浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

2006年 海外MMA総括

2006-12-31 | 雑談
さて、今年もあと数日を残すだけになりました。思えば今年は格闘技界でも色々な出来事があった年でしたね。
PRIDEはフジテレビとの契約解除による消滅の危機や桜庭の電撃移籍、アメリカ格闘技マーケットの巨大化、K-1ではアーツの奇跡の本戦出場での盛り上がり、キック界では小林聡の突然の引退やS-cupでの緒形の優勝等等。
という訳で今年最後の締めくくりに海外MMAの出来事や個人的に気になったことを思い出しながらまとめたいと思います。日本時間の大晦日にUFCもありますがその時には家にいないので。ちなみに僕は自称海外MMAオタですがUFCオタというわけではありません。どちらかと言えばPRIDEが好きなほうですがPオタでもないですし、Kオタでもありません(昔はKオタだったような気もするけどw)。総合だけでなくキックボクシングやグラップリングの試合も勿論好きです。簡単に言えば中立で「全ての格闘技を楽しもうぜ!」って感じです。まぁ、前置きはこのぐらいにして本題に入りましょうか。


<UFC、脅威の巨大化>
今年最も勢いがあった団体はPRIDE?K-1?いやいや、それはアメリカ最高峰の格闘技団体UFCです。昨年から始まったTUFの効果によりファンが増加。それによりPPVの売上も急上昇し凄まじい収入を得ることに成功。さらにはWFAやWECまでも買収。そしてUFC代表ダナ・ホワイトの「私は世界中のベストファイターを獲得する」このコメントに今のUFCの勢いを物語ってるんでしょうね。TUFの視聴率は最近下がってきているとのことですがこの勢いはしばらくは衰えることはないと思います。今後もUFCの動向に目が離せません。


<鉄人クートゥア引退、そしてリデルの絶対王政へ>
様々なファイターからリスペクトされてきたクートゥアがラバーマッチ、そしてリデルに奪われたベルトを奪還するべく最終章へ。しかし試合は明らかに衰えを見せるクートゥアにリデルが引導を渡すかのようにKO決着。試合後にクートゥアは引退を宣言。その鉄人を引退に追い込んだリデルは怪我でしばらく試合から遠ざかるもUFCを含めて10連勝中のババルを返り討ち。ティト戦が控えていますが正直言って今のリデルに勝てるとは思えません。UFC内では相手がいなくなってる状態ですがWFAを買収することで以前敗れたジャクソンのUFC参戦が決定。以前インタビューで「ジャクソンにリベンジ」したいと語っていたのでジャクソンとの試合が組まれれば盛り上がることは間違いなしでしょう。


<ジェンス・パルヴァー久しぶりの母国での試合・・・>
PRIDEとの契約を終えてUFCに凱旋したパルヴァー。復帰初戦の相手のローゾンは元々65kg以下で試合してた選手だったので誰もが難なく勝つと予想していました。勿論パルヴァーファンである自分も。しかしタックル切りの上手いはずのパルヴァーがいきなりテイクダウンを許し、スタンドに戻るも膝蹴りからフックでKO負け・・・・。この結果には「・・・・・え?」という感じでした。そのパルヴァーはTUF5でのコーチを務めることになり、ファイナルでの同じくコーチ役であるBJペンと戦うことが決定。この試合の予想ですが、はっきり言って「パルヴァー不利」というのが率直な気持ち。勿論ファンとしてはパルヴァー勝利を祈りたいのですが・・・・。頑張ってほしいです!


<シルビア王座奪還、その代償は・・・>
昨年UFC51でアルロフスキーのアキレス腱固めでまさかのタップアウトでヘビー級王座を取り戻すことに失敗。その後IFC、UFC54、UFNでの3連勝を経て今年のUFC59でアルロフスキーとの再戦が決定。下馬評ではアルロフ優位、試合では前回の対戦同様にアルロフのクロスカウンターでシルビアがダウン。しかしこのピンチを脱出したシルビアがスタンドで右アッパーをヒットさせ追撃のパウンドでシルビアが逆転勝利でベルトの奪還に成功。すぐさま組まれたラバーマッチ、これまでの2試合と同じようにKO決着必死との雰囲気でしたが、試合は思いのほか両者前に出れない退屈な試合になり観客はブーイングの嵐。結局判定でシルビアが防衛に成功するもこれまた会場が大ブーイングが起こりました。続くモンソン戦でも意外なグラウンドでの動きを見せ勝利するも試合はまたも塩展開。技術が上がった分、塩分まで濃くなってしまいUFC王者で最も人気のない選手となってしまったシルビア。是非とも以前ような豪快KO連発する姿を見てみたいものです。


