浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result(喧嘩屋vsボクサー)

2007-06-24 | Result
Cage Fury Fighting Championship 5

○キンボ・スライスvsレイ・マーサー●(1Rギロチン?)
○グレゴゥ・グレイシーvsジョシュ・リデル●(1Rチョーク)

何かと話題になってた喧嘩屋キンボと元ボクシングヘビー級王者のマーサーによる総合ルールでの試合。試合前からこの試合前はエキシビジョンなのかガチなのかわからなかったのですが一応ガチだった模様。
キンボは突進でマーサーに組み付くと金網際でテイクダウン狙い。マーサーは金網を掴んで阻止しようとし、一度倒されるもすぐに立ち上がり両者組み合う。
膝蹴りを放つキンボに対してマーサーは離れてパンチで攻めようとするがキンボが両足タックルでテイクダウン。グラウンドに持ち込んだキンボはギロチン(前腕チョーク?フロントチョーク?)でマーサーからタップを奪い総合ルールで勝利。
これまで草ボクシングで戦ってきた喧嘩屋が寝技の練習をしてボクサーからサブミッションで一本・・・まぁ、総合ルールだしねぇ。
未確認の情報ですが9月にキンボvsアボットが組まれるかもしれないとかなんとか。リアル喧嘩屋対決・・・。


今大会もう一つの注目カードがニュージェネレーショングレイシーのグレゴゥの総合デビュー戦。
グレゴゥから打撃を繰り出していきリデルもカウンターで反撃。そしてリデルがテイクダウンを奪いグラウンド戦になるとグレゴゥは下からヒールホールド。リデルは足を引き抜くが逆にグレゴゥにサイドポジションを奪われる。
グレゴゥはマウントに移行しえパンチと肘を落としていき、嫌がったリデルが後ろを向いたとこへチョーク。リデルは小さくタップしてグレゴゥが総合デビュー戦で勝利を挙げました。

The Ultimate Fighter 5 Finale メイン速報

2007-06-24 | Result
崇拝するジェンスの試合だけ速報したいと思います。

と、思ったらメインまではまだ試合あるのか。
簡単なレビューしようかな。

アンディ・ウォンvsコール・ミラー
やっぱミラーでかい。身長差かなりある。
1R:ミラーをリーチを活かしたジャブでウォンを懐に入らせず、前に出てきたとこを膝げ迎撃。
そしてグラウンドに持ち込みたいウォンは胴タックルで前に出るが、ミラーはサイドステップで距離を取ると右ハイキック一閃。これがウォンの側頭部を捕らえてダウン。ミラーは倒れたウォンの首根っこを押さえてパウンドの連打。連打を貰い続けるウォンを見てレフェリーが試合をストップ。
(コール・ミラー:1RTKO)


マニー・ガンバーリャンvsネイト・ディアス
この試合はThe Ultimate Fighter 5の決勝戦。ネイトはニック兄貴の弟、マニーはカロ・パリーシャンの従兄弟という関係。ちなみに兄貴はサスペンドでセコンドにはつけず。
1R:マニーは低空タックルでテイクダウンからパウンド。ネイトは下からサブミッション狙いと、典型的なレスラーvs柔術家といった感じの試合が続く。
2R:マニーがタックルを切られてネイトに潰されるとマニーが土下座状態で突如タップ。どうやら肩を負傷した模様。
これによりネイトがUFC本戦出場の切符と共に賞金を手に入れました。
(ネイト・ディアス:2RTKO)


BJペンvsジェンス・パルヴァー
先にペンが入場。かなりスリムになった感じで、静かで何か不気味。
次にパルヴァーが入場。横に剃り込みは入ってるけど黒髪で普通のソフトモヒカンヘアー。
1R:ペンのフックで吹っ飛ぶジェンス。さらに左右のフックで圧力を掛けるペンは金網に追い込んで両足タックルからスラムでテイクダウン。
パルヴァーはすぐに立ち上がろうとするがペンが再びスラムでテイクダウンに成功するとマウントを奪う。パルヴァーが嫌がって後ろを向くとペンが腕十字。極まったかと思ったがペンが自ら?十字を解いて三角に移行。しかしこれも極まらずパルヴァーが腕を引き抜くと金網際に押し込む。
だがそこからの展開がなく両者スタンドへ。両者細かい打撃の打ち合い
で1R終了。
2R:ペンが胴タックルでテイクダウン。ハーフガードからパウンドを放ち、再びマウントを奪取。
パウンドを嫌がって後ろを向いたパルヴァーの側頭部を殴っていくペン。もう一度マウント状態になり、さらにバックマウントになるとペンが足をロックしてパウンドをちらつかせながらチョーク!これがパルヴァーの首にがっちり入って堪らずタップ・・・。
観客席にいたマット・ヒューズはガッカリ。
(BJペン:2Rチョーク)

