浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result(再び大舞台へ)

2007-11-26 | Result
King Of The Cage:Bad Boys

○クレイ・フレンチvsジェイソン・アイルランド●(3R判定)
○ジェームス・リーvsダニー・ベサント●(1R肩固め)
○ダン・スバーンvsドン・リチャード●(3R判定)


2003年のディーン・リスター戦以降はパンクラス、PRIDEでも勝利しノーコンテスを挟んで9連勝中(何故か敗戦したボネーロ戦は戦績から削除されてます)のジェームス・リー。今回がデビュー戦となるベサントという選手を肩固めで瞬殺し勝利。ちなみにリーは来年1月に開催されるUFC80への参戦が決定したそうです
KOTC世界ライト級王者のフレンチが防衛戦を行い、PRIDEでハンセンと対戦したアイルランドを判定で退けて3度目の防衛に成功
ドン・リチャードに判定勝ちした“元祖ビースト”スバーンは来年でとうとう引退することを表明したそうで。

MMA Result(アクシデント)

2007-11-26 | Result
Maximum Fighting Championships 14:High Rollers

○ブラッド・ザズラクvsショーニー・カーター●(1RTKO)


1997年に総合デビューしてから今回が63戦目を迎えるベテランのショーニー“Mr. International”カーターがカナダのMFCに初登場。対戦相手のザズラクは今回がプロ3戦目のグリーンボーイであり、経験豊富なカーターとメインで戦わせることには批判的な意見もあったそうで。しかし結果は驚くべきことに。
果敢にも先制攻撃を仕掛けるザズラクに対してカーターも応戦。しかしここでカーターが腕を負傷するアクシデント。なんとか試合を続けるカーターでしたが2度目のブレイク後には痛みに耐えれず膝を着いてしまいレフェリーが試合をストップ。無名のザズラクが思わぬ形で金星を勝ち取りました。

MMA Result(アフガン)

2007-11-23 | Result
Ultimate Glory:Part 6

○シアー・バハドゥルザダvsナータン・スハウトラン●(1RТKО)
○アンソニー・レアvsジミー・マーテンズ●(1RТKО)


アフガニスタンからオランダに移住し修斗世界ライトヘビー級王者にまで駆け上がったバハドゥルザダが凱旋試合。相手のスハウトランは修斗の世界ランキング9位であり、現在は活動していませんがイギリスのUltimate Combatのライトヘビー級タイトルも保持しています。
バハドゥルザダはテイクダウンを奪うとガードの中からパウンドの雨を降らせてТKО勝ちで圧勝。
現在の修斗世界ライトヘビー級ランキングが、
ジョセフ・ベイズ(アメリカ/チーム・ペディゴ)
エドワード・オダニエル(アメリカ/ウォーカー・サブミッション・キックボクシング)
山下志功(日本/パラエストラ札幌)
ダスティン・デニス(アメリカ/アメリカン・トップ・チーム)
村山暁洋(日本/GUTSMAN修斗道場)
グラズヴィダス・スマイリス(リトアニア/ローニナス・L.B.T.)
余膳正志(日本/シューティングジム大阪)
レアンドロ・シウバ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
ナータン・スハウトラン(オランダ/VC・デ・フルート)
ペトラス・マルケヴィチウス(リトアニア/アウドラ・ジム)

このようになってますが、正直言って防衛戦にするような対戦相手が見つからないなぁ。須田みたいにならないか心配。まぁ、その場合他団体が引っ張っていきそうだけど。

MMA Result(ストーカー被害)

2007-11-20 | Result
World Free Fight Challenge 3:Bad Sunday

○ファブリシオ・ナスシメントvsミンダウガス・スミルノヴァス●(アンクルホールド)
○ジョン・フランソワ・レノグvsアースランべック・アシュカロフ●(1Rチョーク)
○マーロ・ピラクvsロドニー・ファベイラス●(1RTKO)


