浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

DVDReview(M-1 MFC - Middleweight GP)

2008-04-19 | Review
今回は2004年10月9日、ロシアのサントクペテルブルグで行なわれたM-1:Middleweight GPのレビューをしたいと思います。1試合なら細かくレビューしたいのですがトーナメント7試合あるので簡易的に。


1回戦第1試合
大久保vsフラービオ・モウラ

以前はDEEPを主戦場にしていたU-File Campの大久保が出場。何故か今回のDVDではOkusoと表記されていますw。対戦相手のモウラはパンクラスで来日経験もあるブラジルの実力者。
 モウラが右ストレートからタックルでテイクダウンしコツコツとパウンド。金網に押し付けられた大久保は起き上がろうとするが、モウラに首をキャッチされギロチン。マウントを奪ったモウラをそのまま絞め上げ大久保タップ。



1回戦第2試合
アンドレイ・シモノフvsマーティン・カンプマン

武士道やUFCにも参戦していたレッドデビルの強豪シモノフと、現在UFCで無敗を誇るデンマーク出身のカンプマン。
 背筋バキバキのシモノフ。お互い接近すると猛烈な打撃戦。ここでカンプマンに右頬がカットし出血、シモノフ胴タックルでテイクダウン。カンプマンは金網を背に立ち上がると膝蹴り、シモノフを右アッパーで応戦。両者離れるとカンプマンにドクターチェックが入る。傷口が深いためドクターストップで試合終了。



1回戦第3試合
ショニー・カーターvsアズレッド・テルクシェフ

カーターは数えきれないほどの団体で試合を重ねてきたMr. International。対するテルクシェフはデータ上では今回がデビュー戦となってるロシア人。
 いきなり大振りフック連発で突っ込んでくるテルクシェフ。組み付いてきたカーターを逆にブン投げて袈裟固め、カーターがガードに戻す。防御に徹するカーターにテルクシェフはがむしゃらにパウンド。立ち上がったカーターはテルクシェフのバックに周るが逆にテルクシェフがバックを奪い返す。正面を向いたカーターにスタンドでギロチン。離れるとテルクシェフの右ストレートがヒット。カーターは組み付いてテイクダウンしサイドポジション。テルクシェフは起き上がると逆にタックルでテイクダウン。カーターが下からの蹴りで突き放し、スタンドでの打撃戦。テイクダウンしたカーターが上四方で固めたとこで1R終了。
 テンカオで突っ込むテルクシェフ。カーターは組み付いてテイクダウンを狙うが逆に組み伏せられテルクシェフが上に。カーターは立ち上がってスタンドに戻る。打撃戦になるとテルクシェフのパンチが何発もヒット、カーターも手を出すが劣勢。逃げのタックルを仕掛けたカーターはなんとかテイクダウンしマウントを奪取。後ろを向いたテルクシーフにチョーク。腕が首に入るがテルクシーフはタップせず、パウンドに切り替えたカーターは再びチョークにいくがこれも極まらず。ここでカーターの放ったパウンドがテルクシェフの後頭部にヒットしたためブレイク。テルクシェフは組んでから投げを試みるが汗ですっぽ抜けてしまい仰向けに転倒。そのままカーターが覆いかぶさってパウンド、2R終了。判定でテルクシェフが勝利。



1回戦第4試合
アレクセイ・オレイニクvsマルセロ・アルファイア

ロシア出身のオレイニクは2006年までミドル級で試合を行なっていましたが、2007年からはヘビー級に転向してすり鉢状の金網で話題となったYAMMA Pit Fightingのヘビー級トーナメント参戦しています。対するアルファイアはBTT所属のブラジル人で、この時点での戦績は4勝1敗。
 組むと自ら引き込むオレイニク。下から十字を狙うがアルファイアが腕を引き抜きバックを奪いにくるがオレイニクも動きに合わせて回転しそれを許さず両者立ち上がる。タックルでテイクダウンしたアルファイアはサイド。起き上がろうとしたオレイニクの首をキャッチしスピニングチョークへ。これは極まらずそのまま上になるアルファイア。サイドを奪ったアルファイアだがオレイニクもガードに戻す。膠着したためブレイクでスタンドに。パンチからタックルにきたアルファイアだがオレイニクはがぶって防御。1R終了。
 アルファイアがパンチから片足タックル。オレイニクは倒れず両者膝蹴り。アルファイアは両足タックルにいくがこれも倒れず。逆に胴タックルでテイクダウンしたオレイニクはパスガードを狙うがアルファイアの足が利くため結局ガードへ。ここから2R終了まで上からコツコツとパウンドを落とし続けて判定へ。オレイニクが判定勝利。



準決勝第1試合
アンドレイ・シモノフvsアズレッド・テルクシェフ

 ジリジリと詰めるシモノフに対してサークルするテルクシェフ。あまり手数のない両者。シモノフは右ローから返しのバックブロー。テルクシェフはパンチの連打で突っ込むがシモノフが両足タックルでテイクダウン。マウントを奪い、後ろを向いたテルクシェフに力強いパウンドを何発も落とす。チョークでテルクシェフがタップしシモノフが決勝へ進出。



準決勝第2試合
アレクセイ・オレイニクvsフラービオ・モウラ
 
 モウラは首相撲から膝蹴り連打。お互い組み合って金網に押し付けあう。投げを狙うオレイニクだが投げ切れず、モウラにバックに周られチョーク。オレイニクは立ち上がって振り解こうとするが失神して仰向けに倒れレフェリーが試合をストップ。モウラが決勝へ進出。