<強豪柔術家、大挙して総合進出へ>
今年はアブダビがないこともあってか柔術界での実力者が総合への進出を多く果たしました。幾つか名前を挙げると、
レオ・サントス・
ホナウド・ジャカレイ
ビビアーノ・フェルナンデス
ファビオ・ネガォン
フェルナンド・マルガリーダ・ポンテス
エドゥアルド・テレス
マーシオ・コウレタ
ジャマール・パターソン
ダニエル・モラエス
ダミアン・マイア
ジャカレイやビビアーノのように数年前から総合を経験している選手もいれば、マルガリーダやテレスらのように今年になって初めて総合を経験した選手など様々。しかも殆どの選手がデビュー戦で勝利を飾るなど、やはり総合においての柔術の重要性は感じられます。来年はまたアブダビが開催されるので柔術家の総合参戦は少しの間おとなしくなると思いますが新たな柔術家の総合参戦に期待したいです。


<ホジャー・グレイシーとうとう総合へ>
その数多い柔術家の中で長らくの間総合デビューが待ち焦がれていた新世代グレイシーの若頭ホジャーがとうとう総合デビューを果たしました。そのデビュー戦の相手は水男ことロン・ウォーターマン。この試合に関しては水男がホジャーの寝技を警戒してスタンドで攻めていくと思ってました。ホジャーも試合後の雑誌のインタビューで「相手はスタンドで攻めてくるかと思ってた」と語っていたので水男がいつもの様にタックルを狙ってくるとは予想外でした。試合はいかにも古典的な柔術家vsレスラーという感じで、ホジャーが下から綺麗な腕十字を極めて勝利。はっきり言ってホジャーの打撃がまったく見れなかったので総合格闘家としての評価がまだつけずづらいというのが正直な感想。本人によると来年はアブダビやムンジアルがあるので2戦目は夏以降になるそうです。


<フランク・シャムロック復活!兄のケンは引退へ>
03年以降1試合も総合の試合を行っていなかったフランクが今年の3月に新たに生まれた新興行Strike Forceで非公式ながら総合14戦全勝のシーザー・グレイシー相手に3年振りの復活を果たしました。そのある意味未知のグレイシー相手にフランクはカウンターのフック1発でKO勝ち。その後バローニ戦がアナウンスされるも結局消滅。来年はヘンゾ・グレイシーとの古風マッチ、そしてバローニ戦が再び組まれることが決定してます。
そのフランクの兄であるケン・シャムロックは今年の夏に以前ボッコボコにされた筈のティトと何故か再戦。しかもこの試合でストップが早いということでケンが猛抗議(どう見ても意識飛んでるんだが・・・)。それに対してティトがあっさり再々戦を受諾したために3ヵ月後にまたも対戦。その試合でも前回と同じように上からボコボコにされ完膚なきまでの敗戦。そして試合後、UFC第1回大会から参戦していた「The World's Most Dangerous Man」ケン・シャムロックは引退を宣言しました。


<新団体続々誕生、その後・・・>
今年になって長い間休止していたWFAがドン・キングの手によって復活!PRIDEからFAしたランペイジ、UFCから干されたリンドランド、ルッテン復活、その他にLYOTO、リコ、ウォーターマンなどなかなかの面子を揃えて開催したものの集客、PPV共にボロボロで第2回大会を直前に延期、しかも数名の選手を含めて団体ごと買収される始末。短命でした・・・・。
そしてもう一つの注目団体がIFL。この団体は通常の興行と違いチームごとに分かれてリーグ戦や地域別対抗戦を行うなど異彩を放つ団体です。しかしリーグ戦のために負けた選手が次の大会に普通に出てきたり、毎回のようにチームメンバーがコロコロ入れ替わるなど釈然としないところもチラホラ。しかし1回の興行で消滅したWFAと違い今年だけで6回も開催。しかもSherdogで今後の予定を見てみると来年9月までの予定がビッシリ。そしてスーパーファイトでヘンゾvsミレティッチ、モーリスvsファスというMMA同窓会マッチとも言うべき試合まで組んでくるから驚き。案外数年経ってもほそぼそと生き残りそうな気がしてきた。


<謎の団体bodog>
その新団体の中でも最も活発な動きを見せているのがbodog。このbodogは基本的にはアトランティック・シティで開催してきたMFCが母体なので元々親交のあったレッドデビルとのコネクションを使い、TUFをパクった?とも言えるリアリティショーを勝ち抜いたアメリカ人と戦わせるというコンセプトで開始。さらに日本で色々と問題?になってるMARSと提携関係を結び、3月にはヒョードルの参戦が決定したなど「本当?」とも感じる動きを見せています。ダナ・ホワイト曰く「相手にならない」とのことですがその運命は・・・・。


