ジョニーのメモリアルナイト

センチなジョニーの独り言

海を見ていたジョニー

2005-03-19 11:29:36 | 本と作家
ジョニーという名前から「海を見ていたジョニー」を思い出すと
晩年ロックさんの言葉から、ボクも五木寛之の小説を久しぶりに
思い出した。

タイトルがあか抜けていたし、格好良い生き方にあこがれていた
年頃だったので、この小説だけでなく五木寛之の小説は沢山
読んだ。

タイトルと一緒に表示されてた英語が「FAREWELL MY JHO
NNY」だったかな?「FAREWELL」という単語もこの小説で覚えた。

ラストシーンで主人公が海へ向かって、タバコを指ではじいて
捨てるシーンがあって、その仕草が気に入ってよくマネをした。

この小説のストーリーはどうだったか忘れてしまったが、この
時期の五木寛之のエンディングはハッピーエンドが少なく、
その点で不満があったけれど、ハッピーエンドでなくて、人生は
問題意識を抱えて生きていくことが大事といいたかったかもしれ
ない。

そういうものが好まれた時代だったと思う。