決勝戦
アンドレイ・シモノフvsフラービオ・モウラ

 電車道パンチで突っ込むモウラだがシモノフはバックステップしながら左右の重いパンチを返す。接近して首相撲から膝蹴りで攻めるモウラだがシモノフは金網に押し込んでテイクダウン。パウンドを放っていくシモノフだがモウラも立ち上がり再び膝蹴り連打。シモノフもパンチを返し、片足タックルでテイクダウン。足関節を狙うモウラだがシモノフは足をお引く抜き、四つん這いのモウラにサッカーボールキック。怯んだモウラのバックを奪うシモノフ。しかしモウラが背中からシモノフを振り落としたとこで1R終了。
 左右のローを出すモウラは組み付いて膝蹴り。両足タックルにきたシモノフにギロチンにいくが外れる。中腰からパウンドを落とすシモノフ。下から組み付くモウラは何度かアームロックを狙うが極めれず、シモノフがコツコツをパウンドを落としていく。ロシア贔屓なのか一度もブレイクが掛からずそのまま2R終了。
 決勝のみ3R。モウラを膝をキャッチしたシモノフがテイクダウン。モウラはハーフからアームロック狙い。パウンドを落とすシモノフだが相変わらずブレイク掛からず。ここままラウンド終了かと思われたがここでシモノフがマウントを奪い、後ろを向いたモウラにチョーク。しかしタップを奪う前に3R終了。判定でシモノフが勝利し、ワンデイトーナメント優勝。





終ってみれば案外細かくレビューしてるしw。

M-1 Challenge速報中

2008-04-03 | Review
大学の授業は九日からなので今日は頑張ってM-1 TEAM CHALLENGEの速報をやります。
現在試合は始まっておりませんが会場のメインスクリーンでPRIDEの映像を流しまくってます。勝手に使っていいのか?アナウンサーらしき人が色々喋ってますがロシア語なんで意味不明。


運営スタッフがウロウロしてるだけで始まる気配なし。というかお客いないぞw。
時々アナウンサーみたいな人が「ローマン、ローマン」「アババババ」とか言ってるw。

まだ始まりそうにないな。なんかゴング何回も鳴らしてるけど。


リングを含めた会場風景。お客だ~れもいません。

客いないのにアナウンサーがリングで喋り始めたw。


なんかボクシンググローブつけた選手が出てきた。前座でボクシングやるのか?
ロシア人っぽい選手とブラジル人選手のボクシングマッチが始まった。しかもボクシングに疎い俺でもわかる低レベルな試合w。

2ちゃんねるの実況スレに書き込みによると10回戦らしい・・・。勘弁してくれ。
名前はアリ・イスマイロフvsダニエル・ビスポらしい。ビスポは元アトランタオリンピック代表だそうで。しかしスピードも力強さもさっぱりの試合だ。
やっと終わった。アリ・イスマイロフが判定勝ちっぽい。

いつの間にか会場結構埋まってる。

アナウンサーがずっと喋っとる。
やっと総合の試合始まった。

よくわからん無名同士の試合。レフェリーが何故か野口w。
スロエフ似の髭選手がマウント、バックからパウンドで1分少々で勝利。



オープニングセレモニー始まった。音楽に合わせて女の人がヴァイオリン弾いたり無駄に豪華w。
選手入場。韓国、フィンランド、日本、韓国の順で登場。スロエフやアレキが入場すると会場大声援。

アマール・スロエフvsジャセック・ブスコ
いきなりスロエフのスーパーファイト。レフェリーまた野口か。

ローの打ち合い。ジワジワの圧力掛けるスロエス怖いw。スロエフのハイキックでふらついたブスコにラッシュ。ダウンしパウンド連打の追撃で試合終了。動画止まりまくりで見てるのつらい。


ここからフィンランドvs韓国の対抗戦。
ニコ・プフカvsキム・ジョンマン
レフェリー島田かよw。

ジョンマンがテイクダウンしかけるがプフカが体を入れ替えて上に。ジョンマン下から十字狙うがサイド奪われる。マウントを奪いにきたプフカからジョンマンがスイープした瞬間プフカが三角絞めで一本勝ち。



ヤンネ・トゥリリンタvsソ・ドーウォン
ドゥオンがテイクダウンしパウンドで攻めるが膠着でブレイク。ドゥオンのパンチでトゥリリンタふらつく。ドゥオンコーナー際で再びテイクダウン。ドゥオン頭をカットするが傷は浅く再開。展開なく1R終了。
2R開始、トゥリリンタの膝が金的にヒットし一時中断。再開後にトゥリリンタのパンチでドゥオンぐらつく。首相撲からの膝2発でドゥオンがダウン。追撃のパウンドで試合終了。



ルシオ・リンハレスvsイム・ヒョンギュ
韓国勢は何故か全員入場曲がエミネム。やる気満々のヒョンギュ。
ゴング直前に動画停止。再開されたら次の試合の入場やっとる。
シャー犬によるとヒョンギュがKO勝ちしたらしい。


トニー・バルトネンvsチェ・スンヒョン
バルトネンが胴タックルでテイクダウンしサイド。マウントに移行し、スンヒョンが後ろを向いて立ち上がったところを背後から捕まえてグラウンドへ。そのままバックからチョークで一本。



ヤルノ・ヌールミネンvsキム・ジフン
ヌールミネンがテイクダウンしサイドからマウントへ。防御一辺倒のジフンをボコボコと殴りまくってタオル投入。

フィンランドが4勝1敗で圧勝。


また無名同士の試合。
白人選手が三角絞めで黒人ドレットヘアーに勝利。


次はロシアvs日本。さすがにロシアのが歓声大きい。
ここでヒョードルがリングに登場。

勿論大歓声。マイクでなんか喋ってるけど声すんげぇ小さいw。
対抗戦の前にタベラvsゼンツォフみたい。動画止まりまくり・・・。

ダニエル・タベラvsローマン・ゼンツォフ
タベラがテイクダウンしゼンツォフをコントロール。ゼンツォフ寝技できなさすぎで簡単にポジション取られる。スタンドでのギロチンや肩固めを極められかけるが何とか凌ぐ。
その後はグラウンドで上を奪い合い、打撃ではややゼンツォフ、グラウンドではタベラという展開が続く。判定までもつれ込み際どい内容ならゼンツォフ勝利。地元判定臭いな。



