浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2007-05-27 | Result
King of the Cage:Damage Control

○ジェフ・カランvsジョン・マフロウ●(3R判定)
○クレイ・フレンチvsバディ・クリントン●(3R判定)
○デリック・ケースリーvsブライアン・ガサウェイ●(2R判定)


UFCで大注目のライトヘビー級タイトルマッチが行なわれた裏ではその大舞台を目指すべくローカルタイトルマッチも行なわれています。
セミではマック・ダンジグを判定で退けKOTC世界ライト級タイトルを獲得したクレイ・フレンチがホイスから黒帯を授けられたクリントン相手に初防衛戦。両者共に極めの強いグラップラーなのですが試合は接近戦でパンチの打ち合い、離れてはハイキックを叩き込むなど壮絶な打撃戦に。試合は判定にもつれ込み、際どい判定ながらスプリットでフレンチが初防衛に成功。
メインでは軽量級の強豪カランが登場し、ローカルを転々として7勝8敗とマフロウと対戦。この程度の相手なら簡単に極めるかと思ったのですが、1階級の対格差があるためか意外にも苦戦することに。カランが辛くもスプリット判定で勝利。

MMA Result

2007-05-21 | Result
Fury Fighting Championship 3:Reloaded

○エドゥアルド・パンプローナvsマッティ・マケラ●(3R判定)
○ルシアーノ・アゼベドvsホドリゴ・ルイス●(2R肩固め)
○ダニエル・アカーシオvsミッチェル・ヴェルジネリ●(3R判定)
○大塚隆文vsレアンドロ・イッサ●(3RTKO)
○ジョルジ・ミッチェランvsマイコン・ペッソア●(1RTKO)

<83kg以下級トーナメント一回戦>
○レアンドロ“バタタ”シウバvsルイス・ブリトー●(判定)
○フラービオ・モウラvsアンドレ・ミキト●(判定)
○ジュリアーノ・ベルギニvsヴィスカルディ・グイマラエス●(2R腕十字)
○ギル・フレイタスvsポール・ブエノ●(TKO)


前回93㎏以下級トーナメントを実施(優勝はチアゴ・シウバ)したFuryFCが今回は83kg以下級トーナメントを開催しました。メンバーを見渡してみると無名選手やブラジル内では中堅レベルの選手が目立ち、前回と比べるとややパワーダウンか。
今回勝ち上がった4名だと経験からして優勝候補はパンクラスやDEEPで来日経験もあるモウラ。対抗馬はそのモウラに昨年TKO勝ちしているノヴァの黒帯柔術家レアンドロ“バタタ”シウバ。総合4戦全勝のフレイタスも気になる存在かな。
ルイス・サッポにまさかの敗北を喫し4連敗中のアカーシオとルイス・ラモスに判定負けを喫して2連敗中のアゼベドはワンマッチで出場して共に久々の勝利。
日本からはAbe Ani Combat Club所属の大塚隆文が参戦。大塚はDEEPフューチャーキングトーナメントに参加して一回戦負けという結果が残っています。今回は無名のブラジル人と戦い、TKO勝ちでプロ初勝利を掴んでいます。
メインではハイアンの弟子であるパンプローナがスウェーデン人のマッティ・マケラという選手相手に判定勝ちを収めています。

格闘ミニNEWS

2007-05-19 | News
マーサーvsキンボという驚愕のメインカードで色々と話題になってる6月23日開催のCage Fury Fighting Championship 5ですが、ここでなんとあの一族の新鋭が総合デビューすることになりました。
その名はグレゴゥ・グレイシーです!


グレゴゥはホーウス・グレイシーの妻アンジェラと再婚相手の息子であり、現在21歳で柔術の帯は黒帯。アメリカに滞在してる時はヘンゾの道場で、ブラジルにいる時はグレイシーバッハで練習してるそうです。
05年にパンナム紫帯メジオ級で優勝した後にカーロス・グレイシーJrに茶帯に授かる。その後詳しい経緯はわかりませんが黒帯を取得したようです。
今年の2月17日に開催されたグラップラーズクエスト ビースト・オブ・ザ・イースト3ではマルセリーニョと対戦するがパスガードの猛攻になすすべなく最後は上四方固めからのチョークで一本負けを喫しています。