<未知強明暗分かれる>
今年も様々な大会で未知強で試合をしてまいりました。まず英国格闘技界を荒らしまわったペザォンは日本で2連勝するもbodogで格下のペレにまさかの逆転負け。次戦はキャベツ戦が噂されているためなんとか踏ん張ってほしい。
同じく英国で連勝街道爆進のビスピングはTUFに参加し、ライトヘビー級で見事優勝。本戦のチケットを獲得するもビザの問題で出場できないというアクシデントに見舞われるも、今日のUFC66で晴れてUFCデビュー。結果はまだわかりませんが勝つんじゃないでしょうか。
「オーストラリアのヒクソン」よも呼ばれるトニー・ボネーロはヘビー級に階級を上げてホフマンに勝利してKOTCヘビー級タイトルを獲得するもノーコンテストに。すぐに組まれた再戦では打撃でボコって完全なる勝利。次戦の防衛戦で相手が欠場したことでライトヘビー級に下げて強引にベルトを強奪。8月のX-plosionで久しぶりに動くボネーロの姿を見ましたが、素晴らしい柔軟性のある動き披露し、最後は総合では珍しいオモプラッタでのフィニッシュ。どこかの大手団体に出場しないのか・・・・。
軽量級の未知強フェイバーは今年だけで6戦全勝。しかし肘でのカットによる決着が多いため、一部では「卑怯者」と呼ばれる始末。WFAよ契約しファビオ・メロと対戦する予定でしたが、団体ごとUFCに買収されフェイバー自身もUFCに契約を買い取られる形に。でも65㎏以下フェイバーがUFCの70㎏以下で試合して負けたら嫌だなぁ。



などなど適当に色々書いてきましたが、他に色々ありますがこれ以上は疲れるので止めときましょうw。
それでは皆様来年も良いお年を。

MMA Result

2006-12-30 | Result
これが今年の最後の試合結果更新となります。明日はUFCもありますが、大会中には家を出るので結果速報は無理です(ダイナマイトも最初が見れないかも・・・)。

International Fight League:Championship Final

<ウルフパックvsシルバーバックス>
○クリス・ウィルソンvsロリー・マークハム●(1RTKO)
○ライアン・マクギヴァーンvsマット・ホーウィッチ●(3R判定)
○バート・パラゼウスキーvsライアン・シュルツ●(3RKO)
○ベン・ロズウェルvsデヴィン・コール●(1RKO)
○マイク・シェルノビクスvsアーロン・スターク●(3Rギロチン)

<スーパーファイト>
○ヘンゾ・グレイシーvsカーロス・ニュートン●(3R判定)
○ジェイク・エレンバーガーvsベン・ウカー●(2RTKO)
○マイク・ホワイトヘッドvsクリストフ・ソスジンスキー●(3R判定)
○リース・アンディvsジャマール・パターソン●(2RTKO)
○アンドレ・ガスマオvsブレント・ピューパーラント●(3R判定)
○エリック・オーウィングスvsエド・ウェスト●(3R判定)


前回の大会で勝利したリンドランド率いるウルフパックとミレティッチ率いるシルバーバックスが優勝を争い激突。選手だけを見るとどちらかと言えばリンドランドの所属するチーム・クエストvsミレティッチが代表のミレティッチMAの対決だよなぁ。
チーム1戦目はスタークが打撃で攻めようとするところへシェルノビクスがタックルで押し込みグラウンドに持ち込むという展開に。3R、シェルノビクスの蹴りに対して前に出たスタークにギロチンを極めレフェリーが試合をストップ。シルバーバックスが先制。
WECでマイク・カイルにTKO勝ちして未知強として期待が上がったが前回中堅のソスジンスキーに腕十字を極められて期待度が撃沈したコールはケアーをボコったホワイトヘッドと対戦。試合序盤からロズウェルがパンチと膝で攻めてコールは早くも目の辺りから出血。そこにロズウェルはハイキックを叩き込み完全KO。シルバーバックス連勝。
優勝に王手をかけたシルバーバックスはここ最近柔術の強豪フェイトーザやHERO'Sミドル級トーナメントベスト4のメンジヴァーを下し現在10連勝中のパラゼウスキーが出陣。後の無くなったウルフパックからはここ最近不調続きのシュルツ。パラゼウスキーの打撃を嫌ったシュルツは1、2Rとテイクダウンを奪い試合を優位に進める。そして第3R、このままの調子で試合は終わるのかと思いきや、スタンドでパラゼウスキーの右フックがシュルツの顎を打ち抜きKO。3連勝でシルバーバックスの優勝が決定。KOされたシュルツは担架で退場。
チームの勝敗は決まりましたが、選手個人の戦いは続きます。マクギヴァーンは1Rからホーウィッチをグラウンドでコントロール。2、3Rともにマクギヴァーンがテイクダウンを成功させホーウィッチに攻め手を与えず判定勝ち。シルバーバックス4連勝。
そして最終試合、打撃で連打で前に出てきたマークハムの攻めを凌いだウィルソンはテイクダウン。上からパウンドを落とし続けてTKO勝ち。ここにきてウルフパックが焼け石に水の勝利。

スーパーファイトでは武士道旗揚げ戦で対戦したニュートンとヘンゾが再戦。スタンドで左右のパンチをヒットさせたヘンゾに対してニュートンはテイクダウン。ニュートンはヘンゾからサイドを奪うもヘンゾもオモプラッタや膝十字で攻め返す。。2R、1R同様にテイクダウンに成功したニュートンだがヘンゾも下から腕十字を敢行。スタンドに戻ると両者打撃戦を展開。3R、ニュートンの大きなパンチでスタート。このラウンドは両者グラウンドには行かずスタンドでの打撃戦となりニュートンが石澤をKOしたアッパーをヒットさせる場面も。ラウンド終盤にニュートンがテイクダウンを奪ったとこで試合終了。判定は29-28, 29-28, 28-29の僅差でヘンゾがリベンジに成功するも、この判定に対して観客はブーイング。ヘンゾは「彼の勝ちだよ」というジェスチャーを示し、ニュートンを肩車。
                
