浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2006-12-02 | Result
Icon Sport:Mayhem vs Trigg

○フランク・トリッグvsジェイソン・ミラー●(2RTKO)
○シドニー・シウバvsジェイ・ジャック●(1R三角絞め)
○ジェレミー・ウィリアムスvsジョン・フィールズ●(2RTKO)
○マーク・オーシロvsタイソン・ナム●(1RTKO)
○マーシャル・ハーヴェストvsカイル・ミヤハナ●(3R判定)
○クリス・シスネラスvsデビッド・パディラ●(2R腕十字)
○ポール・ゴルマンvsイカイカ・シウバ●(1R腕十字)
○ロン・ヴェルダレドvsケコア・ベーカー●(1RTKO)
○マウリ・ウルフグラムvsベン・フォノティ●(1R腕十字)
○サドュー・ボットvsロレンゾ・モレノ●(3R判定)
○ブロンセン・ピーパーvsヴィニー・デロス・サントス●(1RTKO)


前回のIconでのロビー・ローラーとの大激戦を制してIcon Sport世界ミドル級タイトルの奪取に成功したジェイソン・ミラーが初防衛戦。その対戦相手はカーロス・コンディットに破れ引退したはずのトリッグ。今回は77kg以下級からミドル級に階級を上げての挑戦となります。試合前の殆どの意見は「今のメイヘムが負けるわけない」「1度引退したトリッグなんて無理だろ」でしたが試合は驚きの結末に。
1R序盤はミラーがバックを奪い「これで終わりか?!」という展開でしたが、それを凌いで上のポジションを奪ったトリッグがパウンドとサッカーボールキックの雨あられで大逆襲。このラウンドはなんとか凌いだもののミラーのダメージは大きい。
そして迎えた第2R。ここでもトリッグの勢いは止まらず、ロープ際テイクダウンを奪うと1R同様にパウンドとサッカーボールキックの連発でミラーはディフェンスするのが精一杯。この攻撃でミラーは瞼を大きくカットして試合がストップ。トリッグが復帰戦でミラーを破るアップセットを起こしました
プロボクシングで47戦41勝(35KO)の成績を残しているジェレミー・ウィリアムスが総合デビュー戦。今回の試合に合わせてハリウッドのジムでクートゥアやルッテンと練習を行ってきたそうです。対戦相手は戦績自体は負け越してるもののこれまで34戦をこなしてきているジョン・フィールズ。
ウィリアムスはテイクダウンを奪われると腕十字を仕掛けられますがこれはなんとか脱出に成功。その後グラウンドで膠着してスタンドで再開するも、ウィリアムスのバッティングで試合が止められる場面も。第2Rになるとウィリアムスが逆にグラウンドで上になりパウンドの連打でタップを奪い総合デビュー戦で勝利をもぎ取りました。

MMA Result

2006-12-02 | Result
Fury Fighting Championship:93 KG GP

<Fury FCライトヘビー級トーナメント>
決勝戦
○チアゴ・シウバvsヴィクトー・ヴィアナ●(1RTKO)

準決勝
○チアゴ・シウバvsクラウディオ・ゴドイ●(1RTKO)
○ヴィクトー・ヴィアナvsダニーロ・モトセラ●(判定)

リザーブマッチ
○ルイス・バンハvsジョン・アスシス●(1RTKO)

<ワンマッチ>
○デウソン・ペジシュンボvsダニエル・アカーシオ●(判定)
○ギヴァニルド・サンタナvsミチェリ・ヴェルディネリ●(1R腕十字)
○クリスチアーノ・マルセロvsデビッド・カプラン●(2R三角絞め)
○ホドリゴ・ルイスvsカーロス・ラモン●(1Rギロチン)
○ファブリシオ・モンテイロvsマウリシオ・ヴェイオ●(1RTKO)
○マイク・イーストンvsウドソン・ロカ●(2RKO)


前回の一回戦に引き続いてFury FCライトヘビー級トーナメントの準決勝&決勝戦が開催されました。準決勝に勝ち残った4名は全員一本orKOで勝ち上がっています(一回戦で日本の増田を秒殺で葬ったディミトリー・ヴァンダレイは怪我で欠場、代役はBTTのゴドイ)。
まず03年コパドムンドのスペルペサード級で優勝し、一回戦ではジョン・アスシスをバックマウントからタコ殴りにした柔術家のヴィアナがモトセラからテイクダウンを奪い、終始上からパウンドを落とし続けて判定勝ちして決勝へ進出。
準決勝第2試合にはシュートボクセの新鋭チアゴ・シウバが登場。チアゴは一回戦後にShow Fight 5にも出場して勝利しており勢いに乗っています。方やディミトリー・ヴァンダレイの代役として出場したゴドイは前回のFury FCでチアゴと同門のディップに判定負け、そして今年の春には今回の対戦相手のチアゴとも対戦していてその時は判定負けを喫しており、今回はリベンジマッチという形にもなります。試合は一気に打撃で優位に立ったチアゴが2度目のダウンを奪った後にパウンドの連打でTKO勝ちして決勝へ。
そして迎えた決勝戦。ここでもチアゴの勢いは止まらず、ヴィアナに得意なグラウンドに持ち込ませることなく打撃でボッコボコにしてTKO勝ちで見事トーナメント優勝を果たしました。チアゴはこれで7戦全勝。しかも打撃だけでなく足関節も器用にこなす選手のようです。勿論PRIDEで見てみたいのですが同門で同じ名前、しかも同階級のヴァンダレイがいるのもどうなのかなw。

ワンマッチではPRIDEと契約したとの噂ものあるペジシュンボが過去に敗れているアカーシオに判定勝ちながらリベンジに成功、武士道で石田に判定負けを喫するも腕十字であわやの場面も作ったマルセロは三角絞めで一本勝ち、DEEPで中尾に勝利してタイトル戦線に絡んできたモンテイロはヴェイオをマウントパンチでTKOで仕留めました。