ここからロシアvs日本開始。
ユーリ・イブレフvs中村大介
中村はいつもの黒タイツ&レガースで登場。
田村ばりのミドルを連発する中村。イブレフが払い腰でテイクダウンするが立ち上がった中村はバックを取られながらアームロック狙い。解説も「桜庭はグレイシーを~」と言い始める。自ら倒れてアームロックを狙う中村は腕十字へ移行。腕が伸びたように見えたがバスター連発で脱出。中村は再びバックを取らせると引き込んで腕十字。しかし極めれず1R終了。
1Rとは打って変わって打撃戦に。ジャブの中村に対してイブレフは左右のフックで応戦。中村が飛びつき十字を狙うがイブレフは立ち上がる。両者スタミナが切れたのかノーガードとなり顔面にボコボコヒット。終盤グラウンドにもつれ込み中村が雄叫びを上げながら腕十字を狙うが時間切れ。
判定で中村が勝利。今のとこベストバウト。



イズラム・カリモフvs濱村健
カリモフが豪腕フックで前進で一気に追い詰める。さらに濱村を投げ飛ばし袈裟固めの状態。濱村は下からヒールホールドを仕掛けスイープ。バックを奪いチョークを狙うが極めれず。
2R、距離を詰める濱村は組んで膝蹴り。そして払い腰でテイクダウンしマウントを奪いパウンド。後ろを向いたカリモフにチョーク。チョークを諦めるとパウンド連打を打ち込みレフェリーストップ。日本勢連勝。



アンサー・チャランゴフvs渡辺悠太
アナウンサーにはワタナベと呼ばれるのに実況にはワティナビと呼ばれる渡辺。渡辺のパンチでチャランゴフがダウン。逃げのタックルにきたとこをギロチン。首が抜けると三角を狙う渡辺だがチャランゴフはバスターで脱出。サンビストらしいアキレス腱固めを見せるが渡辺にバックを奪われチョークで一本負け。日本3連勝。
会場は「お前らやる気あんのか」的な雰囲気に。



ベシケ・ゲリナバvs桜木裕司
怪獣王国で入場の桜木。
桜木がグラウンドで上を奪うが膠着でブレイク。後ろに下がった桜木にゲリナバがパンチをヒットさせ桜木がダウン。上を奪ったゲリナバだが桜木がスイープ。結局膠着でブレイク。残りはキックボクシング的な展開で1R終了。
2R、下になったゲリナバはアキレス腱固めを狙うが桜木は立ち上がって脱出。逆にテイクダウンしたゲリナバはマウントから腕十字。しかし桜木のクラッチが強いのかそのままの体勢で動きが止まりブレイク。スタンドでは桜木がハイやバックスピンを見せるが蹴り脚を掴まれてテイクダウンを許す。またもアキレス腱固めを狙うゲリナバだが脱出した桜木はマウントを奪取。腕十字を狙うがクラッチが切れず試合終了。
判定でゲリナバが勝利し、ロシア勢が待望の1勝。やっと盛り上がる観客。



アフメド・スルタノフvs藤井克久
カツヒサー・フジー・シャモジーとコールされる藤井。いきなり背後に廻られた藤井をあっさりバックマウントを許す。スルタノフはそこからするりと体勢を変えて腕十字へ移行し一本勝ち。

対抗戦は日本が3勝2敗で勝利。


残りはアレキサンダーの試合なんですが、オークションでもやってるのかリングアナがずーっと喋り続けてて進行がストップ。
やっとアレキの試合始まった。と思ったら今度はわけわからんダンスが始まりやがったw。3分ほど続いたとこでダンスに合わせてアレキサンダーがコールされようやく入場。


エメリヤーエンコ・アレキサンダーvsシルヴァオ・サントス

サントスはシュートボクセの選手らしい。
タックルにいくサントスだがアレキが上から潰す。

立ち上がったサントスにアレキがスタンディングでのフロントチョーク。

さらに膝蹴り、離れるとパンチのラッシュ。再びタックルにきたとこを潰し上からパンチ。これでサントスがダウンし試合終了。

なんともあっけない。

BoutReview(エメリヤーエンコ・アレキサンダー)

2008-04-02 | Review
大学の授業がまだ始まらないので午前中ゆっくりとしてるとチャイムが。そういや親が宅配便届くから宜しく~とか言ってたからそれかなと思い玄関へ。しかし渡されてたのは俺の住所や名前が英語で書かれた小包。「なんじゃこれ?」と思い中身を確認してみるとDVD3枚が。それは1月にNikko Sportsvideoで注文してたToo Hot To HandleとM-1のDVDでした。何回もメール送ってんのに一度も返信なくて、忘れたころに一方的に送ってきやがったw。
DVDレビューはまた別にするので今回はM-1で行なわれたエメリヤーエンコ・アレキサンダーのバウトレビューをしようかと。
GOMプレイヤーでは再生できなかったのでWinDVD 4で再生したのをチャプターで保存し、bmpはgooブログで表示不可なのでD&D画像変換でjpgで変換するという面倒くさい作業をするハメに。


2004年10月9日 vsカーロス・バヘット



時期的にはアレキがミルコにハイキックでKOされてから約2ヵ月後の復帰戦です。当時は結果だけ見てバヘットと判定って塩試合っぽいと思ってましたが実際はどうか?