パンクラスで井上と対戦したイタリア在住のブラジリアン・ナスシメントがリトアニアの高田の兄ミンダウガスと対戦。両者はこれが再戦となるのですが(ナスシメントが勝利)、実はこの再戦は前回のこの大会で組まれてたのですが欠場者続出で大会が消滅し、それが今回再び組まれた形。ZSTでは小谷のストーカーして有名?になったミンダウガス兄さんですが今度はナスシメントに移り変えたのか。結果はナスシメントがアンクルホールドでミンダウガス兄さんからタップを奪って返り討ちに。
武士道で菊田を苦戦させたヌルヌル野郎レノグは無名選手にチョークで勝利。今回もヌルヌルだったのかな。
キックボクサーとしても活躍しているファベイラスはチーム・トロージャン所属で総合8戦全勝のマーロ・ピラクと対戦しTKO負け。このピラクは弁慶と同じくクロアチア出身の選手ですが、弁慶とは違い柔道がベースだそうでグラウンドも期待できるか。

MMA Result(未知強?&未知強)

2007-11-20 | Result
King Of The Cage:Damage INC.

△トニー・ボネーロvsライアン・スタルディ△(2Rドロー)

前回のトニー・ロペス戦で初の判定決着によりデビュー戦からの連続一本勝ちが途絶えたボネーロが登場。アマで4勝1敗という戦績を残し、多分今回がプロデビュー戦となるライアン・スタルディという選手相手になんとドロー。
なんかボネーロも大舞台に出てくる前にだんだんとメッキが剝がれてきてるな・・・。


King Of The Cage:November Rain

○ニック・ヒンクリッフィvsトラビス・ガルブレイス●(1RТKО)

ガルブレイスはPRIDEラスベガス大会で中村に破れた選手ですがKOTCカナダ・ライト級王座を保持していたこともある実力者。でしたが今回はヒンクリッフィという無名選手相手に1RでТKО負けを喫してしまいました。
このヒンクリッフィの戦績を確認してみると、なんと8戦全勝。これはカナダに新たな未知強出現か。

MMA Result(北欧の新鋭散る)

2007-11-13 | Result
The Cage:Volume 8

○ヨーナタス・ノバエスvsマチアス・アワッド●(2R判定)
○ヤルッコ・ラートマキvsオリヴィエ・エリザベス●(2R三角絞め)


フィンファイトと並びフィンランドを代表する総合イベントのThe Cageが半年ぶりに開催。
メインに登場したアワッドはドイツの実力者ヴェイケルとスタペルを下し、2005年に行われたEuropean Vale Tudo 5でのトーナメントでは来日経験もあるカチャとナシメントを撃破して優勝し、以前から期待されていましたが今回はそのトーナメント以来の試合となりました。
対戦相手はヨーロピアン・トップ・チームとかいうパクリ臭いチームに所属しているスイス人ヨーナタス・ノバエスという2戦して2敗という選手だったのでしたが、なんと結果はアワッドが判定負けを喫するアップセットが起きました。2年ぶりの試合ということで試合勘が鈍ってたのか、元々こんなものだったのか・・・。

MMA Result(Final)

2007-11-12 | Result
Mo Team League:Final

ホアキム・マミュートvsジュニオール・ドス・サントス●(1R腕十字)
アレッシャンドリ・カカレコvsファビオ・マルドナド●(1R膝十字)
シウマウ・ホドリゴvsジュリオ・フィールド●(3R判定)
セルジオ・モラエスvsジェウソン・シウバ●(3R判定)
ルシアーノ・アゼベドvsハファエル・バストス●(3R判定)


ブラジル版IFL、MTLの決勝戦はブスタマンチ率いるワイルドファイヤーとホジェリオ・ノゲイラ率いるアヴァランチで行われることに。
まずライト級戦では前回三角絞めで勝利したアゼベドとレオ・サントスに判定負けを喫したバストス。バストスがバックを奪い腕十字を極めかければ、アゼベドも引き込んでギロチンを極め返すなど応戦。互角の試合を展開した両者でしたがテイクダウンの差でポイントを奪ったアゼベドが判定勝利でワイルドファイヤーが先制。

ウェルター級戦は前回肩固めを極めて勝利したモラエスと判定負けしているシウバによる戦い。モラエスはテイクダウンを奪うとマウントやバックなどポジションで優位に進めていく。シウバもスタンドでの打撃で逆転を狙うが再びグラウンドでマウントを奪われるなど劣勢のまま判定へ。モラエスが勝利しアヴァランチが五分に戻す。