                 <ヘンゾって良いヤツだなぁ>

ホジャーの練習パートナーを務め、総合ではホーウィッチシュワナーなど実力者相手に連勝してきたパターソンが総合3戦目。対戦相手はこのIFLで1勝1敗の戦績を残すアンディ。パターソンはスタンドで的確な膝蹴りをヒットさせ、グラウンドでも上を奪い優勢。しかし第2R、下になりバタフライガードの体勢のパターソンにアンディが強烈なパウンドをヒット。打たれるがままになるパターソンに対してレフェリーが試合をストップ。
前回ケアーに引導を渡したホワイトヘッドと、未知強コールに腕十字を極めたカナダのフランケンシュタイン・ソスジンスキーの対戦。打撃で攻めたホワイトヘッドはテイクダウンを奪い、ハーフガードからパウンドをゴツゴツと落とす。2R、ホワイトヘッドが打撃からギロチンを極めかけるなどこのラウンドも優勢に。3R、このラウンドはソスジンスキーは膝蹴りをヒットさせるなど打撃で猛反撃。そのまま判定にもつれ込み、3者とも29-28でホワイトヘッドが勝利。

MMA Result

2006-12-18 | Result
Jungle Fight:Europe

○ホナウド・ジャカレイvsハイム・ゴザリ●(1Rチョーク)
○アスエリオ・シウバvsイゴール・ポクライェク●(判定)
○アンソニー・レアvsホドリゴ・ヒスカド●(1RTKO)
○ダニーロ・ロダキvsクレマン・フィスター●(1Rチョーク)
○スティーブン・カントウェルvsレオナルド・ぺキャニャ●(判定)
○ダリボル・アナストフvsリチャード・モントゴメリー●(1Rチョーク)


これまでの6大会はブラジルで開催していたJungle Fightがヨーロッパのスロベニアで開催。需要あるのか知りませんが会場は5000人集まり満員だったとのこと。
PRIDEに参戦の噂もある柔術の強豪ジャカレイの対戦相手はイスラエル人で始めてヘンゾ・グレイシーから黒帯を授けられた選手で、昨年のADCC99㎏以下級の一回戦でリコ・ロドリゲスに負けいます。その他の経歴としてはイスラエルの空手チャンピオンで、総合では戦績14勝2敗1分(非公式)だそうです。ジャカレイはゴザリの空手仕込みの打撃をかいくぐるとあっさりテイクダウンに成功。いつもの様に肩固めを狙っていき、これは外されるが最後はチョークで一本

<肩固めの体勢に入るジャカレイ>
柔術の黒帯でも流石にジャカレイとはレベルが違った感じですねぇ。ジャカレイは来年の1月、デビュー戦でKO負けを喫したマカコとのリベンジマッチが決定済み

UFCで連敗後、Show Fight 5で勝利して連敗を脱出したアスエリオはミルコの弟子であるイゴール・ポクライェクと対戦。アスエリオと比べると体重が9㎏も軽いこともありポクライェクは簡単にテイクダウンを奪われ終始劣勢。アスエリオのバックマウントからのパウンドがポクライェクの後頭部気味に入り、セコンドのミルコは「後頭部殴ってるぞ!」とのアピールをするもレフェリーはスルー。結局そのまま反撃することもできずに判定に。何故か判定は2-1のスプリットになったもののアスエリオが判定勝ちを掴みました。

<バックマウントを奪い攻めるアスエリオ>

MMA Result

2006-12-14 | Result
Ultimate Fight Night 8

○ディエゴ・サンチェスvsジョー・リッグス●(1RKO)
○ジョシュ・コスチェックvsジェフ・ジョスリン●(3R判定)
○カロ・パリーシャンvsドリュー・フィケット●(3R判定)
○マーカス・デービスvsショニー・カーター●(3R判定)
○デビッド・ヒースvsヴィクトー・ヴァリマキ●(3R判定)
○アラン・ベルチャーvsジョルジ・サンチアゴ●(3RKO)
○ルイージ・フィオラヴァンティvs デイブ・メネー●(1RTKO)
○ブロック・ラーソンvs中村K太郎●(3R判定)
○ローガン・クラークvsスティーブ・バイルネス●(3R判定)