05年のインタビューでは、
・総合の練習はしたことないし、今は柔術とグラップリングに専念したい。
・あと4年は総合に挑戦する気はない。
・好きな総合の選手はヒョードル。
・自分の階級と無差別級で黒帯王者になったら総合のことを考える。
と言う風に発言してるんですが、ということは全く総合の練習をしていない状態からたったの1年ちょっとで総合に挑戦することになったみたいです。相変わらず格闘家の発言は信用できねぇなぁw。

そのグレゴゥの相手になるのは昨年総合デビューして現在1勝3敗のジョシュ・リデルという凄い名前の選手ですw(Lydellだからライデルかも)。

ボクサー

2007-05-18 | 雑談
なんか最近ボクサーの総合参戦が目立ちますね。どこまで本気なのかイマイチわからんけど。5階級制覇のフロイド・メイウェザーまで総合格闘技を批判したりと(その後「あれはリップサービス」とか言ってたが)ボクシング側も随分といきり立ってますねぇ。これが業界にどんな影響を与えるのか。
今回は総合に参戦した、もしくは参戦を表明しているボクサーの簡単な紹介でもしますか。まぁ、WOWOW見れるのにボクシングは滅多に見ないもんで詳しくはないんですが。

カーミット・シントロン(現IBFウェルター級王者)
ボクシング戦績28戦27勝1敗25KO
強烈なパンチ力を武器に積極的にKOを狙っていくスタイルから「The Killer (殺し屋) 」の異名を持つ選手だそうで。メイウェザーがUFCを批判するとダナ・ホワイトが「だったらショーン・シャークと戦え」と逆に挑発。メイウェザーがそれを拒否するとシントロンが「それなら俺がやったやる!」と反応。
なんでも以前レスリングをやってたそうで「俺は総合ルールでUFCファイターをボコボコにできる」だそうです。しかしダナは「シントロンはMMAファイターの誰とも戦いたいなんて思っちゃいない。誰もシントロンなんて知りゃしないんだ。」とのことです。


トミー・モリソン(元WBOヘビー級王者)
ボクシング戦績51戦47勝3敗1分41KO
映画「ロッキー5」でロッキーの弟子役を務め、93年にはジョージ・フォアマンに判定勝ちを収めWBO世界ヘビー級王座を獲得しています。しかし96年にエイズを引き起こすHIVウイルスに陽性反応が出て引退。ところが最近受けた3つの検査ではいずれも陰性と診断され、現役に復帰し2RTKO勝ち。
本人は「俺はジョージ・フォアマンという偉大な選手にも勝ってる。チャック・リデルなんて簡単にKOできる」と吼えています。一体その自信はどこから来るんだ。
モリソンは6月9日にWorld Fighting Championshipというイベントで150㎏を超える体重を誇るジョン・ストヴァーと総合ルールで対戦します。


レイ・マーサー(元WBOヘビー級王者)
ボクシング戦績41戦34勝6敗25KO
1988年ソウルオリンピックのアマチュアボクシングのヘビー級で金メダルを獲得。上で紹介したモリソンとも対戦経験があり、“ボクシング史上最も残忍なKOシーン”とも言われるほどのKOシーンを披露しています。
04年、05年にはK-1にも参戦し、武蔵とボンヤスキーという実力者相手に持ち味を出せずに敗戦(つってもその時点で40歳超えてるロートルのおっさんだが)。
6月23日に開催されるCage Fury Fighting Championship 5であのストリートファイト(と言うよりは素手の草ボクシングか)で有名なキンボ・スライスと総合ルールで対戦。ちなみに公式サイトでの勝敗予想ではマーサーのKO勝ちという予想が多いようです。


西島洋介(元WBF世界クルーザー級王者)
ボクシング戦績27戦24勝2敗1分15KO 総合戦績4戦4敗
地下足袋姿に唐草模様のトランクス、「宇宙パンチ」「手裏剣パンチ」などの必殺技を持ち、97年には本人として初めてWBF世界クルーザー級王座を獲得した。
06年からはPRIDEデビューするもハントにKO負けするのを皮切りに寝技の下手さを露呈して3連続一本負けで現在4戦前敗。


