浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result(馬鹿は果てしなく)

2007-08-26 | Result
ShoXC:Elite Challenger Series

○ヴィクトー・ヴァレンズエラvsチャールズ・ベネット●(1RТKО)


この両者は2005年に一度対戦し、打撃の得意のはずのベネットが元ボクサーのヴァレンズエラのパンチでボッコボコにされたのにも拘らず判定は謎のドロー裁定。今年の6月に再戦の予定でしたが保護観察中のベネットが違法行為で逮捕されてしまい保釈されなくて欠場というはめに。今回はそのリマッチが実現。
試合前に相変わらずのテンションで臨んだベネットでしたが今回もヴァレンズエラのパンチを喰らって劣勢。最後はラドウィック戦のように情けなくタップアウト。
今大会にはオーストラリアの未知強ボネーロも出場が決定してて、大会の結果を見たら相手のジョン・マーフィが勝者になってたので「ボネーロ負けた!?」と思ったら負けた選手は別の人だったのでどうやら欠場した模様。なんでも試合前のメディカルチェックで弾かれたとか。

MMA Result(新王者誕生、しかし・・・)

2007-08-26 | Result
Maximum Fighting Championship:Lucky 13

○ロジャー・ホレットvsヴィクトー・ヴァリマキ●(1RТKО)


デビューから破竹の6連勝、しかも全てがKОか一本勝ちというカナダの剛腕ホレットがヴァリマキも保持するMFCライトヘビー級タイトルに挑戦
前に出てきたヴァリマキの対してホレットは左膝で迎撃し左フックも返すとヴァリマキは早くもカットで出血。しかしここでアクシデントが発生。ホレットがパンチを放った際に指がヴァリマキの目に入ってしまい悶絶。思わず亀になったヴァリマキに対してホレットは覆いかぶさってパウンドの連打で猛追。反撃の無いヴァリマキを見たレフェリーは試合をストップ。後味の悪い結末となりましたがホレットが7戦無敗で新王者に輝きました。
両者は10月に開催されるExtreme Cage Combatという大会でリマッチするとかなんとか。

MMA Result(韓国に立つ日本柔道家)

2007-08-21 | Result
Spirit MC 12:無差別級GP 開幕戦

○Kwang Hee Lee.vsA Sol Kwon●(2R)
○Ho Jin Kim.vsJong Kwon Baek●(判定)
○Jung Gyu Choi.vDool Hee Lees●(1R)
○Jae Young Kim.vsGil Myung Chun●(1R)
○ケルビン・フィティアルvsChul Hyun Jung●(2R)
○村田龍一vsDong U Shin●(1RТKО)
○Yoon Young Kim.vsSeong Yeol Ahn●(1R)
○Seung Hwan Kim.vsGi Young Nam●(判定)
○NamSun Kim.vsJae Hyun So●(判定)


韓国で行われたSpirit MCの無差別級GPに吉道場の村田龍一が参戦。無差別の試合だけあって対戦相手のDong U Shinは180㎝、93㎏と村田よりも一回り大柄な選手でしたが、村田は試合開始早々に打撃をヒットさせるとそのまま追い打ちをかけて僅か18秒でТKО勝ち。10月14日に行わる2回戦に駒を進めました。

BoutReview(ビビアーノ・フェルナンデス)

2007-08-20 | Review
今回はHERO’Sと契約したと噂の柔術軽量級の雄ビビアーノ・フェルナンデスの総合デビュー戦の試合を紹介したいと思います。2戦目のフェイバー戦に関してはyoutubeにあるのでそちらで。
vsユライヤ・フェイバー

ビビアーノの柔術での実績についてですが2005年ペナ級ワールドカップトーナメント優勝、ブドーチャレンジ 60kg未満級優勝、2006年パン・アメリカンBJJ選手権 黒帯アダルト ペナ級優勝など、数えたらキリがないのでそこら辺は省略。

2004年10月23日 vsルイス・フィゴラ(アメリカ)
ガードを高く上げたビビアーノはジャブすら出さずに正面から胴タックルにいくが相手のフィゴラも踏ん張って離れ際に膝を放つ。

<正面から突っ込むビビアーノ(手前)>

離れたビビアーノはジャブを一発放つと今度は両足タックルへ。

そのままコーナーに追い込むと両足を引っこ抜いてテイクダウンに成功。
フィゴラはサイドを奪われると暴れて逃れようとするがビビアーノもとんでもないスピードでバックに回りバックマウントを奪取。