いつもはKOor一本が連発するUFNですが、今回は9試合中6試合が判定となってしまいました。まぁ、メインはすっきり締めてくれたからいいかな。
UFCで連勝中の岡見に続けとばかりに和術慧舟會から総合15戦無敗の中村K太郎が参戦。対戦相手はこちらも総合20戦19勝というとんでもない戦績を残しているブロック・ラーソン。試合はレスリング力とパワー差で勝るラーソンがテイクダウンで上に。K太郎も下から腕十字を狙うがラーソンはディフェンスして極めさせない。2R、K太郎はスタンドでフックや膝蹴りを打ち込むがラーソンは金網際でテイクダウンして上からパウンドで攻める。3R、両者打撃で打ち合いますがラスト15秒でラーソンがテイクダウンを奪ったとこで試合終了。判定3-0でK太郎に初黒星がつく結果となりました。
コスチェックはカナダの中堅ファイターのジョスリンをテイクダウンしてポジショニングで上回るが、極めきれずことができずで塩試合勝利。コスチェックはレーベンを虐めたことで完全にヒールになって、試合も地味だときっついなぁw。
メインではTUF1優勝者で名勝負製造機のサンチェスがパワーファイターのリッグスと激突。試合は序盤にフックの相打ちでリッグスの方がダウン、立ち上がろうとしたとこに膝蹴りで突っ込んでKO勝ち。これで17戦全勝。個人的にはペンと試合してほしいなぁ。

MMA Result

2006-12-13 | Result
Ring of Fire 27:Collision Course

○アルヴィン・ロビンソンvsロッキー・ジョンソン●(1Rチョーク)
○エリオット・マーシャルvsダン・グリーン●(1Rチョーク)
○マーク・ホーミニックvsダグ・エドワーズ●(2Rチョーク)
○ジョン・ドッドソンvsクリント・ゴッドフレイ●(3R判定)
○ジャスティン・ソラスvsクリス・ハートマン●(3R判定)
○テイラー・トゥナーvsジョー・ジェッセル●(3R判定)
○チャド・クリンジェンスミスvsベン・ヘンダーソン●(2RKO)
○ケンネス・シーグリストvsマーク・グロウ●(1RKO)
○ブラッド・チャンプリンvsジェレミー・マラテルレ●(3R腕十字)
○ケニー・メイvsショーン・ドゥハーティ●(1RKO)


コロラドを中心に定期的に活動してきたRing of Fireの第27回大会が開催。
メインではホイスから茶帯を授けられたRing of Fireライト級王者ロビンソンと大学時代にレスリングで活躍したジョンソンがRing of Fireライト級タイトルを賭けて対戦。試合はロビンソンがテイクダウンに成功し腕十字を敢行するがジョンソンは脱出してスタンドへ。しかし再びテイクダウンを許すとバックを奪われチョークでタップアウト。ロビンソンがタイトルを防衛に成功し、本人はUFCで戦うことを熱望したそうです。

<テイクダウンに成功し上から攻めるロビンソン>

UFCでイーブス・エドワースを三角絞めで下したカナダのストライカー、ホーミニックがRing of Fireに初参戦。対戦相手のダグ・エドワーズはローキックで先制しますがホーミニックはジャブから顔面、そしてボディブローという元キックボクサーらしいコンビネーションで応戦し、ラウンド終盤には強烈な左フックを叩き込み優勢に。2Rが始まるとエドワーズが再びローで攻め込みますがホーミニックはオーバーハンドフックで攻め返す。そのパンチでダウンしたエドワーズは亀の状態となりホーミニックはバックから力強いパウンドを落とす。そしてエドワーズの体を伸ばすとチョークを極めて一本勝ち。来年の2月には日沖とのリベンジマッチが予定されてるホーミニックにとっては良い試運転になったかな。

<強烈なボディブローを叩き込むホーミニック>

MMA Result

2006-12-13 | Result
Cage Warriors Fighting Championships:Enter The Rough House

○ダン・ハーディvsアレッシャンドリ・イシドロ●(3RTKO)
○ウェイン・ブックvsウィリアム・クーニー●(1RKO)
○ゲガール・ムサシvsグレゴリー・ブーシェラゲム●(1RTKO)
○デニス・シヴァーvsジム・ウォールヘッド●(2R腕十字)
○プレゼマイスロー・マイシアラvsクリス・クーパー●(1R肩固め)
○クリスチアン・スミスvsマイケル・ターナー●(1RTKO)
○スティーブ・テットレイvsデナス・べネシヴィウス●(1RTKO)
○ロブ・アスキューvsヴィクトー・アニオレク●(1RTKO)
○タマイ・ハーディングvsデイブ・カンポス●(1RTKO)
○クリフォード・ホールvsマット・ハスランド●(2Rチョーク)
○ディーン・アマスシンガーvsウェイン・マリー●(2RTKO)


12月9日、イギリスのロンドンではCage Rageで盛り上がっていましたがノッティンガムの小さな会場ではCage Warriorsも開催されました。
メインではCage Warriorsライト級王者のイシドロと元Cage Warriorsウェルター級王者のハーディがCage Warriors73kg以下級タイトルを争い激突。試合は3R終了間際にハーディが体格差とパワーを利して上のポジションを奪ってパウンドの雨を降らしてTKO勝ちし、Cage Warriors73kg以下級王者に。来年鹿又との防衛戦が予定されてるイシドロがこんなとこでつまずいたか・・・・。
日本の武蔵は鬼アーツにボコ殴りにされましたがオランダのムサシは激勝!オランダを主戦場にして日本の武蔵と違いKOを量産するムサシと、デラヒーバから柔術の特訓を受け空手をバックボーンとするブーシェラゲムという共にPRIDEウェルター級GPに参戦した両者がCage Warriorsミドル級タイトルを争い対戦。1R序盤にグラウンドで足関節を狙いにきたブーシェラゲムに対してムサシを足を抜いて脱出。ムサシはブーシェラゲムの顔面に鉄槌の連打を落とし続けるとブーシェラゲムはディフェンス一辺倒となりレフェリーが試合をストップ