MMA Result(遠く離れた地で)

2007-06-23 | Result
ローカル大会2つ続けて更新!

Maximum Fighting Championships 12:High Stakes

○スコット・ジャンクvsジミー・アンブリッツ●(1R終了時TKO)
○ヴィクトー・ヴァリマキvsマーカス・ヒックス●(○?無効試合?)
○ロジャー・ホレットvsシェーン・ビーヴァー●(1RKO)
○ファービオ・オランダvsシャウン・クライシュ●(2RTKO)


前大会では豪腕パンチで対戦相手の心をへし折ったハワイ出身のスコット・ジャンクがMFC世界ヘビー級タイトルを手にするため同じく巨漢のジミー・アンブリッツと激突。ちなみにアンブリッツは大会ポスターでの異名が「ハンティントンビーチ・バッドボーイ」。どっかで聞いたことあるような・・・。試合は1Rからジャンクのパンチがアンブリッツの顔面をボコボコと捕らえてアンブリッツはもうヘロヘロ。なんとか1Rは耐え抜くも既にアンブリッツ心は折れて2R開始を待たずに棄権。ジャンクが地元から遠く離れた地で世界タイトルを獲得しました。アンブリッツはもう駄目駄目だぁ~。
そしてセミの試合なんですが、未知さんのブログによるとヒックスが自らリングを拳で叩くと(マット?コーナー?)それで拳を壊したのかドクターに試合を止めるように要請したとのこと。これまでも入場時に燃えた人や試合前の控え室でジャンプしたらパイプにつまづいて頭を打った人、ゴング前に対戦相手にキスをしてKOされた人はいましたがこれは・・・。ちなみにヴァリマキの大会ポスターで「UFCスター」となってるがそうだっけ?
現在カナディアンファイターの中で最も期待されてる新鋭ロジャー“ハルク”ホレットは対戦相手を僅か16秒で撲殺。こいつぁますます期待が高まってまいりました。


TUFF-N-UFF

○ブラッド・アイムスvsヴィンス・ルセロ●(1Rチョーク)

<グラップリングマッチ>
○レナート・ババルvsフランク・ミア●(6-2)


TUF2の決勝でラシャド・エバンスに敗れ、本戦ではヒーリングとの崖っぷちマッチで押さえ込まれて判定負けしたアイムスがメインに登場。相手は経験豊富なものの戦績は勝ったり負けたりの繰り返しのルセロ。アイムスはテイクダウンに成功するとバックを奪い、教科書に書かれたようなチョークで一本勝ち。
今大会大注目のセミは元UFCヘビー級王者ながらバイク事故後は以前のようなキレがなく1勝2敗とさっぱりなミアと破竹の勢いで連勝を続けるがリデルには返り討ち、格下と思われてたランバートにまさかの敗戦を喫するなどこちらも最近パッとしないババルによるグラップリングマッチ。ババルは1Rにマウントを奪うなそして終始優勢。結局ポイント6-2でババルが勝利しました。

MMA Result(PRIDE帰りの二人)

2007-06-22 | Result
King Of The Cage:Explosion

○ジェイソン・アイルランドvsマイク・オドーネル●(2RKO)
○ジェームス・リーvsオウングラ・サン●(1Rヒールホールド)