<ケージちっせぇ>

ジリジリと間合いを詰めるアレキに対してバヘットはオーバーハンドフックで飛び込んでくるがアレキはカウンターの左ショートフックをヒット。


一度離れたバヘットは右ローを放つがアレキは蹴り足を掴んでカウンターの右ストレート。そのまま引き込むバヘットはガードポジションへ。

三角や腕十字を狙うバヘットに対してアレキは立ち上がってパウンドを打ちつつ足を左右に振ってパスを試みるがバヘットの足が利くため思うようにコントロールできず再びガードポジション。


このまま暫く膠着しブレイクでスタンド再開。
両者組み合うと無理せず引き込むバヘット。しかしここでも膠着し、一度アレキが立ち上がってパスを狙うがまたも膠着しそのまま1R終了。


アレキのセコンドにはヒョードル


バヘットのセコンドはノゲイラ(これはホジェリオかな?)。


スタンドでは詰めるアレキ、下がるバヘットという構図が続く。ショートフックの連打で詰めたアレキに組み付いたバヘットはまたも引き込む。パウンドらしいパウンドも打たないアレキ、下から仕掛けのないバヘット。膠着でブレイク。アレキ若干スタミナ切れ。


バヘットの右ハイがアレキの頭部をかすめるがアレキはそのまま胴タックル。


バヘットは首相撲からの膝蹴り2発、アレキをケージに押し込む。組んだまま膠着するがアレキがテイクダウンしハーフガード。バヘットはすぐにガード戻すが膠着でブレイク。
今度は左ハイキックを放つバヘットだがこれは距離が遠い。


左右のフックで前に出たアレキに組み付くバヘット。アレキの膝蹴りに対してそのまま引き込む。膠着のまま2R終了。


オーバーハンドライトを放ったバヘットは片足タックルに。しかしアレキに潰されバックを奪われかけるが反転してガードへ。ず~っと膠着でブレイク。
組み合うとバヘットが投げを試みるがアレキ倒れず。逆に投げられたバヘットはハーフガード下。



そのまま膠着して試合終了。判定でアレキ勝利。


感想はなんというかもう激塩の一言。PRIDEだけのアレキを見るとこの頃はミルコ戦でやたらとアグレッシブになって、トンプソンやモラエスを瞬殺してた時期なんですがこれは・・・。まぁ、バヘットも結構塩だしなぁ。

BoutReview(ケイン・ヴェラスケス)

2008-03-29 | Review
今回はUFC83のアンダーカードでオーストラリア出身のブラッド・モリスと対戦する予定のケイン・ヴェラスケスの総合デビュー戦のバウトレビューを行いたいと思います。
ヴェラスケスは現在アメリカン・キックボクシング・アカデミーに所属、学生時代にレスリングでオールアメリカンにも選ばれてる強豪レスラーであり、UFCウェルター級トップコンテンダーのジョン・フィッチが「彼は将来チャンピオンになるよ」と語ってるそうです(まぁ、こういう選手って多いけどね)。総合の戦績は現在2戦2勝。


2006年10月7日 vsJesse Fujarczyk


若干ゴリラ顔のヴェラスケス。

相手の名前が読めねぇ。

不敵な笑みを浮かべるFujarczy。

両者拳を合わせて試合開始。
まずヴェラスケスが右ローで牽制。Fujarczyも負けじと右ローを返すがヴェラスケスはそれに合わせて胴タックルで金網に押し込む。


ヴェラスケスは胴を抱えて持ち上げると半回転してマット中央でテイクダウンしサイドポジションを奪取。


エビやブリッジで脱出を試みるFujarczyだがヴェラスケスは上手くコントロールし、自らの左足でFujarczyの右腕を押さえてパウンド。


そのままサイドからFujarczyの顔面をボコボコと殴り続けるヴェラスケス。


ヴェラスケスはパウンドを打ちつつアームロックを狙う動きも見せる。Fujarczyはなんとか下から起き上がって脱出を試みる。


なんとか逃げようとするFujarczyだったがヴェラスケスに背後を回られると顔面を殴られ、ケージ際で立ち上がるがヴェラスケスは抱え上げて豪快にテイクダウン。


このテイクダウンで悶絶したFujarczyに対してヴェラスケスは鉄槌を数発落とすとレフェリーが試合をストップ。


勝ち名乗りを上げるヴェラスケス。

<レフェリーが和田さんっぽいな>


さすがに実績を残していたレスラーだけあってテイクダウン、グラウンドでのコントロールは大したもんでした。2戦目となったbodogでの試合は見てませんが今ではもっと成長してるのかな。ただこういうタイプの選手はワンサカいるから、その中でどれだけインパクトを残せるかが大事だ。




DVDReview(IFL Greatest Knockouts & Extreme Action)

2008-03-13 | Review
先日IFL 2007 ChampionshipsのDVDを購入しましたが、今回は以前から発売されてるIFL Greatest Knockouts & Extreme ActionのDVDを購入しました。
試合は若干カットしていますが計35試合、KOor一本での決着を収録しており、かなりの見応えでした。
IFL 2007 Championshipsはリージョン1だったので自宅のDVDプレイヤーで再生できませんでしたが、これはリージョンフリーなので国産DVDプレイヤーでも再生可能。というわけでキャプチャーを交えながら感想でも。

ジェンス・パルヴァーvsコール・エスコヴェド

グラウンドに引き込みたい三角十段エスコヴェドでしたが、パルヴァー必殺の左フックを喰らってダウン。最後は追い討ちのパウンド一発入ったとこで試合終了。


クリス・ホロデスキーvsエリック・オーウィングス

神童ホロデスキーのIFLデビュー戦。的確な打撃でオーウィングスを追い詰めたホロデスキーは右ミドルで意識を下に下げてから得意の右ハイキックを首元にヒットさせKO勝ち。この時では19歳?すげぇな。


アラン・ゴエスvsデヴィン・コール

いつの間にかミドル級からヘビー級に転向したゴエス。チーム・クエスト所属でzるコールのパンチでふらつく場面もあったが、コールが不用意にタックルにきたとこをギロチンで返して一本勝ち。


マット・リンドランドvsジェレミー・ホーン

渋さMAX対決。タックル、怪力ギロチンと序盤から攻め立てたリンドランド。最後はホーンの出したローキックに合わせた左フックでホーンがダウン。背後に回って殴りつけたとこで試合終了。


パット・ミレティッチvsヘンゾ・グレイシー

ミレティッチの復帰戦。ヘンゾが組んだ状態から飛びつきギロチンへ。一度足をほどいてからもう一度足を組んで絞め上げるとミレティッチ無念のタップ。


クリス・ホロデスキーvsライアン・シュルツ

ホロデスキーがチーム・クエスト所属の強豪シュルツと対戦。シュルツの体格とパワーに苦戦するも左ハイキック、さらに右ハイキック3連発でふらついたシュルツに膝蹴り、右ストレートを叩き込んでTKO勝利。