フランソワ・ボタ(元IBF世界ヘビー級王者)
ボクシング戦績51戦44勝4敗2分28KO 総合戦績1戦1敗
デビュー戦から破竹の35連勝を飾り、空位となってたIBF世界ヘビー級王座をアクセル・シュルツと争い、判定勝ちで第11代王者となる。しかし試合後のドーピングチェックに抵触し無効試合となり、ベルトを剥奪される。
03年からはK-1にも参戦。ビッグマウスとは裏腹に5連敗を喫するがバンナを戦意喪失に追い込んでTKO勝ち、判定負けするもボンヤスキーをボディブローの連打で苦しめた。
04年のDynamite!!では秋山の総合デビュー戦の相手に狩り出され、一発のパンチも当てることなく腕十字で一本負け。


マイケル・ラーマ(元WBCアメリカ大陸ライトミドル級王者)
ボクシング戦績40戦29勝10敗1分20KO 総合戦績1戦1敗
強烈なボディブローをKOを量産することから「ボディースナッチャー」の異名を持つボクサーで、04年にはK-1 WORLD MAX 2004 世界王者対抗戦で須藤元気とK-1で対戦。得意のボディブローを何度か叩きこむが、須藤のバックブローでダウンを奪われ、最後は膝蹴りで右目上をカットしてTKO負け。
05年には何故か体重差のある秋山の相手に狩り出され、あえて関節技を狙わない秋山にマウントパンチでなぶり殺しにされる。


マイク・ベルナルド(元WBF世界ヘビー級)
ボクシング戦績13戦11勝1敗1分9KO 総合戦績1戦1分
まぁ、一応ベルトも獲得してたということで紹介w。
初期K-1で活躍した人気選手であり、数多くの名勝負や強烈なKOシーンを披露した功労者。
2000年にはダニエル・ジェリングと空位のWBF世界ヘビー級王座決定戦を争い、6RTKO勝ちし、タイトル獲得。しかしジェリングの王座決定戦時の戦績が1勝5敗だったこともあり物議を醸す。
総合では01年に高田延彦と対戦するが試合の殆どがお見合いのまま経過してしまし結果ドローに終わった。その後ボビー・オロゴンの総合デビュー戦の相手に決定するも首の怪我で欠場。


マット・スケルトン(現英連邦ヘビー級王者)
ボクシング戦績20戦19勝1敗18KO 総合戦績1戦1敗
この人の場合はボクシング始める前に総合やったからちと違うが・・・。
K-1時代は打たれ強さと馬力を武器にガツガツの相手に突進するスタイルで好成績を残すもファイトスタイル自体が地味なためか干される。
その後ボクシングに転向英国ヘビー級王者、英連邦ヘビー級王者、WBU世界ヘビー級王者を獲得するなど現在40歳とは思えない成長振り。
総合ではPRIDE17で当時誰もが対戦を拒否した白鯨エリクソンと対戦。いきなりフロントスープレックスでブン投げられると親指で頚動脈を押さえられて一本負け。


バタービーン(元IBA世界スーパーヘビー級王座)
ボクシング戦績88戦77勝7敗4分58KO 総合戦績14戦10勝3敗1分
身長180cm、体重180kgというとてもアスリートには見えない体型だが豪腕パンチを武器にKOを量産するコミカルボクサー。こなしたボクシングの試合の大半が4回戦であることから、「史上最強の4回戦ボーイ」の異名を持つ。キックルールでは2勝3敗と振るわなかったが、総合ではローカルな大会で連勝を続け、ジェームス・トンプソンをKO、ズールからアームロックで一本勝ちするなど意外と好成績を残しています。


ジェレミー・ウィリアムス(元WBCコンチネンタルアメリカス・ヘビー級王者)
ボクシング戦績47戦41勝5敗1分35KO 総合戦績3戦3勝
Half-Man、Half-Amazingという異名を持ち、過去にはIBCヘビー級王座やWBOヘビー級王座にも挑戦したこともある実力者でしたが打たれ弱さと体格の小ささが足を引っ張りトップ戦線には絡めなかった。
クートゥアやランペイジと総合の練習を行い昨年総合デビュー。戦績は現在3戦
3勝だがグラウンドになると攻めあぐねる場面もあり、ブレイクの速いIconルールに助けられてる部分もあります。


アート・ジマーソン(元IBCアメリカスライトヘビー級王者)
ボクシング戦績51戦33勝18敗17KO 総合戦績1戦1敗
伝説の第1回UFCに参戦したボクサー。当時素手での打撃が許された中で一人だけ片手にボクシンググローブをつけてホイス・グレイシーと対戦。その姿はまさにシオマネキ。当時の戦績は29勝5敗となかなかのものだったようです。




