しっぽこBLOG

にゃんこの“しっぽこ”のような、どーでもいいblog。おしごと、にゃんこ、バイクのことなどなど

いとしの神戸

2006-04-30 | たび

29日は突然神戸に行くことになった。

神戸!
神戸大好き!

なぜか、昔から神戸へ行くのは好きだ。
「どこへ行きたい?」と聞かれると、
まず「神戸!」と答えていた記憶がある。
しかし、詳しくない。
なぜかってえと、なんとなく「1人では行きにくい」から。
京都が詳しいのは、「1人で行けるから」なのだ。
つまり、神戸という街は「1人が似合わない」街じゃない?
どうだ。そうは思わぬか?

というわけで、この日は神戸の達人と共にドライブ。
日本では、東京の二番手に進出してきた『バナナ・リパブリック』を覗いては、
「…たかいな。」と呟き、(N.Y.での値段を知っているからか)
『神戸メリケンパークオリエンタルホテル』のラウンジで
「コーヒーおかわり!」を連呼してきた。

そして、ディナーは?
「ベトナム料理だ!」
というのに、行ってみたら看板には”中華料理”とあるではないか。
「中華料理と書いてありますが?」と達人に尋ねてみたところ、
「いや、ベトナム料理のはず!」と言い張る。
確かに入ってみるとメニューはベトナム料理。
再度裏にある看板を確認してみると、中越料理とあった。
な、なるほど…両方なのね。
私のようなビギナーではきっと見つけられない場所にある『鴻華園』。
入るなり目に入るのは、水槽にぎっしりのでっかいミル貝!
ちょっとグロい。
さらに、無表情のベトナム人のおばちゃん。
驚くほど、口角があがらない。
あがらなさすぎて逆に、もし笑顔になったらどうしよう…とまで思ってしまった。
有名らしく、有名人のサインがぎっしり。
オススメは、生春巻きならぬ蒸し春巻き。
おもちのようにもっちりちりちり美味でした。

フィニッシュは、御影の『ダンケ』でバターコーヒー。
まったりとした味わいとは対照的に、カウンターに並べてある
ドラえもんの起きあがりコボシや、ゴルゴ30のおもちゃがなんともいえんギャップがたまらん。
というわけで、うきうき楽しい神戸からがちゃがちゃなんばへと帰路につくのでした。

神戸や京都が好きな理由が、今回でわかったような気がする。
それは、「コンセプト」があり、皆がきちんと「まちづくり」を努力しているから。
その点、長年大阪人をしていても大阪の街が好きになれないのは、
きっと、みんな好き勝手にやっていて街が雑多だからだ。

今度神戸に行くときは、もうちっと京都並みに下調べしていきたいと思います。

たけのこ

2006-04-20 | 季節

パンぢごくを戦った翌日、なんと「たけのこ」をいただいた。
しかも、堀りたて泥付きだ。
こんなたけのこ、何年ぶりだろう。
実は、実家には竹藪があった。
今も、その子孫達がほそぼそではあるが、庭に風情ある情景を演出してくれている。
竹ボーボーだった頃は、桑をもった父を筆頭に長靴を履いていやっていうほどたけのこ堀りをしたもんだ。
“ええかっこしい”の父は、どんどん客人を呼んではたけのこ堀ツアーやたけのこすき焼き大会を開催していた。
私たちの仕事は、バケツ何杯にもなるたけのこの皮をむきむきすること。
母は、大きなお鍋でひたすらあく抜きをしていた。
ならば、私はたけのこ達人か?と言われればノン。
残念ながら、当時キッチンに全く興味のなかった私は、母がやっていたことよりも
「いかに上手にまだ地面から顔を出していない若竹ちゃんを見つけるか?」
しか知識を得ようとはしていなかったのだ。