セミとメインには2月に行なわれたPRIDE33に出場した選手が登場。
まずセミに出場したのは試合数日前の緊急オファーで実力者のトラビス・ビューを打撃でぐらつかせギロチンで秒殺したジェームス・リー。中堅以下の選手相手だと取りこぼしが少なく、今回も無名選手をヒールホールドで一本勝ち
メインにはハンセンの猛攻に耐えるも3Rに腕十字を極められたアイルランドが登場。相手のオードネルは一応過去にライアン・スタウトを破ってはいますが戦績は2勝1敗とイマイチ。試合は2R開始直後にアイルランドのパンチがオードネルの顔面にヒットしてKO勝ちでメインを締めくくりました

BoutReview(KOTC Fight)

2007-06-20 | Review
今回はアクエリアスさんと蚊さんのご要望に答えてチャーリー・ヴァレンシアvsカブ・スワンソンのレビューを行ないたいと思います。
ヴァレンシアは元KOTCバンタム級王者であり、65kg以下級では小柄な160cmという身長ながら非常に巧みな試合運びで連勝を重ねていました。この試合の5ヶ月前には北米軽量級最強の男フェイバーと対戦。お互いにスピーディーな試合を展開するもチョークを極められ敗れてしまいました。
対するスワンソンはKOTCやTotal Combatを主戦場に7勝1敗となかなかの成績を残していましたがこれまでビッグネームの相手との対戦はなく、まだまだ無名の存在でした。僕もこの試合はヴァレンシアの復帰戦という感じで考えてました。


まずはスワンソンから入場。背中には十字架のタトゥー。背中向けてますが胸にも色々と彫ってます。
続いてヴァレンシアの入場。

顔はハッスルで活躍してるプロレスラーのTAJIRI似。もしくはエディ・ブラボーと前田吉朗を足して割ったような顔してます。

選手とは関係ないけどボディチェックする人がかなりの大柄で筋肉ムキムキですげぇ強そう。その右隣の人も映画でギャングの手下役で出てきそうな風貌w。


両者グローブ合わせて試合開始。カメラが金網の外からオンリーだから見難い。

やはり体格ではやや劣るヴァレンシア。
両者細かいフェイントからまずヴァレンシアの右ローが「パチーン!」と綺麗な音を立ててヒット。
負けじとスワンソンもガードの上ながら強烈なハイキックを叩き込み、ヴァレンシアを後退させるとパンチで突っ込む。

<ジャブから鋭いハイを放つスワンソン>

ヴァレンシアもそれに合わせてカウンターの片足タックルでスワンソンを捕まえるが、スワンソンも片足で踏ん張りヴァレンシアの首をギロチン気味に抱え込む。


捻り倒すようにテイクダウンするヴァレンシアに対してスワンソンも金網にもたれる様にして立ち上がるが、ヴァレンシアは両足タックルに切り替えて持ち上げるとスラムで叩きつける。

<レフェリーが邪魔ですがスワンソンをスラムで叩きつけるヴァレンシア>

ヴァレンシアはそのまま金網際に追い込みながら片足を抜いてハーフガード。
もう片足を抜いてマウントを狙おうとするヴァレンシアだがスワンソンの足が意外と利くため、ここはスワンソンの首を抱えて立ち上がると金網に押し込みながらギロチンチョーク(ネックロック気味)。

<スワンソンの首を捻り上げるヴァレンシア>

ヴァレンシアはこれが極まらないと見ると首を抱えて顔面に膝、さらに離れ際に右フック。これを寸でで避けたスワンソンは再びノーモーションからのハイキック。だがこれもガードの上。
さらに意表を突いたスワンソンのローキックでバランスを崩したヴァレンシアは御返しとばかりに左ハイキック。


しかしこのキックで自らバランスを崩したヴァレンシアは転倒。起き上がろうとしたとこにスワンソンのサッカーボールキックが頭部をかすめる(当たれば勿論反則)。

<反則なのに躊躇無く蹴り込むスワンソン>

なんか避けたヴァレンシアはそこから片足タックルを狙うが足を捕まえた状態でスワンソンにサイドをから潰される。


ここから決め手がないと感じたかスワンソンは立ち上がって離れようとするがヴァレンシアは再び片足タックルで食い下がり意地でテイクダウンに成功。
首を抱えこもうとするスワンソンの隙を突き足を一本抜きハーフガード。