MMA Result

2007-05-16 | Result
Xtreme Fight Series 5:Heavy Hitters

○チロ・ゴンザレスvsキャシー・アスコーラ●(2R膝十字)
○トム・クレマンvsパトリック・スミス●(2R膝十字)


メインではKOTCで小路をボコったこともある豪腕ファイターのアスコーラ、セミには昨年から3年ぶりに総合に復帰したパトスミも07年初ファイト。しかし両者ともに膝十字で、しかもアスコーラが2R1分33秒、パトスミが2R1分33秒という偶然と言うには恐ろしいぐらいそっくりな負け方をしてます

MMAカード情報

2007-05-16 | News
6月30日 Undisputed Arena Fighting Championships:Art of War 3

ペドロ・ヒーゾvsジェフ・モンソン
ジェレミー・ホーンvsジョルジ・サンチアゴ
ジェイク・シールズvsカルロ・プラター
ロン・ウォーターマンvsマリオ・リナルディ
リコ・ロドリゲスvsマーシオ“ペジパーノ”クルーズ
へクター・ムノスvsクリスチアーノ・マルセロ
ジェームス・ステリーvsルイス・アルトゥール・カン


前大会で連勝中のジャスティン・エイラーズから判定勝ちを収め久々の勝利となったヒーゾは今回もメインで登場。以前インタビューで「次はエメリヤーエンコ・アレキサンダーとタイトルマッチをやると思う」と語っていましたが、決定した相手はなんとジェフ・モンソン。モンソンと言えば今年に入ってPRIDEで藤田から一本勝ち、その後ADCCにも出場予定でしたが謎の欠場、さらに出場予定だったGracie Fightinf Championshipも怪我で欠場という流れなんですが・・・。まぁ、カード的にはなかなか面白い組み合わせではあるので結果は気になります。
昨年、半引退宣言をした後数ヶ月で復帰したジェレミー・ホーンはbodogロシア大会でレッドデビルの強豪シモノフを打撃でKOしたブラジル人のサンチアゴ。そういやホーンのプロフィール見てて気になったのですが、いつの間にか所属がミレティッチじゃなくてElite Performanceというチームになってました。メンバーを確認するとホワイトヘッドやウィウフというミレティッチ関係の選手もいれば、そのミレティッチ軍団のヒューズに負けてたリッグスもいるし。確か以前聞いた話ではホーンは現在結婚した奥さんのとこで暮らしてるとか聞いたが・・・。
Dynamite!! USAでイド・パリエントと対戦するシールズまで参戦。相手はArt of War 2でアンソニー・ラプスリーに判定勝ちを収めたカルロ・プラター。シールズのグラウンド技術は相当なものですがプラターもギロチン、三角、腕十字、さらにはスピニングチョークまで使いこなす実力者だけに興味深いカードです。
未知さんの行なったブログでのインタビューにより今大会への出場が知れていたウォーターマンの相手は同じくレスリングベースの巨漢で今年のADCCでは99kg以上級で一回戦を突破したリナルディ。両者とも120㎏超える体格を誇り、激しいぶつかり合いを期待したいのですが如何せん両者とも腰が重い上にスタミナ不足なんで組んだまま膠着するかグラウンドで抱き合いという最悪な展開も有り得るかも
今年のADCCには出場予定になっていながらも欠場、総合の試合では昨年11月に行なったのが最後(何気に昨年は4戦全勝)となっているMrピザァーマンのリコは今年のADCCでは99kg以上級で3位という結果に終わったペジパーノと対戦。ピザって劣化したリコと総合ではミア戦で見せたえげつない肘打ち以外はパッとしないペジパーノ・・・。気になるのはリコの体重!
何気にシュートボクセの柔術コーチのクスチアーノ・マルセロまで出場という豪華さです。

MMA Result

2007-05-14 | Result
Midway FC - "Força Total" edition


○ルイス・サッポvsジョルジ・パチーユ・マカコ●(判定)
○ウォルター・ブロッカvsルイス・ネト●(1Rチョーク)
○メシアス・サントvsベト・ニンジャ●(3R判定)
○ビラ・リマvsネト・コヘン●(1Rチョーク)
○ヴェリングトン・モナリザvsヴァン・ダム●(判定)