そのまま仰向けとなり足もロックすると一気にチョークへ!フィゴラもしばらく耐えるが最後はあえなくタップアウト。


総合デビュー戦の柔術家だけあって打撃は全く出さずに正面からのタックルオンリーという危なっかしい戦い方でしたが、軽量級でも群を抜くスピードだけあって2度目のタックルのタイミング、そしてバックに回るスピードは凄まじいものでした。

MMA Result(連敗脱出&デビュー戦)

2007-08-20 | Result
Cage Rage:Contenders 6

○ブラッド・ピケットvsヴァウフ・ハーヴェイ●(3RТKО)
○マット・エウィンvsレオ・ネガォン●(反則)
○マーク・ブキャナンvsケビン・シムス●(1R腕十字)


Cage Rageの下部組織であるCage Rage:ContendersのメインにダイナマイトUSAで所に敗れたピケットが登場。現在2連敗中のピケットは是が非でも勝利を手にしたい所ですが、対戦相手のハーヴェイはピケットのパンチを何発も被弾しながらも前に出続けて逆にピケットが鼻から出血するなど苦戦。しかし最終ラウンドにピケットがサイドポジションからパウンドの連打を放つとレフェリーが試合をストップし、ピケットは連敗をストップ。
セミには過去に柔術の大会で世界王者になったこともあり、ノーギでは2階級上のジェフ・モンソンにも善戦したという英国在住のブラジル人のレオ・ネガォンが総合デビュー。相手はベテランのマット・エウィン。試合前にエウィンを睨みつけ気合い満々のネガォンでしたが結果は勢い余ったのかグラウンド状態でエウィンの後頭部に膝を叩き込んだネガォンの反則負けという結果に。

MMA Result(カナディアン王者)

2007-08-20 | Result
King Of The Cage:Brawl at the Mall

○ティム・ハギューvsアドリアーノ・ベルナルド●(2RТKО)


1000人以上の観客を集めたカナダ大会のメインで空位となっているKOTCカナディアン・ヘビー級王者を決める戦いが行われ、デビュー4戦目でルーベン・ビジャレアルを判定で下した無敗のティム“スラッシング・マシーン”ハギューがТKО勝ちで新王者に輝きました
ハギューは1Rからテイクダウンを成功させて120㎏近い巨漢から放たれる強烈なパウンドでベルナルドを追い込む。なんとか1Rは凌いだベルナルドでしたが既にガス欠状態で、2R再びテイクダウンを許すとパウンドの餌食となり決着。

vsビジャレアル(1Rのみ)

MMA Result(日本人3選手参戦)

2007-08-18 | Result
Freestyle Combat Challenge 29

<アメリカvs世界>
○ロン・フェアクロスvsマイク・スズセルバ●(1Rチョーク)
○花澤大介13vsジェラルド・ミールスチャート●(1Rアームロック)
○鍵山雄介vsヴィンセント・デップ●(3R判定)
○国本起一vsティム・アゲル●(1R腕十字)
○ライアン・ニコルスvsエヴァン・マルティネス●(2Rチョーク)

○ジャミール・マソウvsデビッド・メッシアウス●(1RТKО)
○ルーカス・ボワーvsダスティン・ピーターソン●(1Rチョーク)
○デイブ・クレスvsスコット・ウシャー●(1Rチョーク)
○マイク・サンチェスvsマルコ・ダニエルス●(1Rチョーク)


FFCという北米のローカアメリカvs世界というコンセプトで5対5マッチを実施。まぁ、アメリカ勢はともかく世界勢に団ル大会で結力なんて無いだろうけど。その世界勢の5選手中、なんと3選手が総合格闘技道場コブラ会所属の日本人!
セミに登場した花澤はこれまでFFCで2勝1敗の戦績を残しているミールシャートという選手をグラウンドに持ち込むとあっさりアームロックで一本勝ち。05年から5連敗を喫していましたが現在は3連続一本勝ちと波に乗ってるようです。
今回が総合プロデビューとなった鍵山、デビュー戦は鳥生の判定負けした国木も共にプロ初勝利を挙げ、対抗戦自体も日本人3選手の活躍で勝ち越し。
メインではUFC参戦経験ものあるロン・フェアクロス(KО負け寸前になった挙げ句対戦相手の股間を蹴り上げて無効試合になったが)がドイツ出身のスズセルバをチョークで沈めて勝利。

MMA Result(対抗戦路線?)