下から密着するスワンソンにヴァレンシアは再び首を抱えながら立ち上がると金網の押し込んで顔面とボディに膝蹴りで叩き込む。

<押し込んで右膝を放つヴァレンシア>

離れ際に右フックを振るうヴァレンシアだがこれはヒットせず。
スワンソンは長いリードジャブから右ローのコンビネーション。さらに得意のハイキックからパンチで攻め込むがヴァレンシアも力強い右フックでなぎ払う。
変則的な右アッパーからワンツーで前進したヴァレンシアに対してスワンソンはカウンターの胴タックル。
これを踏ん張ったヴァレンシアは逆に片足タックルを狙うが上から潰されてしまう。


スワンソンが足を抜いて立ち上がると組み合ってヴァレンシアが金網に押し込む。
ヴァレンシアは首を抱えられながら両足タックルでテイクダウンに成功してハーフガード。

<スワンソンの両足をブッコ抜くヴァレンシア>

しかしスワンソンも金網にもたれてスペースを空けると僅かな距離で片足タックルを仕掛ける。だがヴァレンシアはこれを潰すと首を抱えて膝蹴り。
ここでスワンソンは自ら引き込むようにしてマットに背中をつけると巴投げの要領でヴァレンシアを後方に投げ飛ばす。


スワンソンは上からがぶった状態からヴァレンシアの頭を腕で押さえつけると(シウバやショーグンがよく使う)ボディに強烈なサッカーボールキックを見舞う。

<これも一歩間違えれば反則スレスレ>

この一発で吹っ飛んだヴァレンシアにスワンソンはここぞとばかりにパウンドのラッシュ。


これに対してヴァレンシアは何も対処できず、亀になって殴られ続けるのを見たレフェリーは試合をストップ。
スワンソンは雄たけびを挙げながらオクタゴンに登って勝利のアピール。


MMA Result(ハワイアンin韓国)

2007-06-19 | Result
SPIRIT MC: INTERLEAGUE 6

○Ah-sol Kwon.vsDuk-young Jung●(1RTKO)
○Kwang-hee Lee.vsデイブ・モレノ●(2RTKO)
○ロス・エバネスvsJong-kwon Baek●(2RKO)
○Chang-hyeon Kim.vsNam-sun Kim●(1R腕十字)
○Jeong-hwan Cha.vsDae-gun Kim●(2Rチョーク)
○Hang-ki Kim.vsGi-young Nam●(ドロー)
○Yoon-young Kim.vsDong-hyeon Kim●(1R腕十字)
○Jae-hyeon Soh.vsSeung-hwan Kim●(1Rチョーク)

<Interleagueヘビー級トーナメント>
決勝戦
○Chul-hyeon Jung.vsEun-jae Jung●(1RKO)

準決勝
○Eun-jae Jung.vsGyeong-ho Shin●(1RTKO)
○Chul-hyeon Jung.vsDool-hee Lee●(1RTKO)

一回戦
○Gyeon-ho Shin.vsMin-gun Park●(1RKO)
○Eun-jae Jung.vsHak-yoon Choi●(2R判定)
○Dool-hee Lee.vsMin-kwon Oh●(2RKO)
○Chul-hyeon Jung.vsHyeon-dong Woo●(2R判定)


韓国人選手の名前読めねぇ~。
どういう関係かこれまでに2度SPIRIT MCに参戦してるハワイのエバネスが今年の2月にElite XCで敗れて以来の復帰戦。エバネスはグラウンドで上のポジションを奪い、バックからチョークで攻めるなど終始優勢に。最後はパウンドの雨あられで豪快なKO勝ち。相手選手は担架で運ばれていったそうです。
ヘビー級によるワンデイトーナメントも行なわれ、Chul-hyeon Jungという選手が一回戦は辛勝での判定だったものの準決勝では相手選手の鼻の骨をへし折り、決勝では膝蹴りでKO勝ちを奪い優勝。