取りいそぎ、たけのこ達人の母にあく抜きのコツを聞いてみた。
・「さきっちょ」が一番あくがあること。
・「さきっちょ」を斜めに切り、タテに包丁を入れある程度皮をむいてしまうこと。
(一般常識である「皮をつけたままゆがく」をすると、時間が大変かかることと、初心者は失敗率が高いらしい)
・「あくがあくを呼ぶ」というらしく、皮を1~2枚つけておけばあくがとりやすいので効果的。
・ぬかを使いすぎると余計にぬか臭くなるから、500mlペットボトルくらいの大きさに対し一握りがポイント。

案の定、「さきっちょ」は竹になりかけていたのに、無理矢理ゆがいたからちょっとあくが残ったかな。
いつも当たり前の事だと思っていたことが、なくして初めてそれが貴重だったと気付かされる。
これは、どんなことにも当てはまる。
そう思いながらかじったゆがきたては、まるでスイートコーンのように甘かった。

メニューは、「たけのこごはん」と「たけのことわかめの煮物」。
翌日は、「たけのこのきんぴら」。
本日は、「鶏の手羽先とたけのこの煮付」だ。
たけのこづくし。
たけのこって、食べ過ぎたらなんかなっちゃわなかったっけ。
贅沢にも、3日食べ続けてたら不安になってきた。
なんだったっけ。

パンぢごく

2006-04-19 | おしごと

またまた大変ご無沙汰してしまいました。

その理由。
1.いつもどおり。馴れぬ環境でいっぱいいっぱいだった
2.海外ドラマ「LOST」にはまってしまい、日夜寝不足
3.その後に訪れた「パンぢごく」のせい

その1については、まぁのちほどとして、
その2は、はまっている人をバカにしていたのに、見だしたら中毒である。
大変まずい状況であります。
問題は、その3の先月からレギュラー化した「食い倒れシリーズ」。
しかぁも!
今月に限っては、他エリア担当ライターがどうしても抜けられぬ取材といって九州に逃亡したため、
その分もいかねばならなかったのだ。
ええ。ずばり、1日5件×2日間=10件
のパンやさんめぐり。
もちろん、パンということもあり、撮影してしまえば試食はいらないはず。
現に、なーんも食べなくていいところもあった。
が。パンとは、「お持ち帰り」ということが簡単にできてしまうシロモノなのである。

というわけで、1件目から食パン1斤、調理パン、菓子パンなど6コほど頂戴した。
いかにもパンです!というシャリシャリ袋に入れられた大量のパンを次の店舗にぶらぶら持っていくのもなんだかなぁ、で。
この春のぽかぽか陽気。桜の咲く青空のもと公園のベンチに座り
カメラマンさん(♂)とふたりいちゃつきながらパンをほおばる。(←というふうに見えたに違いない)
2件目まであと30分。カバンに入る料まで処理して次へ。
案の定、次もバラエティーセット10コゲット。
思わず、100均に飛び込んでカバンを買いましたよ。
その後も似たような感じ。厨房へ入って、試作品を食べさせてもらったり。
その日の最後は、カメラマンさんに置き逃げされ、私ひとりでその大量のパンを持ち帰ることになった。

こういったこと。
会社にいる頃からよくあることだが、それは仲間がいるオフィスに一度戻れるから配れるから安心なのだが、
フリーになって一番つらいのは、帰っても「1人ぼっち」ってことだ。
食パンなどは冷凍できるとして、調理パンやクリームパンなどはどうしたらいいのだ。
あ!そうだ、姉に仕事帰りに寄ってもらえばいいんだ!
と、連絡を取ってみると
「ごほっごほっ・・・行く気満々やってんけど・・・ね、熱が・・・」
肝心なときに役にたたぬ姉だ。
あれから連絡がないが、(というかしていないが)生きているのだろうか。

翌日。まぁ、同じ感じだ。
食べても食べても減らぬパン!
連日、ヘルプ信号を発信し5コくらいは処理していただいたが、
これは冷凍でけんやろ、というもんまで冷凍にチャレンジしてみた。
これはオッケー、ダメ!実験報告は後日いたします。

とにかく、結論。
おなじものばかりはつらい。
来月はなんだろう。
当分、パンはいりません。