浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2006-07-30 | Result
World Extreme Cagefighting 22:The Hitman

ポッピーズ・マルティネスvsトロイ・ミラー●(1R腕十字)
グローバー・ティシェイラvsジャック・モリソン●(1RTKO)
○JJ・ミックスvsマリオ・リベラ●(3Rチョーク)
トレバー・ハリスvsコリー・ブラッドフォード●(1Rチョーク)
パット・マーフィーvsジョエル・トーマス●(3R判定)
ウェズ・シムスvsジョエル・スープレナント●(1R三角絞め)
アレックス・スティーブリングvsジェイソン・グイダ●(3R判定)
JT・テイラーvsドリュー・ディマンリグ●(1R腕十字)
ダグ・マーシャルvsジェフ・テリー●(1R腕十字)
マイク・ジョイvsロバート・デンスレイ●(1R腕十字)


今回のWECは今年交通事故で亡くなったUFCアナウンサーのライアン・ベネット氏の追悼ショーとして開催(だったらUFCで開催してやれって感じもするが)。なんでも今大会のチケット売上げ等の約70000ドルがライアンベネットMemorial Fundに寄付されるとかなんとか。ただ出場メンバーはいつも以上に地味な面子に・・・。

第5試合にはWFAでのキモの代役としてルッテンとの高額オファー(30000ドルらしいが、ちょいと高すぎでは・・・)が来たのにもかかわらずにこのライアン・ベネット追悼ショーを選んだシムスが登場。対戦相手は「ゴッドファザー」の異名を持つ39歳のおっさん。UGフォーラムに試合動画が落ちてたので詳しい試合内容を載せます。
シムスが試合開始と同時にいきなりドロップキックを仕掛けるがあっさりと避けられて転倒。スープレナントはガードに入っていくがそれと同時にシムスがすかさず三角絞め。これがガッチリと極まりスープレナントはあっという間に失神。試合時間僅か28秒。

<見事勝利したシムスと師匠のコールマン>
シムスって下になると長い足で4の字クラッチするだけというイメージがあったのでこれはかなり意外。そういえば昨年の11月に沖縄でこっそりと試合してた時には三角絞めで勝ってたな。

試合レビュー(2H2H パート2)

2006-07-26 | Review
アレッシャンドリ・カカレコvsモティ・ホレンスタイン
ホレンスタインのローに合わしてカカレコが弾丸タックルでテイクダウン。ホレンスタインは下から抱きついてカカレコが身動きできないためレフェリーがブレイク。
ホレンスタインの後ろ廻し蹴りに合わしてカカレコがタックルでテイクダウンしサイド奪取。再び下から抱きつくホレンスタインだがパウンドでスペースを空けられてカカレコはV1アームロック。ホレンスタインはあっさりとタップして試合終了。
(勝者:カカレコ 1R2分43秒 V1アームロック)


ギルバート・アイブルvsブライアン・ドゥーン
試合開始と同時に前に出たアイブルに臆したのかドゥーンは自ら下がりタックルを狙おうと顔を下げサッカーボールキックを貰う。アイブルは倒れたドゥーンからマウントを奪いパウンドの連打。逃げ回るだけのドゥーンを見てレフェリーは試合をストップ。
(勝者:アイブル 1R21秒 TKO)


ヒース・ヒーリングvsレネ・ローゼ
試合開始と同時にヒーリングはタックルでローゼをロープ際でテイクダウン。ローゼは反則のロープ掴みで立ち上がろうとするがヒーリングが引っぺがしてコーナー際になぎ倒してサイド。しかしここでローゼがヒーリングの顔面に反則の肘打ち。ヒーリングは「ふざけんな!」という感じで抗議。
試合再開後に再びヒーリングがタックルを狙うがまたもローゼが反則の目潰し。大声を上げながら離れるヒーリングにローゼが蹴りを放つがこれはギリギリ当たらず。ヒーリングは再び抗議するが試合はあっさり再開。
フェイントからタックルに行くヒーリングはコーナー際でテイクダウン。サイドからアームロックを狙うがローゼは下から膝蹴りを放つ。ロープ際だったためかすぐさまブレイク。
ヒーリングがまたテイクダウンに成功してマウントを奪うがロープ際のためブレイク。ローゼはヒーリングのタックルに膝蹴りを合わすがコーナーに押し付けれる。テイクダウンを奪おうとするヒーリングだがローゼがロープを掴み抵抗。ローゼはバランスを崩したヒーリングの後頭部に踏みつけ。レフェリーがローゼを引き離そうとするがヒーリングも足に組み付いてるためにローゼはさらに後頭部にパンチの連打。なんとか両者を離すことに成功したが、ここで呆れているヒーリングにローゼが戦慄のサッカーボールキックを敢行。これはなんとかヒットせずに陣営が両者をコーナーに分けて試合終了。ローゼに反則負けに。
(勝者:ヒーリング 1R3分20秒 反則)