本日の収穫

2007-06-16 | 雑談
                 

大学から帰ってポストを確認するとなにやらばかデカイ小包が。それは以前amazon.comで注文してたKing of the Cage - Underground Worldwide 10 Event Boxed Setでした。
発送の知らせから届くまでが約10日。アメリカからの配達と考えれば許容範囲か。
相変わらず両面層のDVDが強引に1つのパッケージに大量に収められている強引な作り。しかも今までのKing of the CageのDVDは日本製のプレイヤーで見れたのに今回の作品は見れない・・・・。
加えて特に気になったカードも無く、別のDVDセットで収録されてたホーンvsリスターが何故か再収録されてたり。パッケージにはベネットがいるのに本人の試合は1試合も収録されてないし。
購入前に唯一何の大会か判別できなかった「OCEANA 2」という大会なんですが、「もしかしてボネーロvsホフマンの大会か?」と期待してパッケージの中に入ってたカード表を見てみたら「トニー・ボネーロvsジョン・ウェイン・パー」これはもう見た!!

つうわけでこの中でマシなカードをいくつか紹介するので「レビューしてほしい」というカードがあればコメントして下さい。時間があればレビューしたいと思います。
ジョン・クロンクvsジョーイ・ヴィラセニョール
カブ・スワンソンvsチャーリー・ヴァレンシア
ドナルド・サンチェスvsバディ・クリントン
デイブ・テレルvsアーロン・ウェザースポーン
クレイ・フレンチvsマック・ダンジグ
ドニー・ウォーカーvsジェフ・カラン


MMA Result(恐るべきモンスター)

2007-06-13 | Result
Ultimate Fight Night 10

○スペンサー・フィッシャーvsサム・スタウト●(3R判定)
○ジョン・フィッチvsホアン・ジュカオン・カルネイロ●(2Rチョーク)
○アンドリュー・マクフェデリーズvsジョーダン・ラデフ●(1RKO)
○チアゴ・タバレスvsジェイソン・ブラック●(2R三角絞め)
○フォレスト・ペッツvsルイージ・フィオラヴァンティ●(3R判定)
○タムデン・マククローリーvsピート・スプラッタ●(2R三角絞め)
○グレイソン・チバウvsジェフ・コックス●(1R肩固め)
○アンソニー・ジョンソンvsチャド・レイナー●(1RKO)
○ネイト・モアーvsルーク・クライディリョ●(3R判定)


ダナ・ホワイトに「彼はモンスターだ」と言わしめ、現在12連勝中と脅威の強さを見せつけているフィッチが4月にクレメンティを判定で破ったBTTのジュカオンと注目の対決。試合は1R、ジュカオンが得意の弾丸タックルで上を奪い、このままのペースで試合が進むかと思いきや、2Rになるとフィッチが猛反撃。グラウンドでバックを奪うと柔術黒帯のジュカオンからチョークでタップを奪う激勝!こいつは・・・まさに「モンスター」か。ウェルタートップ陣は王者セラ(まぁ、実力は置いといて)を筆頭にヒューズ、GSP、ペン(これからもウェルターかな?)、パリシャン、コスチェック、サンチェスなど猛者ばかり。フィッチがこのメンバーにどう絡んでいくか注目です。
メインは1年前の再戦(何故このタイミングなのか、何故これがメインなのかよくわからんが)で、その時はスタウトが際どい判定ながらフィッシャーから勝利をもぎ取りました。しかし試合は前回以上の大熱戦になった模様で、両者スタンドでは殴り合い、グラウンドでは激しく上下が入れ替わり、お互いサブミッションを狙いあう壮絶な試合になり、結果はパンチで何度もスタウトをぐらつかせ決定的なダウンを奪った(なんかフォーラムでは「スタウトは「グラスジョー」とかで話題になってる)フィッシャーが判定勝ちを収めリベンジに成功しました。海外フォーラムでは「五味vsディアスより良かった」「グリフィンvsエドガーみたいな試合だった」「フェルタvsガルシアぐらい凄かった」との賞賛の声。
ミレティッチ軍の中重量級の注目ストライカーのマクフェデリーズはオランダを主戦場にするブルガリア出身の強豪ラデフをカウンターパンチでダウンさせ、追撃のパウンドで完全失神でKO勝ち。
前回の小谷戦では前評判の強さを見せれなかったタバレスは武士道にも参戦したブラックと対戦。今回の試合では元々1階級上のブラックを三角絞めで仕留めて本来の強さをアピールすることに成功。
ウェルター級で驚異の190cmの長身を誇るマククローリーは古豪のスプラッタ相手に長い足を活かした三角絞めでタップを奪う金星。