アラン・ゴエスvsダニエル・グレイシー

ゴエスがヘビー級のグレイシー、ダニエル・グレイシーと対戦。正面から入ってくるダニエルに対してゴエスはチーム・クエストばりのクリンチアッパーを連発しダニエルが出血。最後はクリンチからフック、アッパーでダニエルがダウンし、パウンド連打で終了。


マイク・ホワイトヘッドvsマーク・ケアー

全盛期の面影もなくなった霊長類ヒト科最強の男。フックでふらつき、逃げのタックルを潰されると上からボカスカと殴られ続けて撲殺。


ウラジミール・マティシェンコvsドゥエイン・コンプトン

我らが師匠がいよいよ登場。果敢にも師匠からテイクダウンを奪おうとするコンプトンだが、師匠は逆にテイクダウンしサイドからマウントへ移行。コンプトンも下からブリッジで跳ね除けようとするが師匠は漬物石のようにビクともせず。ここでなんと師匠が腕十字を仕掛けてまさかの一本勝ち!一本勝ちするなんて師匠じゃねぇ!


マット・リンドランドvsカーロス・ニュートン

ニュートンは終始テイクダウンを許し、スタンドではコーナーでリンドランドのパンチの連打で釘付けとなるど劣勢。下になったニュートンが起き上がろうとしたとこで首を捕らえるとマウントから怪力ギロチンで絞め上げてニュートンがタップ。


ロビー・ローラーvsエドゥアルド・パンプローナ

グラウンドに持ち込みたいパンプローナだが腰の重いローラーはなかなか倒れず。スタンドでプレッシャーを掛け続けるローラーが左右のフックから左アッパーで頭をかち上げてパンプローナがダウンし試合終了。


ジェレミー・ウィリアムスvs浜中和宏

東京サーベルス所属の浜中が登場。浜中は得意のタックルでテイクダウンするがウィリアムスの三角に捕まってしまう。なかなかタップしない浜中を見たウィリアムスは腕十字へ移行。しかしこの時点で浜中は失神していたようでレフェリーがすぐに試合をストップ。


ウラジミール・マティシェンコvsジャスティン・レヴェンス

師匠再臨!師匠はテイクダウンを奪うとパスガードし、バックコントロールからパウンドで殴り掛かる。レヴェンスもなんとか下からタックルを切り返すが、それを潰した師匠は再びバックからレヴェンスをボコボコにして試合し終了・・・。殴り倒すなんて師匠じゃねぇ!


ヴァグネイ・ファビアーノvsカム・ワード

レオ・サントスの実兄ヴァグネイ。柔術家とは思えない力強いタックルでテイクダウンするとマウント、バックから強烈なパウンド落としていく。バックから強引に正面を向かせると肩固めへと移行して一本勝ち。


他にもパラゼウスキーvsシュルツ、ホーンsヴィターレ、ホロデスキーvsパラゼウスキー、ヴァーノンvsホーガー、ロスウェルvsネルソンなんかもあるんですが時間が無くてまだ見れてないです。

DVDReview

2008-03-04 | Review
Ifl Championship 2007が本日ようやく届きました。2ちゃんねるの書き込みによると昨日の時点で届いてた人もいたようですが。
早速パソコンで再生しようとすると何故か再生できず。どうやらリージョン1のようで。もちろんDVDプレイヤーでは再生できないのでパソコンのドライブのリージョンを変更することに。GOMで再生するとブロックノイズがでるのでキャプチャーはなしとなります。

収録内容は、
・2007年シリーズのダイジェスト
・2007年シリーズ準決勝ダイジェスト(アナコンダズvsシルバーバックス)(ピットブルズvsサーベルズ)
・2007年シリーズ決勝戦(シルバーバックスvsピットブルズ)
・スーパーファイト(ダニエル・グレイシーvsウェズ・シムス)
・2007年シリーズベストファイト(シャド・ライリーvsクリス・ホロデスキー)
あとはPITBULLS BEHIND THE SCENES、RORY MARKHAM UNCUT、IFL OUTTAKESってのがあるんですが英語苦手なんで興味なしw。


とりあえずシリーズ決勝戦のシルバーバックスvsピットブルズの簡単な感想でも。

ジェイク・エレンバーガーvsデウソン・ペジシュンボ
DEEPのリングでは豪快なテイクダウンを披露したペジシュンボでしたがエレンバーガーの腰が激重なせいか立ちレスでの膠着状態が続く。しかし一度グラウンドになれば流石は柔術家。ハーフからマウントへ移行し、そこからスイープを許すも下から潜ってアンクルホールドへ。さらにスイープでサイドを奪って上四方で動きをロックしてから腕十字へ移行しエレンバーガーがタップ。

バート・パラゼウスキーvsデヴィダス・トーロセビシウス
二人とも名前が長い。スリリングな打撃戦を展開する両者。1Rはトーロセビシウスがテイクダウンに成功してパウンドで攻めれば、2Rはパラゼウスキーが綺麗に足を引っ掛けてテイクダウン。トーロセビシウスはリトアニア人ということでガードからはホールドするだけなのかと思いきや一瞬の隙を突いた腕十字!パラゼウスキーの右腕が明らかに反対に曲がってタップアウト。

ベン・ロスウェルvsリコ・ロドリゲス
両者とも動くたびにお腹の肉がプルプルプルプル。しかも試合がつまらない。リコのタックルは決まらないし、引き込んでもどっちも動かなくて膠着、打撃はもっさもさ、軽い金的で試合が止まる。どっちも見せ場がないまま判定にもつれ込みロスウェルが勝利。

ライアン・マクギヴァーンvsファービオ・レオポルド
柔術家のレオポルドが意外にも打撃で打ち合う。1R終盤にマクギヴァーンの右ストレートがレオポルドの顎を打ち抜いてダウン。マクギヴァーンは下からの攻めを警戒してか離れてレオポルドは事なきを得る。あからさまに打撃を恐がり始めたレオポルドは嫌倒れする場面も。最後はパンチで追い込まれたとこをロープ際でズルズルと倒れて試合終了。