ボブ・シュライバーvsウゴ・デュアルチ
両者お見合いからウゴが両足タックルで抱え上げてテイクダウンしてサイドからマウントへ移行。シュライバーがスイープに成功、ウゴが下から十字を狙うがシュラーバーは腕を抜いて猪木アリ状態に。踏みつけを狙うシュライバーだがウゴはその足をキャッチしてヒールホールドへ。シュライバーはロープを掴んで防御。数十秒ほどするとようやくレフェリーがロープ掴みを注意。スタンドの状態でパンチを放つシュライバーがバランスを崩して一気にヒールを狙うがシュライバーは足を引き抜きパウンドの連打へ。打たれ続けるウゴを見てレフェリーが試合をストップ。
(勝者:シュライバー 1R3分34秒 TKO)

試合レビュー(2H2H パート1)

2006-07-26 | Review
2000年3月5日 2 Hot 2 Handle

特に更新するネタがないので今回は自分が所持している海外MMAの試合レビューをしたいと思います。企画第1回目は現在PRIDEと提携関係にあるオランダ開催の2H2Hの第1大会のレビューです。はっきり言ってこの大会はルールが理解不能です。(知らない選手の試合はレビューしませんのでご了承下さい)

アンドレイ・シモノフvsゴクセル・シェインバス
第1ラウンド
打撃で前に出てきたシェインバスをシモノフが組み付きスラムでテイクダウン。殴りかかるシモノフの動きに合わせてシェインバスはスイープに成功、下になったシモノフは素早く立ち上がり再びスラムで叩きつけてサイドポジションを奪取。すかさずマウントを奪ったシモノフは側頭部にパウンド。するとここでレフェリーが何故か両者を立たせてシェインバスに対してカウントを数え始める。シェインバスはファイティングポーズをとり試合再開。
ハイキックで牽制するシモノフにシェインバスは前に出るがまたもスラムであっさりテイクダウンを奪われる。再びマウントを取られたシェインバスはシザースで脱出を試みるがシモノフのパウンドを貰い続ける。ここでレフェリーが両者を立たせてシェインバスにカウントを数える。
試合再開となり、細かい打撃の打ち合いからシェインバスの放った踵落としに合わせてシモノフが片足タックル。踏ん張って耐えるシェインバスだが強引にスラムでまたもテイクダウンを奪われサイドからマウントへ。そこからシモノフが腕十字に移行、シェインバスは腕をクラッチして耐えているとここでまたしても両者を立たせてスタンドで再開(もう意味不明)。
シェインバスの放ったハイキックに合わしてシモノフが片足タックルでテイクダウン、マウントを奪い腕十字を狙うがシェインバスがクラッチで防いだのでパウンドに移行。ここでレフェリーストップが掛かり試合終了。
(勝者:シモノフ 1R3分28秒 TKO)


ヴァレンタイン・オーフレイムvsデニス・リード
第1ラウンド
細かい打撃の交換からリードがワンツーから両足タックルでテイクダウン。しかしヴァレンタインはすかさず首抱えてギロチンチョーク。一気に絞め上げるとリードは大げさにタップ。
(勝者:ヴァレンタイン 1R28秒 ギロチンチョーク)

