春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

三日間は防いだ原発建設阻止活動

2009年09月13日 16時41分56秒 | 原発・エネルギー問題

上関原発建設計画:「島民の気持ち無視」 続く阻止行動、抗議集会も /山口
 ◇中電は作業できず
 上関町長島での原発建設計画を巡り、埋め立て工事の着手を目指す中国電力と同町祝島の漁民らとのにらみ合いは12日も約8時間続いた末、中電が作業を断念した。県内の反原発グループらが灯浮標(ブイ)が置いてある平生町田名埠頭(ふとう)に集まり、抗議集会を開いて島民の阻止行動を支援した。

 この日も早朝から祝島の漁船約20隻が埠頭近くで岸壁への進路をふさぎ、中電の再三の移動要請を無視。しかし、「(原発建設で)海が壊れるということは絶対と言っていいほどありません」との中電の呼びかけに、漁民らは猛反発。漁船を中電の船に近づけ「放射能で汚染されることは分かり切っている」などと叫んだ。

 中電は13日の作業を休み、14日から再開予定。漁民側は「やれるだけのことをやる」と話している。

 田名埠頭の陸上では上関原発に反対する「原水爆禁止山口県民会議」など3団体が海面埋め立てへの緊急抗議集会を開き、祝島の漁民や支援者ら約250人(主催者発表)が参加した。

 集会を呼びかけた「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の山戸貞夫代表は中電を「安全で平和に暮らしたい島民の気持ちを分かっていないし、分かろうともしない」と改めて批判。同会議の岡本博之議長は「祝島のみなさんが『絶対にいやだ』と言い続けている限り、原発が建ったらおかしい」と強調、多くの支援を求めた。

 同会議によると、上関原発建設計画の中止を求める署名活動は今月初め、県内で目標とする10万人を超えたという。同会議などは10月2日、全国で集まった署名と共に経済産業省へ提出する予定。【近藤聡司、内田久光】


中国電力と祝島の漁民とのにらみ合いは、12日で3日間となった。
祝島の漁民にとっては、3日間といっても、大変な犠牲的出動であったと思われる。

中国電力は十三日は休み、14日には又工事を再開すると言うことである。
中国電力の担当者は、工事開始が出来てもできなくても、月給に影響が出る訳ではないし、
この衝突が少々長引いても生活に困る心配は全然無い。
中国電力は、親方日の丸だから、財源に不足は無いだろうし。

一方漁民の方は、仕事を休んで反対活動をしていたら、その間は無収入となってしまうのだから大変である。
電力会社側は、漁民がいくら反対しても、そのうち息切れするだろうから、
その時を気長く待って、おもむろに工事すれば良いと見ているのではないだろうか。

山口県内の原発建設反対の署名が、10万人を超えたので、10月2日に経済産業省に提出の予定だそうであるが、現地の漁業者にとっては10月2日までの、
20日あまりの日数を持ちこたえるのは、並大抵の事ではないのではなかろうかと、気の毒でならない。

民主党政権は原発の事についてどうする積りであるか、意見を言っているのを聞いた記憶が無いが、
何も言っていないとしたら、現状維持のつもりと言うことなのだろうか?

瀬戸内海の出入り口ともいえる、山口県上関町に原発を造って、
もし発電による事故か、地震による原発施設の破壊による放射能漏れか、
隣接する岩国基地を狙った、某国のミサイルが過ってか、狙われてかは別として、
原発私設に命中して、爆発したらどれ程の被害になるか、考えたら、
少なくともこんなところに原発を造るなど、考える事もできないはずである。

北朝鮮が核兵器を持ったと言ってあれほど大騒ぎしているのは、国内のどこかが核爆弾に犯されることを心配しているからなのではないのだろうか?
北朝鮮が核兵器を持っていなかったとしても、通常のミサイルであっても、
原発を狙い撃ちされたら同じことになるのではないだろうか?
北朝鮮の核兵器にそれほどまでに危機感を募らせるのであれば、
どうして国内の原発施設をそのままにして平気でいられるのだろう?

聞くところによると北朝鮮は経済的に余裕の無い国と聞く。
そんな国が虎の子の核兵器を、おいそれと使うはずは無いのではなかろうか。
北朝鮮にとっての虎の子の核兵器は温存して、
日本に55基も有ると言う原子力発電所を狙った方が余程安上がりと、
気楽に原発を狙われることは心配ではないのだろうか?
その場合岩国基地の近くにある上関に原発が出来ていたら、
上関は一番に狙われるのではないだろうか?

もし戦争相手があるとしたら、上関は最も日本に打撃を与える位置の一つであろうかと思われる。

祝島の漁民の為にも、瀬戸内海沿岸の漁民のためにも、そして近畿一円の海産物消費者の為にも、
上関に原発を新設するなど、断じて許さないと、民主党政権には待ったをかけてほしいものである。