先月開催されたRoraima Combat 3というイベントでシュートボクセのダニエル・アカーシオを相手にテイクダウンを何度も成功させ判定勝ちという金星を勝ち取ったルイス・サッポがアカーシオと同門の実力者であるマカコとタイトルマッチで対戦。なんとまたもサッポは判定で下して2連続でシュートボクセ狩りに成功。ちなみにサッポはバヘット、ビクトー、LYOTOなんかが所属するブラックハウスで練習を積んでるそうです。

BoutReview

2007-05-13 | Review
Mixed Martial Arts Championship:THE REVOLUTION

http://www.mmawl.com/
このサイトでローカル大会な大会のPPVが視聴できるということで早速見てみました。12日に放送されるのはMixed Martial Arts ChampionshipとFightFestの2大会があったのですが、FightFestはクリフ“ツインタイソン”コーザの総合デビュー戦しか見所がないので今回は知ってる選手が多いMixed Martial Arts Championshipを購入することに。
しかし前日から何故か購入ができずに、サポートサイトにメール送って相談したりと苦労したのですが結局購入できず。開催時間が日本時間の9時なのですが寝坊して9時半にもう一度購入してみると今度は購入成功。おかげでマルセロ・ブリットの試合が見れなかった・・・。(とか言ってましたが、どうやらPPVを購入したイベントは30日間までなら無料で見れるみたい。暇があれば見てない試合も見直してみます。)

○アントウェイン・ブリットvsパトリック・バレンティーニ●(1RKO)
バレンティーニの見た目は先日モーにぶっ飛ばされたギョンソック似の脂肪アジア人。ブリットはムチムチの黒人。
巨漢のバレンティーニの放ったまさかのハイキックでダウンしたブリットだが、スタンドの展開に戻るとパンチで突っ込んできたバレンティーニに右ストレートのカウンターを合わせて一発KO。

○ホドリゴ・ボッティvsサム・リーラ●(3RTKO)
ボッティはタックルでグラウンドに持ち込みバックやマウントを奪うが、スタンドに戻されるとリーラの大振りなパンチを何度も被弾。2Rにもマウントを奪うも下からTKシザースでスイープされアキレス腱固めを極められかける。
タックルを切られてがぶられる→猪木アリ状態orタックルを切られてがぶられる→バックを奪われるという形が続くが、最後はマウントから鉄槌の連打でTKO勝利。

○マット・リーvsアシェー・ボウマン●(1Rギロチン)
ボウマンはライオンズデン所属でサブミッションスペシャリスト、リーは日系人でムエタイベースだそうです。
ボウマンは胴タックルを狙うが逆にリーが横に振ってテイクダウンで上に。リーは自ら立ち上がってジャンピングパウンドを放つと同時にサイドを奪うがボウマンもエスケープでスタンドへ。再び胴タックルで前に出たボウマンだが、これをリーがスタンドでのギロチンで絞め上げると堪らずボウマンはタップ。

○ジョゼ・エドソン・フランカvsロッキー・バタスティーニ●(3R判定)
フランカは柔術世界王者、バタスティーニはライオンズデン所属の紹介。
バタスティーニはタックルで前にでるがフランカはこれをがぶってディフェンス。バックに回るとパウンド、バタスティーニが反転して仰向けになるとサイドから肘という繰り返しが続く。腹にサッカーボールキック、肩固めでプレッシャーを与えつつ肘を打ち込んでいくが極めきれず。
3Rには両者もつれてロープの間からリングの外に出てしまい、バタスティーニはリングサイドに置いてある机の上から転げ落ちる。しばらく休憩してバタスティーニがリングに戻ると会場からは拍手。
再び突っ込むバタスティーニだが自らの大振りパンチでバランスを崩して倒れるとフランカに上を奪われる。しかしそのまま膠着が続いて会場からブーイングが飛ぶ中試合終了。判定でフランカが勝利。フランカは不気味なダンスと何故か前回り受け身を披露。

○クリス・マニュエルvsキーラ・ニーミ●(判定)
試合開始と同時にニーミが飛び膝!と思ったらここで画面が真っ黒になるアクシデント。特に気にしてる試合ではないのでしばらく置いて部屋の片付けしてたらちょうど試合が終わったとこでした。