ミドル級は前回判定負けを喫しているホドリゴと今回が初参戦となるフィールド。ホドリゴはテイクダウンを奪うとパウンドで猛攻を仕掛ける。レフェリーに止められそうもなる寸前でフィールズはなんとか脱出し、スタンドでパンチを当て返す。際どい内容ながらスプリット判定でホドリゴが勝利し、ワイルドファイヤーが王手。

ライトヘビー級戦はワイルドファイヤーからはBТТの実力者カカレコ、アヴァランチからは前回強豪キックボクサーのミランダを判定で下したマルドナド。カカレコは得意のタックルでテイクダウンを奪うとサイドから打撃。防御に徹するマルドナルドの隙を見逃さず膝十字へ。これが極まりカカレコが27秒で秒殺し、1試合残しながらワイルドファイヤーの勝利が確定。

チームの勝敗が決定してしまったため選手個人の戦いになってしまったヘビー級戦。これはIFLでもよくあることだけど。ワイルドファイヤー所属のマミュートはテイクダウンに成功すると腕十字へ。サントスもなんとか立ち上がって腕を引き抜こうとするが脱出できずに一本。

通算成績4勝1敗でブスタマンチのワイルドファイヤーが優勝。

MMA Result(HEROS in Lithuania 3rd)

2007-11-12 | Result
HEROS:Lithuania

○エギリウス・ヴァラビーチェスvsジェイソン・ジョーンズ●(判定)
○ヴァレンティナス・ゴルボフスキスvsピオトル・ポドラク●(1RTKO)
○ケスタティス・スミルノバスvsダムバ・ラドナエフ●(2R腕十字)
○タダス・リンカビュチスvsジョン・ブラウン●(1R腕十字)
○奥出雅之vsマリウス・リアウケビュチス●(1R腕十字)
○ペトラス・モリカビュチスvsデビッド・マルシナ●(1R腕十字)
○西坂タツヒコvsローランダス・アグラバ●(1R膝十字)
○エリカス・ペトライティスvsニコ・プハッカ●(2Rギロチン)
○大石真丈vsアルテミジェ・シテンコフ●(2R三角絞め)
○セルゲイ・ジュスケビッチvsアントン・クイヴァネン●(2RTKO)


今回が3度目の開催となったHEROSのリトアニア大会。面子はHEROSというかZST、もしくはリトアニア武士道だけど。
日本から参戦した大石、奥出、西坂の3選手は全員揃って1Rで一本勝ち。奥出は日本では勝てんけどリトアニアでは何故か勝ちまくってるなぁ。
日本でも馴染みのある選手のヴァラビーチェス、スミルノバス、タダス、ペトラス、エリカスらも全員勝利。

MMA Result(兄貴は最後まで兄貴でした)

2007-11-11 | Result
Pro Elite:EliteXC

○KJ・ヌーンズvsニック・ディアス●(1R終了時ТKО)
○キンボ・スライスvsボウ・カントレル●(1RТKО)
○ジェイク・シールズvsマイク・パイル●(1Rチョーク)
○カイル・ノークvsセス・クレインバック●(2RТKО)
○アントニオ・シウバvsジョナサン・ウィゾレック●(1Rチョーク)
○イーブス・エドワーズvsニック・ゴンザレス●(1Rチョーク)


前回の復帰戦では思わぬ苦戦を強いられたニック・ディアスこと兄貴はヌーンズとEliteXCスーパーライト級王座を賭けて対戦。個人的には兄貴の勝利を予想してたのですがMMA PLANETに「得意なキャラクターで、EXCを取り仕切るゲイリー・ショーのお気に入りでもあるディアズ、その実力は誰もが認めるところだが、対戦相手のKJ・ヌーンのボクシング+ヒザを軽んじることはできない」と気になる文章がったのですが試合はまさにその記事通りになることに・・・。
ボクサーだけあって的確なボディブローをヒットさせるヌーンズに対して兄貴は長いリーチをチラつかせながらタックルにいくが意外とヌーンズの腰が重たくテイクダウンできず。タックルを続ける兄貴にヌーンズがカウンターの膝蹴りをヒットさせる場面も。1度だけテイクダウンに成功するが、バックに回ろうとした動きに合わせヌーンズもついてきて立ち上がる。
ここで兄貴が瞼をカットしドクターチェックが入るが試合再開。
テイクダウンが奪えず突破口を開けない兄貴にヌーンズのカウンターの右ストレートが炸裂し兄貴がダウン。中途半端な距離でシッティングガードをとる兄貴に対してヌーンズは飛び込んでパウンドを当てる。離れたヌーンズに兄貴はシッティングガードで詰め寄るがヌーンズは付き合わない。
兄貴苦戦のまま1Rが終了。そして2R開始前にドクターストップがかかり試合が終了し、ヌーンズがEliteXCスーパーライト級王者に。早々に退場した兄貴は帰り際に中指を立てて控室に消えていきました。