この時点で両チーム2勝2敗、残すライトヘビー級の試合で勝ったほうが優勝という漫画のような展開に。

マイク・シェスノレヴィクスvsアンドレ・ガスマオ
打撃での探り合いからガスマオの放ったハイキックをシェスノレヴィクスはダッキングでよけて片足タックルへ。しかしガスマオは秋山のように足をするりと抜いて殴りかかる。ガスマオが立ち上がったとこを首相撲でがっちりと捕まえて顔面への膝蹴り一発でシェスノレヴィクスがダウンし、試合終了。
その瞬間ピットブルズの選手、コーチらがリングへ雪崩れこんでやんややんやの大騒ぎ。中にはハイアン、グレゴゥ、ホーリスなどヘンゾ繋がりのグレイシーの姿も。


スーパーファイト
ダニエル・グレイシーvsウェズ・シムス
両者は以前対戦しており、その時はラウンド終了後にダニエルのルールで反則なってるグラウンドでの膝蹴りでシムスが戦闘不能に。当初はダニエルの勝利の裁定となりましたが後日ノーコンテストとなり、今回はそれの再戦。
ダニエルのセコンドにはヘンゾ、グレゴゥ、ホーリスらのグレイシー軍団。シムスのセコンドには一時ハンマーハウスに所属していた理由からかリコの姿が。親父さんやドンキーコングはいないなぁ。
身長差を活かしてシムスは組み付いて膝蹴りで攻めるがダニエルはテイクダウン。ハーフ、サイド、マウントへ移行すると腕十字狙い。これを嫌ったシムスは後ろを向くとダニエルを背中に担いだまま立ち上がる。しかしダニエルはその瞬間にチョーク。シムスはフラフラとロープ際に歩いていくと失神して後方にばったりと倒れこみレフェリーが試合をストップ。するとグレイシー軍団がリングを占拠して馬鹿騒ぎ。


2007年シリーズベストファイト
シャド・ライリーvsクリス・ホロデスキー
どう見ても中学生にしか見えないホロデスキーと、ジョシュ・トムソン並のイケメンのライリー。キャプチャーで見せれないのが残念です。
序盤からフルスロットルでの打撃戦。ホロデスキーの左ボディ、左フック、右ハイキックがライリーにヒットするが、ライリーも負けじと接近戦で打ち返す。やられたらやりかえす展開に観客も大興奮。
2R開始早々にホロデスキーの右ストレートでライリーがダウン。しかしライリーも負けじとタックルでテイクダウンし耐え凌ぐ。膠着でスタンドからリスタートするとまたも壮絶な打撃戦。ライリーはコーナー際でグラウンドに持ち込むとバックからパウンドやチョーク狙い。しかしホロデスキーはこれのエスケープするとまたもスタンドでの打ち合い。実況&解説も「クレイジー!」「わはははははは!」と観客と一緒に大興奮w。
3R、ホロデスキーの左右のパンチがヒットするもライリーも下がらない。ライリーは2Rにダウンしてから作戦プランを変更したの何度かタックルにいくがホロデスキーもスクートで防御。スタンドをキープしたいホロデスキーだがライリーはしつこくタックルにいきテイクダウン。ホロデスキーもしっかりと防御してブレイクでスタンドへ戻り打撃戦。ともに決め切ることができずに判定へともつれ込みホロデスキーが勝利。その瞬間ホロデスキーの勝利を称える歓声と同時にライリーを支持した観客からブーイング。


某サイトでは60分の収録となってますが実際は119分の収録となってます。
約2200円でのこの内容なら十分楽しめるんじゃないかな。個人的には試合以外のとこを削って準決勝をもっとまとも収録してほしかった。その点がマイナス。まぁ、人にもよると思うが。

満足度
★★★☆☆

World Extreme Cagefighting簡易レビュー

2008-02-09 | Review
UFCの買収により軽量級・中量級を特化したプロモーション(ライトヘビーもあるけど実力がイマイチ)で成長を続けるWECが現地の2月13日にニューメキシコで2008年初開催。今回はウェルター、ライト、バンタムの3大タイトルマッチの他、日本から高谷と前田の2名も参戦。

ウェルター級王者のコンディットはパンクラスで3連勝後にWECで2連勝。3戦目でUFC参戦経験もあるラーソン相手に腕十字で勝利しウェルター級王者となってます。挑戦者のプラターは2004年にコンディットに三角絞めで勝利しているアメリカ生まれのブラジル人。ここ数年はコンスタントに試合を重ねて21勝5敗という戦績を残しています。
両者ともこのウェルター級にしては長身で手足が長く、打撃・サブミッション共にこなす選手同士の対戦となりますが、予想ではコンディットはKOor一本で勝つのではないかと。


ライト級王者のマックローはムエタイをベースにした無慈悲な打撃を武器とするパワフルストライカー。前回の防衛戦では突っ込んでくるクランキルトンをパンチで吹き飛ばして防衛に成功しています。挑戦者のジェイミー・ヴァーナーは現在23歳。UFCでエルメス・フランカ相手に敗れたものの善戦し、WEC29ではシェローン・レゲットをTKOで下しています。
ストライカーのマックローに対してオールランドなヴァーナーという構図ですが、これは結構予想が難しい。予想というか希望でマックローのKO勝ちで。ただマックローは寝技で下になった時の対処がイマイチなので寝かされたらヴァーナーの一本勝ちもありかなと。


前回の防衛戦でハニ・ヤヒーラの序盤のサブミッションの応酬を凌いでグラウンド&パウンドで判定勝ちして防衛に成功したバンタム級王者のチェイス・ビービ。ハイスクール時代はイリノイ州で4度優勝、年齢もまだ22歳と若くさらに成長も期待させる王者とも言えます。挑戦者のミゲル・トーレスはbodogと契約したとの話もありましたがbodogの規模縮小の波を受けて結局出番が無くなりWECへ。現在13連勝中であり、WECデビュー戦となったジェフ・べダード戦では得意の三角絞めでの一本勝ち。
レスリング力を武器にトップから攻めるビービに対してガードからサブミッションを武器に一本勝ちを量産するトーレスですが、予想ではヤヒーラ戦のようにサブミッションを凌いだビービが上から攻め続けて判定勝ちorパウンドでのTKOではないかと。