○ハファエル“モンテガ”バトスvsレイダー●(1RTKO)
モンテガは柔術黒帯との紹介。サイトでは相手はHans Marrero Jr.となってましたが出てきた選手はレイダーという選手。欠場したならちゃんとそこら辺も変更しといてくれ。
モンテガはパンチの連打から飛び膝、さらにバックブローまで放っていく。レイダーもバックブローを返すが打撃を怖がってるのか、モンテガが打撃で前に出ると亀ガードで下を向いてしまう。モンテガはタックルでサイドを奪うとマウント、さらに後ろを向いたレイダーからバックを奪うと左右のパウンドの連打を打ち込んでTKO。

○ハルバート・グッドマンvsディージン●(1Rギロチン)
個人的に本日の裏メイン。アメリカNFLチームのグリーンベイ・パッカーズに所属していた選手で総合ではアマで2戦2勝。ニックネームは「ゴリラ」。今回がデビュー戦となります。相手はサイトの表記ではヘンゾ・グレイシーから紫帯を巻かれたイスラエルのハイム・ゴザリの予定でしたがディージンという選手に変更に。おいおい・・・。
ディージンは胴タックルにいくとグッドマンはスタンドでギロチン。ディージンはそのままスラムで強引にテイクダウンするがグッドマンはそのまま絞め上げるとディージンがタップ。グッドマンはプロデビュー戦を完勝で飾りました。

○ニーノ“エルビス”シェンブリvsアミール・ナハヴァルディ●(1R腕十字)
ニーノが05年12月のリンドランド戦以来の総合の試合。階級をウェルターに下げた為か精悍な顔つきをしてる。相手は初期PRIDEでグッドリッジに敗れたアミール。
ニーノは両足タックルでテイクダウンを奪うとサイドへ。アミールの片腕を掴みつつ逆サイドに素早く移行して足を横三角のようにロックすると腕十字へ(シャオリンが上山に極めた形に近い)。しばらく耐えてたアミールでしたがあえなくタップ。ニーノは4年ぶりの総合での勝利。

○ファビアーノ・カポアニvsホーマ・ムーア●(1RTKO)
メインはシュートボクセのカストロとRITCを主戦場にするムーア。と思ったら入場口から出てきたのはカストロではなくDEEPで滑川と対戦したカポアニ。だ・か・ら、欠場したならそう伝えろと。
両者ともしばらくお見合いが続くがカポアニが接近して膝を2発打ち込むとムーアが胴タックルでテイクダウン。カポアニは腕十字を狙うがこれは不発。ムーアは細かいパウンドを打つが膠着が続く。カポアニは再び十字を狙うとコンビネーションで三角。極まりかけるがムーアを首を抜いて自ら立ち上がる。するとレフェリーにタイムを要求すると膝を押さえて倒れこむ。それを見たレフェリーが試合をストップすると会場からは大ブーイング。メインが不完全燃焼な終わり方に。

MMA Result

2007-05-12 | Result
Undisputed Arena Fighting Championships:Art of War 2

○クリス・ギレンvsウェズ・シムス●(3R判定)
○デビッド・ロワゾーvsフレッディー・エスピリカータ●(2R肩固め)
○アレックス・アンドラーデvsブランドン・マクダウェル●(1Rアンクルホールド)


前回の試合は相手の金的攻撃に悶絶してノーコンテストとなってしまったシムスが仕切り直しの試合を行ないました。相手はこれまで5勝5敗という無名選手でしたがシムスはこのギレンのしつこいタックルに手を焼き、グラウンドでバックからチョーク、マウントからアームロックや肘を喰らうなど終始劣勢となり結局判定負けに。この試合のせいなのかシムスは予定されていたGracie Fighting Championshipsでのモンソン戦をキャンセル。
UFCではフランクリンにボコボコにされ、Elite XCではヴィラセニョールに手痛い判定負けを喫したロワゾーも復帰戦。ロワゾーは左右のパンチや蹴り、グラウンドで得意の肘を叩き込みまくり、最後はマウントから肩固めで一本勝ち。
3月に開催された同大会で約6年振りの試合で勝利したアンドラーデもアンクルで一本勝ち。

BoutReview(ユライヤ・フェイバー)

2007-05-11 | Review
今回は北米65kg以下級最強との呼び声も高いユライヤ・フェイバーの試合を紹介したいと思います。
フェイバーは「カリフォルニアキッド」の異名を持ち、総合の戦績は18勝1敗。現在10連勝中で、WEC世界バンタム級タイトルを2度の防衛に成功しています。この試合の時点での戦績は10勝1敗でした。
その対戦相手となったのは日本の格闘技ファンにはある意味馴染み深い?チャールズ“クレイジーホース”ベネット。ベネットにとっては武士道で三島にアンクルホールドを極められた試合以来となります。