アリスター・オーフレイムvsカン・シェインバス
第1ラウンド
アリスターが大きなワンツーから胴タックルでテイクダウンに成功。ガードからパウンドを打ち込むアリスターだがコーナー際だったためかレフェリーがブレイクさせスタンド再開。
アリスターがジャブから組み付いて再び胴タックルでテイクダウン。しかしシェインバスは蹴りで突き放し猪木アリ状態となり超高速ブレイク。
スタンドで両者組み付いて細かい打撃→ブレイクを2回ほど繰り返す。再び組み付いたアリスターは膝蹴りを狙いながら腰払いでテイクダウンに成功し、サイドからマウントへ。シェインバスは抱きついて防御するが強烈なパウンドが一発入るとレフェリーがブレイク。カウントを数えるのかと思いきや今回は数えずに試合再開。
シェインバスはアリスターのガードの上からワンツーを放つがアリスターは組み付いてボディに膝蹴りを2発叩き込むとシェインバスは悶絶してダウン。レフェリーがカウントを数えるがシェインバスは立ち上がれず試合終了。
(勝者:アリスター 1R2分21秒 KO)


ペレvsマルタイ・デ・ヨング
デヨングの放ったローを掴みペレが片足タックル狙い。ギロチンで切り返すデヨングだがペレはスタンドの状態を維持、デヨングがギロチンを諦めるとペレは叩きつけてテイクダウン、サイド奪取。ペレはコツコツとパウンドを打ちマウントへ移行。ここでデヨングがスイープに成功して立ち上がろうとするがバランスを崩したので引き込もうとするもペレが体勢を立て直して叩きつける感じでテイクダウン。ここから大きな展開がないためペレが立ち上がり猪木アリ状態。下から蹴りを狙うデヨングにペレをローキック(今度は何故かブレイクがない)。ペレがスタンドを要求してデヨングが立ち上がる。
打撃の交換からペレが胴タックルでテイクダウンでサイドへ。マウントを狙うペレだがデヨングが下からの蹴りで強引に突き飛ばして両者スタンドへ。
ペレのローを掴んで片足タックルを狙うデヨングだがペレを後ろに下がりながら膝蹴りを叩き込み、ロープ際で両者クリンチ状態となりブレイク。
デヨングの左右のフックを避けて胴タックルからテイクダウン、サイドからマウントを狙うがガードに戻されそうになったので自ら立ち上がりスタンドへ。
デヨングのオーバーハンドフックをガードしたペレが首相撲から膝連打。デヨングはコーナーに押し付けて首投げを狙うがすっぽ抜けてバックを奪われる。離れ際にペレがデヨングの尻にパンチを叩き込むと観客が大声援。
両者パンチの打ち合いから組み付きペレが外掛けでテイクダウン。サイドポジションを奪うが展開がなくレフェリーがブレイク。試合再開と同時に試合終了のゴングが鳴り判定へ。判定結果はテイクダウンで試合をコントロールしたペレの凱歌に。
(勝者:ペレ 1R判定)

MMA Result

2006-07-22 | Result
Fightfest:Korea vs USA

バタービーンvsリッチ・ウィークス●(1R腕十字?)
トニー・シルベスターvsハンズ・オルセン●(2RTKO)
トム・ジョンズvsティモシー・ウィリアムス●(1RTKO)
デビッド・ヒースvsショーン・サルマン●(1RTKO)
ヴァジム・イヴァノフvsマルコ・バルリ●(2RTKO)
フランク・アルカラvsホアン・ロング●(1RTKO)
クレイトン・マールスvsライアン・ドゥルビン●(1RTKO)
ユンエウォン・キムvsチャールズ・トルグレン●(1RTKO)


いつの間にかバタービーンの主戦場と化しているFightfest。今回は「韓国vsアメリカ」というコンセプトの予定だったのですが、招聘された韓国人選手は何故か僅か1名のみという意味不明なことに。
いつもの通りメインに登場したバタービーンの対戦相手は当初ダン・ボビッシュの予定でしたがこれまたいつの間にか欠場。代役として選ばれたのは今年の4月にデビューしたばかりのウィークス。バタービーンはこの可哀想な代役選手を僅か1分半で腕十字?(シャー犬ではSubmissionとなっていますがフォーラムで「腕十字で勝った」という書き込みがありました)で勝利して現在何気に総合6連勝と波に乗っています。
次回のFightfestの開催日は8月5日、コンセプトは「イギリスvsアメリカ」。以前はCWウェルター級王者のダン・ハーディの招聘に成功しましたがどうなることやら・・・。

MMA Result

2006-07-17 | Result
いや~、大学のほうが忙しい+めぼしい大会が少ない等の理由で更新がなかなかできなくて申し訳ありません。それでは今回も海外MMA情報いってみましょー!