<上から鉄槌を打ちつけるムサシ>
ムサシCage Warriorsミドル級王者に輝きました。

<ベルトを獲得したムサシ こっちのムサシはかっこいいなぁ>


MMA カード情報

2006-12-11 | News
1月20日 Gracie Fighting Championships:Evolution

<メインカード>
マリオ・スペーヒー(11-4)vsウェズ・シムス(16-8-1)
フランク・トリッグ(14-5)vsイヴァン・ジョルジ(5-0)
ニック・ディアス(14-6)vsトーマス・デニー(20-14)
ジェイク・シールズ(16-4-2)vsレナート・べヒーシモ(5-4)
ホナウド・ジャカレ(3-1)vsジョルジ・パチーユ・マカコ(14-9-1)
ミゲル・トーレス(16-1)vsチャーリー・ヴァレンシア(7-2)
クリス・ブレナン(18-11-2)vsハファエル・ディアス(7-1)
ハーラン・グレイシー(0-1)vsアンドリュー・マセウズ

<アンダーカード>
フィル・カルデラ(6-2)vsマルコス・アヴェラン(1-0-1)
ニッセン・オステルネック(1-0)vsミッチ・マックエルロイ(2-0)
ベン・サンダース(3-0)vsジョン・コッペンハーヴァー(4-1)
ダニエル・モラエス(0-1)vsルイス・パロニモ(3-1)


今年の3月にハンマーハウスvsグレイシーを主催したGracie Fighting Championshipsが来年の1月20日に第2回大会の開催を決定!しかも今回の何がヤバイかって出場メンバーが有り得ないくらい凄いw。一つ一つ簡単に紹介してきましょう。
 IFLのコーチに就任するという話もあるBTTの首領スペーヒーが1年振りの試合。対戦相手は前回のGFCダニエル・グレイシーの反則攻撃で壮絶に散り、現在金魚相手に5連勝中の巨人シムス。スペーヒーのスタミナが心配だけどグラウンドに持っていったらあっさり極めそう。
 今月現役復帰し(と言っても半年ちょっとしか経ってないけど)ジェイソン・ミラーをボコ殴りにしてIcon世界ミドル級タイトルを奪ったトリッグの次戦が早くも決定。相手は総合戦績5戦全勝でバットマンの異名を持つペケーニョ門下のイヴァン・ジョルジ。このバットマンは試合を見たこと無いのでトリッグ相手にどこまでやれるかはちとわからんです。
 UFCで活躍してる我らが兄貴ニック・ディアスも出陣。対するは元KOTCウェルター級王者のお喋り野郎トーマス・デニー。兄貴にかかればデニーは相手にならないと思うけど気になるのは試合後の場外乱闘かなw。
 ニック兄貴と同門でROTRウェルター級トーナメント優勝者のシールズも参戦します。その対戦相手なんですが、なんと今年の4月に弘中にボコられて現役を引退したシャルート!トリッグといいシャルートといい、お前ら簡単に引退撤回しすぎだろw。動かないグラップラーvs動くグラップラーと対戦か・・・・どっちが勝つかな・・・。
 PRIDE参戦も噂されてる柔術界屈指の実力者ジャカレは総合デビュー戦で苦杯を舐めさせられたマカコとのリベンジマッチ!あの時はスタンドで慣れないパンチを振り回して返り討ちにされたけど今回はグラウンドに持ち込んで勝ってほしい。ちなみにジャカレは今月ジャングルファイトでカッシム・アナンとの試合があるのでそれをきっちり勝ってからだな。
 総合戦績16勝1敗、修斗北米ランキング1位にも関わらず未だに日本からお呼びのない未知強ミゲル・トーレス。相手は復帰後1勝2敗と苦戦している元KOTCバンタム級王者のヴァレンシア。両者とも軽量級らしいスピーディーな戦いが持ち味なので好勝負に期待。
 毒蜘蛛に噛まれるも強行出場した武士道では川尻に秒殺された可哀想なブレナンはBodogのリザーブマッチで勝利するも、結局出番の無かったBTTのハファエル・ディアスと対戦。そのハファエル・ディアスですが、今月あのMARSで試合するらしいのですが対戦相手が未だに見つかってないけど大丈夫かいな。
 前回のGFCで総合デビューして判定負けを喫したハーラン・グレイシーが総合2戦目に挑みます。対戦相手のアンドリュー・マセウズは選手データがないので今回がデビュー戦の選手だと思います。
 さらにアンダーカードにも注目選手が。アメリカを代表するグラップラーのマルコス・アヴェランの総合3戦目(というか既にデビューしてたのか)、前回のGFCでスタミナ切れを起こして立ち上がれずTKO負けになった強豪柔術家のモラエスも初勝利を掴むべく総合2戦目へ。

