春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

重陽の節句

2009年09月09日 11時39分18秒 | 思想信条
9月9日今日は重陽の節句である。
杜甫が晩年、重陽節に詠んだ「登高」という詩が、京都新聞に紹介されていた。
 無辺の落木は 蕭蕭として下ち
 不尽の長江は滾滾として来る
 万里 悲秋 常に客と作り
 百年 多病 独り台に登る
「杜甫晩年の名作の『登高』は、草木の凋落する秋と、自らの衰残を重ね合わせて悲壮感がにじむ」と京都新聞にあった。
長寿を得るのは芽出度いけれど、独り残るのは寂しい。
実りの秋は賑わう季節ではあるけれど、冬のすぐ手前でもある。

日本でも重陽の節句は奈良時代この方、広く行われていたが、
九という数は陽のうちでも最高の陽数なので、近年日本では重陽節はあまり祝わないのだそうである。
「陰極まれば陽となる、陽極まれば陰となる」という事で、陽の極まった9月9日は、逆に祝いたくない日となったのだろう。

自公政権はは3分の2議席を得て、陽の極みとなったが、
その勝ちにおごり高ぶって、国民無視の政治を続けてきた為に、
国民から見放されてしまったのが、今回の転落の主な原因であるかと思う。

昔から勝って兜の緒を締めよと言う諺が有るが、
民主党は自民党の轍を踏むことなく、
政治の軌道をまともなものにすると言う初志を忘れず、
精一杯頑張って国民の期待に答えてほしいものである。

ところで、杜甫の病気はインフルエンザではなかったかもしれないけれど、
アメリカのインフルエンザのニュースが有った。

「新型」感染でもタミフル原則不要、米が指針
2009年9月9日(水)11:10
 【ワシントン=山田哲朗】米疾病対策センター(CDC)は8日、新型インフルエンザに感染しても、健康な人はタミフルやリレンザなど抗ウイルス薬による治療は原則として必要ないとする投薬指針を発表した。

 抗ウイルス薬の供給には限りがあるほか、過剰投与で耐性ウイルスが出現する恐れが高まるため。CDCのアン・シュケット博士は同日の記者会見で「子供でも大人でも大多数は抗ウイルス薬は必要なく、自宅で休養することで治る」と述べた。

 ただし、持病がある人や、健康な人でも重症化した場合には、ウイルス検査の結果を待たず抗ウイルス薬を投与することが必要としている。世界保健機関(WHO)も、抗ウイルス薬の投与は持病がある人など高リスク集団か、新型インフルエンザで症状が悪化しつつある人に絞るべきだと勧告している。これに対し日本では、健康な人でも感染した場合、抗ウイルス薬を投与する医療機関が多い


タミフルの本家本元のアメリカで、
「新型インフルエンザの大多数は抗ウイルス薬の必要はなく自宅で静養することで治る。」と専門の博士に言わせている。
近年アメリカでも日本でも、マスコミが気に入らなかったら、どんな偉い博士の言葉でも、無視して一切報道しない習慣になっていると思われる。
それが今回は(抗ウイルス薬を使い過ぎるなと)報道している。
此れはアメリカ政府とマスコミが薬屋の利益優先の姿勢を改めて、まともな指導をするようになったと言うことだろうか?
それともワクチン作りが忙しくて
タミフル作りが追いつかず、足りなくなったと言うことだろうか?
これからは日本でも、タミフルは必要ないと言う指導に改められるのだろうか?

元々弱毒性と言われているのだから、あまり怖がることはなかったはずなのである。
それなのに日本ではタミフルがどうのこうのとの報道が、やたらと姦しかった。
勿論腎臓とか心臓、肺その他色々の持病のある人は、用心しなければならないとは思うけれど、
特に持病の無い人だったら、無暗に薬に頼らず、
アメリカの専門家の言われるように、
自宅で休養して治すのが一番と言う意見に私も同感である。