高谷のWECデビュー戦の相手はサブミッションを武器とするレオナルド・ガルシア。UFCではロジャー・フェルタとノンストップアクションを演じたアグレッシブさで会場を沸かせましたが結果は判定負け、続くコール・ミラー戦も判定負けと結果的に2連敗を喫してしまい、今回本来の階級となるフェザー級での試合となるのでガルシアにとっては本来の実力が発揮できるかも。
ただタックルはそれほど鋭いという感じはしないし、高谷自身がタックルに対してのディフェンスが非常に良いでの高谷の打撃が炸裂するんじゃないかな。予想は高谷のKO勝ち。


前田の相手はラテン系アメリカ人のチャーリー・ヴァレンシア。元KOTCバンタム級王者でもあり、小柄ながら非常に身体能力の優れたレスラーで、前回の試合ではプロレスラーもビックリの華麗なジャーマンスープレックスで対戦相手を投げ飛ばしてギロチンで一本勝ち。
正直言って内弁慶なところもある前田ではナチュラルなパワーを誇るヴァレンシア相手では厳しいと思う。なんか普通にボッコボコにされちゃうような。前田が勝つとしたら身長160cmのヴァレンシアに飛び膝をパッコーンとヒットさせるとかか。予想ではヴァレンシアの一本勝ちで。


その他に楽しみなのがマニー・タピアvsアントニオ・バヌエロス。
タピアはヴァレンシアと同じくラテン系アメリカ人で、ハビエル・バスケスを師に持つ柔術家です。ベースは柔術ですがKOパワーもあり、総合では10戦して未だ無敗。昨年5月にWECデビューしましたがその後怪我で長期欠場となり今回が復帰戦となります。
相手のバヌエロスはチャック・リデルと同門で、グレコローマンレスリングを武器として豪快なスラムからのテイクダウン&パウンドが得意な選手です。勝った試合は判定が多く、負けた4試合は全てKOor一本負けという傾向があるようで。
これは予想が難しいな~。希望としてはタピアなんですがバヌエロスの馬鹿みたいなタックルをタピアがどう対処するかによって試合展開は大きく変わると思うし。予想はバヌエロスの判定勝ちで。

バタービーン&息子達

2008-01-04 | Review
GAME AND MMAさんのブログを拝見したところ、1月26日に開催されるRumble in the Cageでバタービーンが元グリーンベレーという触れ込みでプロレスや総合、K-1に参戦してたトム・ハワードと対戦するそうです。
その大会のアンダーカードにはバタービーンの息子であるブランドン“ベイビービーン”エッシュが総合デビューするとのこと。英語版wikipediaで調べるとThat same night, Esch's son, Brandon "Babybean", lost in his professional debut against Matthew Eckerly.とのこと。プロボクシングで1試合経験してるみたいです。
ちなみにブランドンの年齢は22歳。親のバタービーンの年齢が39歳なので、ブランドンはバタービーンが17歳の時の子供!?

どっかに動画がないかと検索してみるとyoutubeでボクシングの発見。バタービーンと同じアメリカ国旗の入ったトランクスを着用、見た目も小太りでスキンヘッドというまさに小型バタービーンという感じ。

試合は序盤からお互い接近戦でのパンチの打ち合い。しかし1R中盤に放った左フックに右フックを被せられて豪快なKO負けを喫しています。
さらに検索すると何故か総合での試合動画を発見。どうやら昨年の12月1日の時点で総合デビューしていた模様。

ブランドンはバタービーンをセコンドにつけて入場。試合が始まると対戦相手に突進し、猛烈なパンチのラッシュで瞬殺。試合後にもバタービーンがオクタゴン?に上がり祝福しています。

さらに同大会ではバタービーンが上記に書いてたトム・ハワードと既に試合を行なってたことが発覚。ということが次の試合は再戦となるのか。この試合の結果はシャー犬やFCFなどには載ってませんでした。

試合はいつも通り圧力を掛けるバタービーンがスタンドでフロントネックロックの状態で捕まえるとグラウンドへもつれ込み、上四方からバタービーン流圧殺スピニングチョークで一本勝ち。

さらに検索するとバタービーンのもう一人の息子と思われるカレブ・エッシュという選手の動画も発見。こちらは自らタックルを仕掛けてマウントパンチで勝利するという普通の総合格闘家という感じでした。

見た目はバタービーンやブランドン同様にスキンヘッドですが体系はごくごく普通なもの。試合後にはブランドン同様にバタービーンがオクタゴンに上がり祝福しています。

BoutReview(ビビアーノ・フェルナンデス)

2007-08-20 | Review
今回はHERO’Sと契約したと噂の柔術軽量級の雄ビビアーノ・フェルナンデスの総合デビュー戦の試合を紹介したいと思います。2戦目のフェイバー戦に関してはyoutubeにあるのでそちらで。
vsユライヤ・フェイバー

ビビアーノの柔術での実績についてですが2005年ペナ級ワールドカップトーナメント優勝、ブドーチャレンジ 60kg未満級優勝、2006年パン・アメリカンBJJ選手権 黒帯アダルト ペナ級優勝など、数えたらキリがないのでそこら辺は省略。

2004年10月23日 vsルイス・フィゴラ(アメリカ)
ガードを高く上げたビビアーノはジャブすら出さずに正面から胴タックルにいくが相手のフィゴラも踏ん張って離れ際に膝を放つ。

<正面から突っ込むビビアーノ(手前)>

離れたビビアーノはジャブを一発放つと今度は両足タックルへ。

そのままコーナーに追い込むと両足を引っこ抜いてテイクダウンに成功。
フィゴラはサイドを奪われると暴れて逃れようとするがビビアーノもとんでもないスピードでバックに回りバックマウントを奪取。