MMA Result(ローカルで頑張ってます)

2007-06-11 | Result
North American Amateur Fight Series:Fight Night in the Flats III

○ダン・ボビッシュvsネイト・エディ●(1RTKO)
○ショーン・サーモンvsジェイソン・フリーマン●(1Rアームロック)


日本では総合格闘技どころかプロレスのハッスルでもすっかりとご無沙汰になっているボビッシュですが、海外の様々なローカル団体では定期的に試合を行なってます。今回も無名の選手を1RTKOで下して現在6連勝中。しかしボビッシュの戦績見てたら1R決着が25試合中23試合ってのも凄い。
約2週間前にUFC 71でアラン・ベルチャーにギロチンで秒殺されたサーモンはこれまた無名のジェイソン・フリーマンという選手相手にアームロックで一本勝ち。「サスペンドくらってるのに何で試合ぢてんだ?」と思ったけどこの大会はオハイオ州だから関係ないのかな。

BoutReview(ユライヤ・フェイバー part2)

2007-06-09 | Review
今回は先日のWEC 28で自身の持つフェザー級タイトルの3度目の防衛戦に成功したユライヤ・フェイバーのBoutReview第2弾。紹介する試合はこのフェザー級タイトルの初防衛戦の試合です。
対戦相手は武士道で前田の噛ませっぽく呼ばれたの空気読まずに秒殺したピアソン。この試合前のフェイバーの戦績は16勝1敗、対するピアソンは16勝8敗1分。


落ち着いた様子で入場してきたピアソン。


ベルトを持って入場してきたフェイバーは気合い入りまくりのイケイケモード全開。


両者の比較。身長、リーチ共に王者フェイバーを上回るピアソン。

両者グローブを合わせて試合開始。
ローで前に出たフェイバーに対してピアソンはワンツーから右のミドルキックで応戦。フェイバーはバックステップでそれを避けると胴タックルでスラム狙い。
ピアソンは無理に踏ん張らずに引き込むようにクロスガードするとフェイバーは構わずに思い切りマットに叩きつける。

<引き込みにきたピアソンをスラムで叩きつけるフェイバー>

フェイバーはガードポジションをとるピアソンをそのまま持ち上げると再びスラム狙い。


しかしピアソンもここから足を解いてスタンドへ戻り、身長差を活かして首相撲からの膝蹴りの連打で反撃。

<打点の高い膝蹴りで反撃するピアソン>
首相撲を外したフェイバーはピアソンの両脇を刺すと後方に豪快な反り投げを繰り出しテイクダウン。
ガードポジションのピアソンにフェイバーは得意の肘打ちを打ち降ろしていく。さらに金網際に押し込んで細かいパウンドを肘打ちを見舞う。

<金網際で肘を叩き込むフェイバー>

ピアソンもフェイバーの右腕を掴んで防御するが、フェイバーはまたも強引に持ち上げてスラム。


近い距離から肘でガツガツと攻めるフェイバー。
その内の一発はピアソンのおでこにクリーンヒットすると、ピアソンの顔が思わず苦痛に歪み手で顔を押さえる。


なんとか試合続行したピアソンだが、フェイバーは腰を浮かせ上体を上げると強烈な右肘!

<思い切り右肘を打ち下ろすフェイバー>
これが先程ピアソンが苦悶の表情を浮かべたおでこに直撃するとピアソンは「無理、無理」といった感じでタップ。

<あえなくタップしたピアソン>


下からの攻めが得意なはずのピアソンでしたが、フェイバーのパワーと接近戦での肘打ちに手を焼いて殆ど何もできず。しかもこの試合後にマリファナの検査に引っ掛かってサスペンドまでくらう始末。
しかしフェイバーのフェイバーの肘はやっばいやばい。この戦法を卑怯と言う人もいるけど、許されたルールを最大限に活かして勝利を重ねてるのは凄いと思う。次の防衛戦の相手はヤヒーラ?カラン?まさかパルヴァー?北米軽量級最強の男の快進撃がどこまで続くか注目です。