と、適当に紹介しましたが問題はこのメンバーが当日まで何人揃ってるかですなw。ちなみにこの大会は前回同様PPVで放送するらしいので職人がうpしてくれることを期待しときます。

MMA Result

2006-12-09 | Result
Strikeforce:Triple Threat

○カン・リーvsジェイソン・ヴォン・フルー●(1RTKO)
○ジョシュ・トムソンvsナム・ファン●(3R判定)
○ジーナ・カラノvsエレイナ・マックスウェル●(3R判定)
○ボビー・ソースワースvsヴァーノン・ホワイト●(5R判定)
○ドゥエイン・ラドウィックvsトニー・フリックランド●(2RTKO)
○ユージン・ジャクソンvsロナルド・ジューン●(1RTKO)
○ポール・ブエンテロvsルーベン・ビジャレアル●(2RTKO)
○ダニエル・ピューダーvsマイク・クック●(2Rチョーク)
○レックス・リチャーズvsカイル・レヴィントン●(1Rアームロック)
○スコット・グラハムvsドリュー・ディマンリグ●(3R判定)
○アンソニー・フィギュオラvsデビッド・バリオス●(3R判定)
○ロール・カスティーロvsアンドリュー・モンタネス●(1RTKO)


 カン・リーがUFNにも参戦したこともある実力者フルーとの対戦。これまでの2戦は対戦相手のレベルが微妙でしたがこれで本来の実力がわかる。リーは開始早々の鋭い蹴りからの投げでテイクダウン。逃げるフルーにリーの膝蹴りがフルーの瞼を切り裂いてドクターチェック。傷は大きくドクターストップでリーがTKO勝利で総合3勝目を勝ち取りました。この裁定に観客がブーイング。
 トムソンとファンがStrikeforceU.S.ライト級タイトルを賭けて対戦。トムソンが首相撲からの膝蹴りで攻めるとファンは組み付いてテイクダウンに成功して上を奪う。しかしトムソンはスタンドに戻すと逆にテイクダウンを奪い返して強烈なパウンドを叩き込んでいく。ファンも立ち上がるがすぐにテイクダウンされパウンドを貰い劣勢のままラウンド終了。2R、スタンドで攻めるトムソンに対してファンはギロチンを狙うが極まらず。トムソンは上からガンガンとパウンドを落としていき、ファンもなんとか逃げようとするがトムソンは逃がさない。迎えた最終ラウンド、打撃で前に出るファンにトムソンもパンチを返す。両者ともスタミナが切れかけてきたがトムソンを再び首相撲からの膝蹴りで優位に立ち、ファンもギロチンを狙うがまたも逃げられマウントを奪われる。トムソンはパウンドを落としていくがここで試合終了のブザーが鳴り判定へ。結果は3人とも30-27でトムソンがStrikeforceU.S.ライト級タイトル獲得。
 ソースワースとヴァーノンという中途半端な二人がStrikeforce世界ライトヘビー級タイトルを争い激突。ソースワースがグラウンドに持ち込みバックを奪おうとするがヴァーノンはこれを払いのける。続けて腕十字も狙っていくがこれもヴァーノンは防御。グラウンドから脱出したヴァーノンは蹴りで応戦するが1Rは終了。2Rもソースワースがテイクダウンに成功するもヴァーノンも下からアームロックで返す。スタンドに戻るとソースワースの指がヴァーノンの目に入り試合が中断するもすぐに再開。再びソースワースがテイクダウンにいくが極めきれず。第3Rソースワースが打撃からテイクダウンに成功するが決め手がなく時間だけが過ぎていく。4Rもこれまでとまったく同じ展開。テイクダウンには成功するがあっさりガードに戻されて試合が進まない。しかしスタンドに戻るとヴァーノンがパンチからローキック。このローキックでソースワースは足を負傷したのか動きが悪くなる。迎えた最終ラウンド、早々にテイクダウンに成功するソースワース。ヴァーノンは亀の状態からソースワースの足を掴んで膝十字を狙うがソースワースも脱出。金網際て膠着したあとにレフェリーがブレイクをかけたと同時に試合終了のブザー。観客はブーイングを飛ばす。判定は終始テイクダウンに成功したソースワースが50-45、50-46、49-46という大差で勝利してStrikeforce世界ライトヘビー級タイトルを獲得するも展開の少ない試合に対して観客がブーイングの嵐。
 ここで来年の春にフィル・バローニvsフランク・シャムロックが決定とアナウンス。ほんまかいな。
 ウェルターから再びライトに階級を落としたもののタイソン、トムソンといった実力者相手に2連敗。対戦相手はミレティッチ軍団のフリックランド。試合は序盤から猛烈な打撃戦。グラウンドにもつれ込むとラドウィックは上から強烈なパウンドを落とし続けてポイントを奪う。2Rに入ってもラドウィックがパンチで先制。スタンドでは不利と見たフリックランドもテイクダウンを狙っていくがラドウィックもこれを許さず。そしてラドウィックの放ったハイキックでフリックランドがふらついたとこへとどめの膝蹴りでダウン。追撃に行くラドウィックに対してフリックランドはマットを叩いてギブアップ。
 ジャクソンとジューンがStrikeforceU.S.ミドル級タイトルを賭けて対戦。試合開早々にジャクソンがテイクダウンからマウントを奪うことに成功。そのままパウンドを落とし続けてレフェリーが試合をストップ。ユージン・ジャクソンがStrikeforceU.S.ミドル級王者となりました。
 ブエンテロの相手は当初アリスターでしたが怪我で欠場、その後トンプソンとの対戦がアナウンスされるもこれも実現せず、結局試合の二日前に便利屋ビジャレアルとの対戦決定。試合は序盤からブエンテロの打撃がボコボコと当たりビジャレアルはクリンチで逃げるのがやっと。このラウンドは仕留めきることができず終了。2Rが始まるとビジャレアルはビビるようにブエンテロの周りを旋回。そのブエンテロはというと、いつものスタミナ切れを起こして攻めることができず観客もブーイングを飛ばし始める。しかしブエンテロが再び攻めるとビジャレアルは何もできない。結局ブエンテロの打撃に対応できずにセコンドがタオルを投入してブエンテロTKO勝ち。
 WWEから総合に転向し、対戦相手のレベルはともかく現在3連勝中のピューダー。今回の対戦相手も総合経験2戦のみの相手でしたが1Rはテイクダウンを奪われアームロック、腕十字を狙われるなど劣勢。しかし2Rには逆にテイクダウンで上を奪ってからパウンドで攻め立てて、最後はクックが後ろを向いたとこにチョークを極めて勝利。

