647回】やっぱり、イイネ!!

2014年11月10日 | 勝野木材店
先日は木曽ひのき体験ツアーにご一緒させて

頂きました。

お客様は、今回とても個性的で、樹木医の方に

FP(ファイナンシャルプランナー)を取得され

ているお客様、オーナー様に建築前のお客様

そしてメーカー選定を迷われているお客様です^^


それぞれのお客様がそれぞれのお立場、専門分野で感じた

勝野社長の言葉を租借し、私達に伝えていただきましたが

皆様仰る事が、『このような材木店があるのか!?』

という驚きの声と、住み継ぐをテーマにしている

我が社の、マストアイテム
を心底承服してくれる声

でした。


それぞれのお客様が感じた事を、職場で無尽で

自然発生的に広がる事を、確信できた1日でした^^

そして、木曽ひのきパワーをもらいましたので

今年残りの、1カ月半全開で行きます^^


【第637回】お陰さまで、満員御礼^^

2014年10月31日 | 勝野木材店
11/9日に予定しております。木曽ひのき体験ツアー

なんと...バスが満員御礼です^^

最近はお客様の関心が高くなったせいか、

実際に見て触れて、感じたいというお客様

が多く、お陰さまで盛況で御座います。

旅程は妻籠宿⇒勝野木材という予定です、

旧中山道沿いの築百年以上の木曽ひのきで

出来た街並みは風情満点です。







その中で昼食をとる訳ですが、昼食の場所も

是非、楽しみにしていてください。

名門、藤乙。おそばがとても美味しく

予約がなかなかとれません^^;




お庭にも癒されます^^





食後は、散策となります^^




このようなお店が連なっており、見入ってしまいます。

(↑↑お店の人からはいつも白い目で見られてしまいますが...^^;)