Extreme Challenge 68

<ワンマッチ>
ブライアン・ガサウェイvsジャマイ・トニー●(3R判定)
ジェイソン・ロウクvsジョシュ・シュミット●(3R判定)

<ウェルター級トーナメント>
準々決勝
ビクトー・モレノvsニック・ソルグ●(2R判定)
ダスティン・ハズレットvsマイク・カルドサ●(1R三角絞め)
ジャスティン・ウィルコックvsボビー・ヴォルケル●(2R判定)
チャド・レイナーvsエドワード・オダニエル●(2RKO)

準決勝
ダスティン・ハズレットvsビクトー・モレノ●(1R腕十字)
チャド・レイナーvsジャスティン・ウィルコック●(1R腕十字)

決勝戦は8月26日に開催される予定のExtreme Challenge70にて


ミレティッチ軍団のマネージャーでExtreme Challengeのプロモーターでもあるモンテ・コックス氏が「第2のマット・ヒューズを発掘する」ということで8人制のウェルター級トーナメントを開催。出場する中で注目選手を挙げるとしたらジョージ・グージェウとリッチ・フランクリンに師事している柔術紫帯のハズレット。今年3月に行われたグレイシーvsハンマーハウスで新世代グレイシーのハーラン・グレイシーとの激闘の末、判定勝ちを収めています。そしてローカル戦線で8戦全勝の戦績を誇る優勝候補のチャド・レイナーといったところでしょうか。
肝心の試合結果ですが、ハズレットは準々決勝で無名選手を得意の三角絞めで秒殺、準決勝では日本に来日経験があり、UFCにも出場したことのあるスティーブ・バーガーを下した経験のあるモレノを腕十字でこれまた瞬殺して決勝戦に進出。レイナーは準々決勝で今年フックンシュートでデビューしたばかりの選手にKO勝ち、そして今大会でデビューしたウィルコックを腕十字で破り決勝へ進出を果たしました。ちなみのこのトーナメントの決勝戦は8月26日のExtreme Challenge70で行われます。
メインではUFCでディエゴ・サンチェスのUFC本戦デビュー戦の相手を務めたベテランのガサウェイが登場。ロカール戦線を転々としているトニー相手に判定勝ちという結果となりました。

今大会には特別ゲストとしてジェンス・パルヴァー、ジョージ・グージェウ、デイブ・メネー、アンドレ・ロバーツが来ていたそうです。

MMA Result

2006-07-08 | Result
King Of The Cage Australia:Warpath

トニー・ボネーロvsジェームス・リー●(1R腕十字)
ブラッド・モリスvsスティーブ・マッキノン●(KO)
チャールズ・ベネットvsアダム・バーク●(2RTKO)
○ヒリワ・テランギvsフェリス・ルアナウ●(TKO)
○ゴードン・グラフvsエイドリアン・リーチュア●(1RKO)
○ハーリー・カリーノvsカヒュ・クーパー●(?)


まだシャー犬等で更新されてなくて海外フォーラムの書き込み頼りなので不確定なことが多いですがご了承ください。

前大会ホフマンとの決着戦に勝利して世界KOTCヘビー級タイトルを獲得したボネーロがメインに登場。本来ならポスターの記載通りヴィラレアル相手に防衛戦を行う予定でしたがそのヴィラレアルが欠場。そこでボネーロはなんと急遽階級を下げて、世界KOTCライトヘビー級王者のジェームス・リーとタイトルマッチを行うことを決意。肝心の試合内容ですが、試合開始早々にボネーロが打撃で猛攻を仕掛けて思わずリーが前のめりに倒れ、ボネーロはすかさずリーのバックを奪い腕十字に移行。腕をクラッチさせてしばらく耐えていたリーでしたが最後は腕を伸ばされ無念のタップアウト。ボネーロがヘビー級のベルトに続きライトヘビー級のベルトの奪取にまで成功しました。
本人は80㎏台で試合したいとコメントしてるらしくて次はヴィラセニョールのベルトまで狙ってたりして。犯罪暦があって海外に入国できなという噂もありましたが、武士道でセコンドについてるのが目撃され来日可能なことが発覚したので日本のリングで戦うとが是非見てみたい。