総合デビュー戦で元ボクシング世界王者マーサー相手にギロチンで勝利した伝説喧嘩屋キンボがEliteXCに参戦。相手はGladiator Challengeヘビー級王者のボウ・カントレル。
開始早々に放ったカントレルのバックブローをかわしたキンボはジリジリと金網に追い込むと右アッパーから左フック。そして側等部に肘打ちを打ち込むとカントレルがダウン。キンボが殴りかかったとこでカントレルが高速タップ。正直言ってキンボの破壊威力があったのかカントレルが根性無しなのかさっぱりわからず。そういやキンボは何故か今回がデビュー戦ということになってたな。

超・地味強のジェイク・シールズはこちらも地味な実力者パイルと対戦。シールズは執拗なテイクダウン狙いをなんとか堪えるパイルでしたが、金網際でテイクダウンに成功したシールズはパスガード、サイド、マウント、バック、チョークという堅実なフルコースでパイルを一蹴。

ペザォンとウィゾレックはDynamite!! USAでカードが組まれていましたが、ペザォンの頭に腫瘍があるということで消滅。今回その腫瘍を取り除いたペザォンが復帰し、ウィゾレックとのカードが再び組まれることに。
立ち上がり随分と慎重なペザォンでしたがパンチをヒットさせるとラッシュ、そのままグラウンドへもつれ込むとバックから強烈なパウンドを落としまくり、最後はチョークで一本勝ち。

MMA Result(霊長類ヒト科最強と呼ばれた男)

2007-11-08 | Result
World Cage Fighting Organization:Kerr vs. Ambriz

○ジミー・アンブリッツvsルーベン・ビジャレアル●(1RТKО)
○マーク・ケアーvsステファン・ギャヴィン●(1Rアームロック)
○マーカス・ガイネスvsマーべリック・ハーヴェイ●(1Rギロチン)
○カルメロ・マレロvsラファエル・リール●(?)


大会のサブタイトルはスルーでw。
「霊長類ヒト科最強と呼ばれた男」マーク・ケアーが9カ月ぶりに登場。3年ぶりに帰ってきたらヤマヨシの魔性のDDТで自滅、1年と少し間を空けてIFLに参戦したと思ったら打撃でボコられ、さらに1年ぶりにCage Rageで試合したと思ったら自分のハイキックで転倒したとこをボコられるなど並以下に堕ちていったケアー。それ以外にもAFCという大会でウェズ・シムスと対戦が決定し、計量にまで参加したにも関わらず当日になって「ケガで試合できない」とドタキャン。さらに大会前のメディカルチェックで高血圧という珍しい理由で欠場(しかも欠場者続出で大会自体がパーに)と試合を行うのもいっぱいいっぱいの状態で、最後の勝利に至っては2000年に灼熱の西武ドームで行われたPRIDE10でのイゴリ戦となってます。
前日計量で126㎏という以前と比べるとかなりのウェイトオーバーで、シャー犬やUnderGround Forumにも体重に関するスレが立つ始末。対戦相手のステファン・ギャヴィンの戦績等は一切不明だったんですが、ケアーは組みつくとテイクダウンに成功。サイドを奪うと高田を仕留めたアームロックで一本勝ち。ケアーが7年ぶりの勝利を掴み取りました

WCOスーパーヘビー級タイトルマッチは本来ならバタービーンvsアンブリッツで行われる予定でしたがビーンが欠場し、代役はビジャレアルに。ここ数年戦績がボロボロだったアンブリッツでしたがテイクダウンし金網際に押し込むとパウンドの猛攻を仕掛けてレフェリーストップでスーパーヘビー級王者に

K-1で金魚として有名になったマーベリックさんですが総合では意外と戦績が良く、何気にシャノン・リッチ様にも2連勝w。しかし今回はマーカス・ガイネスという無名選手にギロチンで一本負けし3連敗。