そして、女性に嬉しい、スイーツタイム^^

何店かあるお店はどれも、そそられます^^

因みにこんな感じです↓↓





そして、ゆっくりくつろいだ後は、木曽ひのきに

癒されに行きましょう^^


楽しみにしております。


【第622回】ブランド化

2014年10月16日 | 勝野木材店
 ハーゲンダッツはデパートや高級スーパーだけに製品を卸し、

まず東京・青山に直営店を1つだけ出して、その口コミでファン

を拡大していくという独特な戦略で人気を浸透させていきました。

従来のアイスクリームとは一線を画し、高級路線を貫いていますが、

その風味とイメージを支えているのが浜中町から供給される牛乳なのです。



 タカナシ人気の上昇とともに北海道工場の生産量も増大し、

現在は浜中町内だけでなく近隣の牧場からも牛乳を集めています。

大手乳業メーカーの工場では巨大タンクが目につきますが、

浜中の工場はそれと比べればずいぶん小ぶりなタンクがいくつも並んでいます。

農家から集めれた牛乳は品質によって別々のタンクに入れられ、

生乳向け、ハーゲンダッツなどの加工向け、バター、脱脂粉乳などの

加工向けと細かく分けているそうです。

時代に取り残されそうになった小型の設備が大いに役だっているわけです。

浜中町農協では酪農技術センターのほかにも先進の取り組みを次々に行ってきました。

その1つが新規就農をめざす人々のための研修牧場です。

この設立のために農協は道庁に掛け合いましたが、

補助金のメニューにないこともあって、まったく相手にされません。

そこで浜中町と農協が費用を折半して設置することになりました。

 ところが道庁は畜舎建設のための農地の転用も認めないと言い出したのです。

町の農業委員会が妥当だと意見書をつけて申請したにもかかわらずです。

どうも道庁はいち農協が就農者育成にまで手を出すのがおもしろくなかったようです。

そこで農協では裁判になっても仕方がないと覚悟を決め見切り発車で

地鎮祭を行おうとしました。

許可するという電話が来たのは地鎮祭が始まる2分前だったそうです。

 ホクレンとのあつれきも生まれています。タカナシ乳業の牛乳には

浜中町産とはっきりうたわれているものがあります。

ところが北海道ではこれまで牛乳の産地を前面に押し出すことは

一部の乳業メーカーを除いてありませんでした。一元集荷するホクレンが一

地域だけの突出を認めなかったのです。浜中農協はもちろんホクレンの傘下にあります。

 そのほかコンビニのセイコーマートを開店させたり、酪農に使われる薬品を

直輸入したりと、この農協のユニークな試みが続いています。

どれも一応はホクレンに相談し、不可能ということで独自の取り組みとなったものです。

こうしたユニークで先進的な浜中町農協の活動が私たちにあまり伝わってこない

理由の1つには道内で浜中産牛乳が手に入らないことがあると思います。

また道庁やホクレンなど北海道の中枢組織とのあつれきをおそれずに突き進むその姿が、

けっこう煙たい存在であり、スポンサーがらみでマスコミも取り上げにくい

事、そうした結果、”名前を余り知られない事の強みを逆にブランド化”出来た

一つの要因ではないかと思います。


【第621回】高いものには必ず理由がある。

2014年10月15日 | 勝野木材店
 この牛乳は現在も販売されており飲料というより

料理に使われることが多いといいます。

乳脂肪分は無塩バターを使えば補えますが、

牛乳の風味までは補えません。

そしてその風味は健康な餌、健康な牛、

そして徹底した衛生管理から生まれます。

加熱処理の仕方など風味を損なわない

加工が可能になるからです。

反対に質の悪い牛乳はしっかり処理しなければならず、

風味が損なわれます。

マスコミに登場する有名シェフには浜中産牛乳

のファンが大勢いて、よく訪ねてくるそうです。


この製品によってタカナシは躍進します。

どこもまねができない看板商品を得たこと

で営業がしやすくなり、ほかの製品も売れ出したのです。
 


 タカナシの社長が訪れて乳牛1頭1等のデータを

目にしたのが酪農技術センターでした。

このセンターの起源は1973年(昭和43年)にさかのぼります。

きっかけはアメリカなどで研修してきた若者たちの声。

研修先には牧草畑の土壌分析から始まる徹底した

科学的な酪農がありました。

 浜中町は寒流が流れる太平洋に面しており、

夏には海霧が入り込んで気温が上がらず、

植物の生育にはあまり適していません。

そのためほかの農業が根付かず、

酪農1本になったのですが、牧草にとっても

厳しい環境であることは同じです。

この環境が夏場でも、乳脂肪4.0という

桁違いの数字をたたき出す原動力になります。

(年間を通じて、4.0を出すという地域は

浜中しかないといわれております)

土壌の管理で生産性を上げようという試みは、

この気象条件だからこそ必要だったのかもしれません。



タカナシ乳業が浜中町に進出して4年目の1984年、

ハーゲンダッツジャパンが設立されます。ハーゲンダッツは

1961年にニューヨークで誕生したアイスクリームの会社で、

日本ではハーゲンダッツ本社とサントリー、そしてタカナシ乳業

が出資してハーゲンダッツジャパンが設立されました。

 現在ハーゲンダッツのアイスクリームはアメリカ、フランス、

そして日本の3カ国だけで製造され、世界に供給されています。

その品質管理は徹底しており、日本に来た製造技術者も牛乳の質

を最も重視していました。

岩手県などにもタカナシ乳業は工場を持っていますが、

技術者は迷うことなく浜中を選んだのです。

それも酪農技術センターで蓄積された技術やデータがあったためでした。

冒頭で紹介した「品質へのこだわり」の中の「私たちの努力は土壌作りから始まります。

高品質なミルクは、乳牛一頭一頭の健康管理はもちろん、

主食となる牧草の成分分析、さらには乳牛にとって理想的な牧草が育つために土壌の

ph値までも厳しく管理することで生まれています」といった説明は、

じつは浜中町の酪農そのものを指しているのです。


【第620回】浜中牧場と勝野材木店

2014年10月14日 | 勝野木材店
ハーゲンダッツもカルピスも原料となった牛乳の品質を

ことのほか重要視しています。

牛乳なんてどこのものでもあまり変わらない

のではないか、本州方面の牛乳は水っぽいという印象が

あるけれども、道内に限ってはそれほど変わらないのではないか、

といったご意見がほとんどではないでしょうか?