2005年12月11日 vsチャールズ・ベネット


まずはベネットがノリノリで入場。日本の試合の時みたいに変なマスクを被ったり、左右別種類の靴下を履いたりはしてませんw。


続いて(当時)Gladiator Challengeバンタム級王者のフェイバーがベルトを掲げて入場。地元のカリフォルニアでの試合のせいか歓声が凄いです。その時ベネットはと言うと、

寝てるよwおいwww。

両者中央で何か言葉を交わし握手し試合開始へ。レフェリーはアメリカの和田レフェリーとも言われるハーブ・ディーン。
左腕を下げたデトロイトスタイルでにじり寄るベネットに対してフェイバーは細かいジャブのフェイントから右ロー。ベネットも鋭いローキックを返すがバックステップで避けられる。フェイバーはジャブのフェイントから素早い両足タックルでベネットをケージ際にテイクダウン。

<テイクダウンを成功させベネットをケージに押し込むフェイバー>

マウントを奪い肘を叩き込もうとするフェイバーに対してベネットは反転するとバックを奪われる。フェイバーはチョークを狙うが足をロックすることができず、逆にベネットが背中から引きずり落としてケージ際に押し込む。

<ベネットが逆にケージ際に押し込む。すげぇ身体能力。>

しかしフェイバーもすぐに体勢を変えてアンクルホールドを狙い、ベネットがこれを逃げようと立ち上がるとこへ片足タックル。しかしベネットも負けじと踏ん張って腕をクラッチするとパワーボム?狙い。


だが流石にこれは持ち上げることができずにバランスを崩して転倒。しかもフェイバーもベネットの両足に頭を挟両者が仰向きで重なり合うという形に。


ベネットはそのまま上を奪いがぶる形となるがフェイバーもベネットの片足を取りに行き、ケージに押し込んでテイクダウンに成功。得意の肘打ちを狙うフェイバーに対してベネットは下から組み付き、上体を起こして立ち上がろうとするがフェイバーも首を抱えてギロチンへ移行。

<レスラーが得意とする怪力チョークを仕掛けるフェイバー>

フェイバーはこれは極まらないと見るとすぐさまベネットをマットに押し付けてマウントへ移行。下から組み付こうとするベネットの顔を押さえつけて強烈な左右の肘をこれでもかと叩き落す。

<パワフルな左右の肘をガンガン繰り出すフェイバー>

肘を嫌い後ろを向いたベネットにフェイバーはチョーク。ベネットは強引にフェイバーを突き飛ばし立ち上がろうとするがフェイバーも片足タックル。これに素早く反応したベネットは足を引き抜き逆にバックを奪おうとする。


だがフェイバーも負けじとベネットの腕を掴むと柔道の背負い投げのような形でベネットをケージ際に叩き落す。


しかしこれまたベネットは素早く立ち上がるとフェイバーの背後に回りこんでパンチ。バランスを崩して倒れたフェイバーのボディにサッカーボールキックを繰り出す。突っ込んでくるベネットに片足タックルを仕掛けるがベネットは後ろに回りバックマウントへ。だがベネットは足をロックできず、上体が上がりすぎたために前方に振り落とされる。


上四方からサイドに移動したフェイバーは一気にマウントへ移行。先程と同じように左右の肘を落としまくる。


フェイバーはハリトーノフがシュルト戦で見せたような自らの足でベネットの腕をロックする形を見せるが、ここでベネットが腰の跳ね上げだけでフェイバーからスイープするという驚異的な身体能力を披露。


上を奪ったベネットをお返しとばかりに鉄槌を落とすがフェイバーも必死になってベネットの片足に喰らいついてケージ際に押し込みテイクダウン。
サイドからマウントへ移行するとベネットが後ろを向きバックマウントへ。そのままチョークで絞め上げるとベネットが失神?(カメラの向き的にベネットの腕が見えない)してレフェリーが試合をストップ。


いや~本来ならフェイバーは65kg以下級の選手なんですがこの試合は本人にとって唯一の70kg以下契約の試合。しかもその相手が凄まじい身体能力を誇るベネット(ベネットも70kg以下でも少し軽いけど)に少々手こずった感じでしたがその分スリリングな試合でしたw。