ネット動画

2006-12-06 | Review
PPV内で放送しなくて苦情が殺到したのかbodogのHPでアルバレスvsライリーの動画が公開されてました。それならPPVで最初から放送してくれよなw。
こちら

見た感想はまさに「恐ろしい」の一言。特にフィニッシュシーンはUFCのオープニングでのハイライトなどでよく使われるバローニvsメネーを思い起こさせるものがあります。今後bodogでアルバレスを対抗できる選手が現れるとは考えにくい・・・。


MMA Result

2006-12-02 | Result
Icon Sport:Mayhem vs Trigg

○フランク・トリッグvsジェイソン・ミラー●(2RTKO)
○シドニー・シウバvsジェイ・ジャック●(1R三角絞め)
○ジェレミー・ウィリアムスvsジョン・フィールズ●(2RTKO)
○マーク・オーシロvsタイソン・ナム●(1RTKO)
○マーシャル・ハーヴェストvsカイル・ミヤハナ●(3R判定)
○クリス・シスネラスvsデビッド・パディラ●(2R腕十字)
○ポール・ゴルマンvsイカイカ・シウバ●(1R腕十字)
○ロン・ヴェルダレドvsケコア・ベーカー●(1RTKO)
○マウリ・ウルフグラムvsベン・フォノティ●(1R腕十字)
○サドュー・ボットvsロレンゾ・モレノ●(3R判定)
○ブロンセン・ピーパーvsヴィニー・デロス・サントス●(1RTKO)


前回のIconでのロビー・ローラーとの大激戦を制してIcon Sport世界ミドル級タイトルの奪取に成功したジェイソン・ミラーが初防衛戦。その対戦相手はカーロス・コンディットに破れ引退したはずのトリッグ。今回は77kg以下級からミドル級に階級を上げての挑戦となります。試合前の殆どの意見は「今のメイヘムが負けるわけない」「1度引退したトリッグなんて無理だろ」でしたが試合は驚きの結末に。
1R序盤はミラーがバックを奪い「これで終わりか?!」という展開でしたが、それを凌いで上のポジションを奪ったトリッグがパウンドとサッカーボールキックの雨あられで大逆襲。このラウンドはなんとか凌いだもののミラーのダメージは大きい。
そして迎えた第2R。ここでもトリッグの勢いは止まらず、ロープ際テイクダウンを奪うと1R同様にパウンドとサッカーボールキックの連発でミラーはディフェンスするのが精一杯。この攻撃でミラーは瞼を大きくカットして試合がストップ。トリッグが復帰戦でミラーを破るアップセットを起こしました
プロボクシングで47戦41勝(35KO)の成績を残しているジェレミー・ウィリアムスが総合デビュー戦。今回の試合に合わせてハリウッドのジムでクートゥアやルッテンと練習を行ってきたそうです。対戦相手は戦績自体は負け越してるもののこれまで34戦をこなしてきているジョン・フィールズ。
ウィリアムスはテイクダウンを奪われると腕十字を仕掛けられますがこれはなんとか脱出に成功。その後グラウンドで膠着してスタンドで再開するも、ウィリアムスのバッティングで試合が止められる場面も。第2Rになるとウィリアムスが逆にグラウンドで上になりパウンドの連打でタップを奪い総合デビュー戦で勝利をもぎ取りました。