2007-08-16 | Result
Warriors Realm 10 Hawaii vs. Australia

○エイドリアン・パンvsデイブ・モレノ●(3R肩固め)
○ダモン・マククルーvsジェフ・キング●(1R三角絞め)
○ダニエル・リマvsアルバート・マネーズ●(3R判定)
○マット・ケインvsジョン・ヴァルリー●(1R腕十字)
○ベルナルド・マガリャエスvsジャイ・ブラッドニー●(2R判定)
○ミック・モルタイマーvsタカ・キタハラ●(2R判定)
○イアン・ボーンvsジム・テイラー●(1Rチョーク)
○コリー・ギブソンvsジェイソン・ハリス●(1Rチョーク)


前大会でvs日本を実施したWarriors Realmですが、今大会ではvsハワイというコンセプトを実施。しかしオーストラリア勢はパンとリマ、ハワイ勢はモレノしか知らない。
メインでは日本でも試合経験のあるエイドリアン・パンはペンの弟子で「マッド・マングース」という異名を持つモレノと対戦。試合は両者ともグラウンドで動きのある展開を繰り広げ、内容が五分のまま最終ラウンドへ突入。パンはローキックからタックルでテイクダウンを狙うがモレノが上を奪う。そしてガードから強烈な肘を叩き込むとパンが出血。ドクターチェック後に試合は再開されるとパンはポジションを奪い返して肩固めを敢行。これがガッチリを極まるとモレノはたまらずタップアウト。
ダニエル“リル・イービル”リマvsアルバート“オールウェイズ・バッド”マネーズという物騒なニックネーム同士の対戦。リマはスタンドでは威力のある打撃、テイクダウンを奪うとバックからチョークを仕掛け、ガードポジションからは肘打ちと多彩な攻めを見せて圧倒。しかしマネーズのサミング、さらには金的により試合が中断され、観客はブーイング。そしてこれに怒ったリマは最終ラウンドにガス欠となったマネーズを攻め立てるも判定へもつれ込み、結局リマの勝利に終わりました。

MMA Result(活発なクロアチア)

2007-08-14 | Result
Ultimate Conflict

○イブラヒム・マゴメドフvsクレシミール・ボクダノヴィッチ●(1RTKO)


クロアチアにてPRIDEルールを使用した新たな総合大会が始動。会場には何故かUFCデビュー戦を白星で飾ったミノタウロ・ノゲイラの姿も
PRIDEではミルコのミドルキックに沈み、武士道ヨーロッパでは大会数日前にオファーを受けてスタミナ切れでTKO負け、M-1では同門のゼンツォフにハイキックで吹っ飛ばされるなど現在3連敗中のマゴメドフが久々の試合を行ないました。
対戦相手はデビュー戦で実力者のペトゥコビッチに豪快なフックでKO勝ち、3戦目ではヴァレンタイン・オーフレイムからフックでダウンを奪ってからパウンドでボコったクレシミール・ボクダノヴィッチという未知の強豪
試合はマゴメドフのパンチが的確に顔面と捉えてボクダノヴィッチは早くも出血。結局そのまま試合はストップされてマゴメドフのTKO勝ちとなりました。

クレシミール・ボクダノヴィッチvsミオドラグ・ペトゥコビッチ


クレシミール・ボクダノヴィッチvsヴァレンタイン・オーフレイム

MMA Result(元UFCファイター)

2007-08-14 | Result
United Fight League

○クリス・ライトルvsマット・ブラウン●(2Rギロチン)


Xtreme Fighting Organization 19

○ショーン・サーモンvsウィリアム・ヒル●(判定)


元UFCファイターの2名がローカル団体に登場。
マット・ヒューズ相手に洗濯挟み、金網を蹴ってのスイープ、執拗なまでのギロチンを狙うなど善戦したクリス・ライトルはジョージ・グージェウの弟子であるマット・ブラウンと対戦し、得意のギロチンで一本勝ち。ライトルって地味だけど普通に強いなぁ。
UFCでは2戦2敗と振るわなかったサーモンは実力者相手にことごとく負けているヒル相手に判定で勝利。サーモンの次戦はRage in the Cageの第100回大会だそうです。