セミではホフマンが地元オーストラリア出身のハードパンチャーであるモリスと対戦予定でしたが前大会に続いてドタキャン。しかもホフマンは実はゲイであることが発覚したとかなんとか。どうでもいいって!

馬鹿馬ことベネットが日本以外での海外遠征。寝技の練習をしていると言ってる割にはまったく進歩が見られないベネットでしたが、今回は自らテイクダウンを奪い寝技勝負を仕掛けました。パウンドでKOを狙ってきたかと思いきや冷静に腕十字を狙ったりと今まで見せたことない戦法を見せました。そして2R、パウンドの連打でレフェリーストップを呼び込み金子戦以来の4試合振りの勝利。


MMA Result

2006-07-05 | Result
Gladiator Challenge51:Madness at the Memorial

ユライヤ・フェイバーvs植松直哉●(2RTKO)
ジェームス・ファンシャーvsスティーブ・リナウド●(1RTKO)
エマニュエル・ニュートンvsキャシー・アスコーラ●(2RTKO)
ジャイメ・ジャラvsダスティン・アルデン●(1Rギロチン)
ボー・カントレルvsロッキー・バタスティーニ●(1RTKO)
キャル・ウォーシャムvsハリー・エーヴィス●(1RTKO)
クリス・イーvsニック・ジェルモンド●(1Rチョーク)
ブックレイ・アコスタvsジェレミー・フレイタグ●(1RTKO)
クリス・デービッドvsノア・シナブル●(2RTKO)
アンソニー・ルイスvsダン・モリナ●(3R判定)


自ら選んだ荊道をものともせずに連勝街道爆進中のユライヤ・フェイバー。ここ6戦の対戦相手を挙げると、修斗のベテラン阿部アニィ、未知強タイソン(唯一の敗戦、再戦望むもタイソンが減量苦で階級を上げたため実現せず)、馬鹿馬ベネット、カナダの強豪メンジヴァー、三角十段エスコヴァード、元KOTC王者ヴァレンシアなど誰もが認める強豪を立て続けに撃破(メンジヴァー戦はアクシデントだけど)。そして今回フェイバーが対戦するのは修斗世界ライト級ランキング元最高位1位に上り詰めた経験もあり、自ら積極的に柔術の大会にも参戦している寝技師植松。元々柔術系には弱い印象のあったフェイバーですが前回エスコヴァードの下からの攻めをパワーで押しつぶし、血達磨にして勝利したこともあるので今回がその苦手なタイプとの最終審査みたいなもんではないかと思います。
試合内容はパワーで圧倒的に勝るフェイバーが植松を豪快にテイクダウン。上からパンチと肘の雨あられを降らせて植松は早くも出血。そしてなおも続くフェイバーの猛攻に2R中盤、レフェリーのハーブ・ディーンが試合をストップ。見事フェイバーが完勝しました。

<植松にパウンドを叩き込むフェイバー>

是非とも大舞台で見てみたい選手なんですがPRIDEもHERO'SもUFCも65㎏以下という階級は扱っておらず、ベネット戦後に行われた雑誌のインタビューで「もう自分より体の大きな選手とは試合しないと決心した」と発言していたのでなかなか難しいものがあるようです。修斗やパンクラスなら可能性もないわけではないけどフェイバーは基本的に銭ゲバなのではした金額でオファー受けないかも。そして次戦の予定なんですが、何でも8月にKOTCでメンジヴァーと再戦するとかなんとか。メンジヴァーはHERO'Sで試合することが決定しているので予定通りに対戦が実現するかわかりませんが是非とも決着はつけてほしい。