日活ロマンポルノ

今回の引越に際し、多くはないがいくつか物件を見て回った。
すべて、UR都市機構物件。いわゆる昔でいう「公団」だ。
保証人いらず、給与証明いらず、初期費用皆無というシステムは、
私のようなフリーには有り難い。
さらに、造りも頑丈、防音もばっちり。
そんなわけで、URにしぼって物件探しをしていたが、
まぁ公団だけに、昭和４０年代の「団地」仕様から民間借り上げマンション風、
新築物件まで本当に幅広い。
予算の関係上、当初狙ったのは「古いけど、室内はリニューアルされてる」物件だ。
外見は古くても、中はイマ風。畳の部屋は、
フローリングに変えられていたり水回りもキレイ。
アレルギーな私には、畳はタブー。こりゃあいい！と天満橋の物件へ。
外観は、まぁ、想像通り。乗り込むぞ！いざ、エレベーターへ。
ベニヤ板とガムテープで補強されたソレは、もしかしたら階段昇ったほうが
はやいんでないかい？というとてもセイフティな速度。
そして、広がったそのフロアーの雰囲気は・・・
まさしく、「日活ロマンポルノ」状態だった。
どんなんかってえと、日活ロマンポルノをご存じの方は想像つくだろうが、
なんていうか、ステテコのおっちゃんとか、シュミーズのおばちゃんが
ぼりぼり太股をかきかきしている感じ。
そいで、絶対なんか商売してる！
なぜ、みんな玄関を開け放って、レースののれんをかけているんだ？
いかん・・・いくら安くても、交通至便でも、リニューアルでも。
中途半端お嬢の私には、多分耐えられぬ環境。はぁはぁ。
と、いうわけで、やっぱりこの年になると、生活環境も大切なわけで、
現在のマンションに至ったというわけ。値段は高いがいい味です。
あ、ちなみになぜ女子の私が「日活ロマンポルノ」を知っているか・・・
という事は、長くなるので次回につづく。