そのまま仰向けとなり足もロックすると一気にチョークへ!フィゴラもしばらく耐えるが最後はあえなくタップアウト。


総合デビュー戦の柔術家だけあって打撃は全く出さずに正面からのタックルオンリーという危なっかしい戦い方でしたが、軽量級でも群を抜くスピードだけあって2度目のタックルのタイミング、そしてバックに回るスピードは凄まじいものでした。

BoutReview(KOTC Fight)

2007-06-20 | Review
今回はアクエリアスさんと蚊さんのご要望に答えてチャーリー・ヴァレンシアvsカブ・スワンソンのレビューを行ないたいと思います。
ヴァレンシアは元KOTCバンタム級王者であり、65kg以下級では小柄な160cmという身長ながら非常に巧みな試合運びで連勝を重ねていました。この試合の5ヶ月前には北米軽量級最強の男フェイバーと対戦。お互いにスピーディーな試合を展開するもチョークを極められ敗れてしまいました。
対するスワンソンはKOTCやTotal Combatを主戦場に7勝1敗となかなかの成績を残していましたがこれまでビッグネームの相手との対戦はなく、まだまだ無名の存在でした。僕もこの試合はヴァレンシアの復帰戦という感じで考えてました。


まずはスワンソンから入場。背中には十字架のタトゥー。背中向けてますが胸にも色々と彫ってます。
続いてヴァレンシアの入場。

顔はハッスルで活躍してるプロレスラーのTAJIRI似。もしくはエディ・ブラボーと前田吉朗を足して割ったような顔してます。

選手とは関係ないけどボディチェックする人がかなりの大柄で筋肉ムキムキですげぇ強そう。その右隣の人も映画でギャングの手下役で出てきそうな風貌w。


両者グローブ合わせて試合開始。カメラが金網の外からオンリーだから見難い。

やはり体格ではやや劣るヴァレンシア。
両者細かいフェイントからまずヴァレンシアの右ローが「パチーン!」と綺麗な音を立ててヒット。
負けじとスワンソンもガードの上ながら強烈なハイキックを叩き込み、ヴァレンシアを後退させるとパンチで突っ込む。

<ジャブから鋭いハイを放つスワンソン>

ヴァレンシアもそれに合わせてカウンターの片足タックルでスワンソンを捕まえるが、スワンソンも片足で踏ん張りヴァレンシアの首をギロチン気味に抱え込む。


捻り倒すようにテイクダウンするヴァレンシアに対してスワンソンも金網にもたれる様にして立ち上がるが、ヴァレンシアは両足タックルに切り替えて持ち上げるとスラムで叩きつける。

<レフェリーが邪魔ですがスワンソンをスラムで叩きつけるヴァレンシア>

ヴァレンシアはそのまま金網際に追い込みながら片足を抜いてハーフガード。
もう片足を抜いてマウントを狙おうとするヴァレンシアだがスワンソンの足が意外と利くため、ここはスワンソンの首を抱えて立ち上がると金網に押し込みながらギロチンチョーク(ネックロック気味)。

<スワンソンの首を捻り上げるヴァレンシア>

ヴァレンシアはこれが極まらないと見ると首を抱えて顔面に膝、さらに離れ際に右フック。これを寸でで避けたスワンソンは再びノーモーションからのハイキック。だがこれもガードの上。
さらに意表を突いたスワンソンのローキックでバランスを崩したヴァレンシアは御返しとばかりに左ハイキック。


しかしこのキックで自らバランスを崩したヴァレンシアは転倒。起き上がろうとしたとこにスワンソンのサッカーボールキックが頭部をかすめる(当たれば勿論反則)。

<反則なのに躊躇無く蹴り込むスワンソン>

なんか避けたヴァレンシアはそこから片足タックルを狙うが足を捕まえた状態でスワンソンにサイドをから潰される。


ここから決め手がないと感じたかスワンソンは立ち上がって離れようとするがヴァレンシアは再び片足タックルで食い下がり意地でテイクダウンに成功。
首を抱えこもうとするスワンソンの隙を突き足を一本抜きハーフガード。


下から密着するスワンソンにヴァレンシアは再び首を抱えながら立ち上がると金網の押し込んで顔面とボディに膝蹴りで叩き込む。

<押し込んで右膝を放つヴァレンシア>

離れ際に右フックを振るうヴァレンシアだがこれはヒットせず。
スワンソンは長いリードジャブから右ローのコンビネーション。さらに得意のハイキックからパンチで攻め込むがヴァレンシアも力強い右フックでなぎ払う。
変則的な右アッパーからワンツーで前進したヴァレンシアに対してスワンソンはカウンターの胴タックル。
これを踏ん張ったヴァレンシアは逆に片足タックルを狙うが上から潰されてしまう。


スワンソンが足を抜いて立ち上がると組み合ってヴァレンシアが金網に押し込む。
ヴァレンシアは首を抱えられながら両足タックルでテイクダウンに成功してハーフガード。

<スワンソンの両足をブッコ抜くヴァレンシア>

しかしスワンソンも金網にもたれてスペースを空けると僅かな距離で片足タックルを仕掛ける。だがヴァレンシアはこれを潰すと首を抱えて膝蹴り。
ここでスワンソンは自ら引き込むようにしてマットに背中をつけると巴投げの要領でヴァレンシアを後方に投げ飛ばす。


スワンソンは上からがぶった状態からヴァレンシアの頭を腕で押さえつけると(シウバやショーグンがよく使う)ボディに強烈なサッカーボールキックを見舞う。

<これも一歩間違えれば反則スレスレ>

この一発で吹っ飛んだヴァレンシアにスワンソンはここぞとばかりにパウンドのラッシュ。


これに対してヴァレンシアは何も対処できず、亀になって殴られ続けるのを見たレフェリーは試合をストップ。
スワンソンは雄たけびを挙げながらオクタゴンに登って勝利のアピール。