また北海道では「倉島牛乳」「まちむら牛乳」「函館牛乳」

といったブランドはあるけれども、浜中町の牛乳なんて

見たことも飲んだことも無い方が大半をしめるとの事です。

じつは浜中町の牛乳は北海道では流通していないのです。
 


浜中町の町役場は霧多布にありますが、そこは漁業の港町です。

もう1つの産業は酪農で、農家は町の全域に散らばっています。

そしてその中心が農協のある茶内地区です。

1981年(昭和56年)、茶内にあった雪印乳業の工場が

閉鎖されました。別海町の大型工場に加工を集約するためでした。

しかし地元では工場をなくしたくない。そんな声に応えて翌年

進出してきたのが横浜市に本社があるタカナシ(高梨)乳業でした。


当時同社は乳業メーカーでは国内で80番台の規模だったといいます。

しかしこの浜中進出から業績をぐんぐん延ばし、明治、森永など

大手に続く準大手に成長していくのです。

 タカナシ乳業はもともと牧場経営から始まったローカル企業です。

生い立ちが牛飼いということで乳牛を見る目には確かなものがありました。

当時の社長が浜中を訪れて真っ先に向かうのは工場ではなく

牛舎だったと伝えられています。


その社長が、農協が設置した酪農技術センターを訪れて

牛1頭1等のデータを見ていました。そして気づいたのが、

たまに現れる乳脂肪分4%以上の牛です。


「3・4牛乳」が濃くておいしいといった時代でした。

社長はひらめきます

これらの乳牛から集めた牛乳を売り出したらどうだろうか。


しかし言うのはたやすいですが、実現となれば難しい。

酪農家ではバルククーラーという冷蔵タンクにその家の牛全部の乳を保管し、

それを農協のタンクローリーが巡回して集めています。

4%以上の牛乳を集めるには農家が冷蔵タンクをもう1つ追加し、

集荷するタンクローリーも別に必要です。

それでもせっかく地元の工場を引き受けてくれたタカナシ乳業です。

 
農協では要望に応えることにしました。

地理的に便利な3戸の農家を選び出し、その農家を説得して

乳脂肪分4%以上の牛だけからの牛乳を別に保管してもらい、

工場に運んだのです。

 これは成分無調整の牛乳としてパック詰めされ、

釧路空港から空輸され、小売価格が1リットル350円という

超高級牛乳として売り出されました。

これが高い評価を得たのです。


続きは次回

【第619回】ハーゲンダッツのアイスが高い訳

2014年10月13日 | 勝野木材店
先日、社内で盛り上がった話です。

世の中には、なぜこれほど高いの

だろうと思わせるモノが沢山あります。

勿論、それには沢山理由がある訳ですが・・・



今回のお題のハーゲンダッツも良い例です。

こちらの会社を調べると、ある牧場に

行き当たります。そして調べれば調べる程

もりぞうと勝野材木店の関係に似ているのです^^


では、簡単にご紹介します。


霧多布湿原などで知られる北海道の東に位置する浜中町。

道内ではほとんど知られていませんが、

じつはこの町の牛乳が首都圏などで高い評価を受けてます。

飲料はもちろんのこと、アイスクリームのハーゲンダッツや

特製カルピスの原料としても使われ、一般の乳製品より

1ランク上の品質がウリになっています。

どこがちがうのでしょうか。


ハーゲンダッツといえば、濃厚な味で価格はふつうの

アイスクリームよりかなり高く、しかもスーパーの特売でも

「ただしハーゲンダッツは除く」と値引きしているのを

見たことがない『お高くとまった』アイスクリーム

という印象があります。


アメリカが発祥の地で日本にはハーゲンダッツジャパン

という会社を置いています。 

 その会社のホームページの「品質へのこだわり」

という画面には「良質なミルクを得るための土壌管理」

という見出しでこんな説明がありました。

「素材のおいしさをそのまま生かした

ハーゲンダッツアイスクリームの生命ともいえる、

主原料のミルク。高品質なミルクを得るために、

私たちの努力は土壌作りから始まります。

高品質なミルクは、乳牛1頭1頭の健康管理はもちろん、

主食となる牧草の成分分析、さらには乳牛にとって

理想的な牧草が育つために土壌のph値までも

厳しく管理することで生まれています」


続きは次回^^