しっぽこBLOG

にゃんこの“しっぽこ”のような、どーでもいいblog。おしごと、にゃんこ、バイクのことなどなど

お引っ越し。

2008-10-04 | etc

長らくのご無沙汰でした。
気がつけば10月。
9月は、とにかく怒濤のように過ぎ去った1ヶ月であった。
と、いうのも。
実家を建てなおすことになり、大パニックだったのだ。
そこそこでかい。(田舎なので)
そこそこ古い。(戦前からあり。30年くらいまえに改築したっきり動いていないので)
ほとんどいじっていない(亡き父は何事も「保存」が趣味だったので)
3年前に出て行った私はといえば、
「マンションは狭いし、必要とあらば取りに帰ればいいわん♪」
てな調子で、やれスキー板(3枚あった)やブーツ(3足あった)やローラーホッケーグッズやとほったらかし。
もちろん、
「なんとかしろ」
の罵声を浴びせられ、せっせとことあるごとに帰っていたのだった。
自分の部屋以外にも、絵描きだったじいさまの絵を保存しているためだけの納戸、
がらくた市ができそうなほどへんなものがいっぱいのもうひとつの納戸、
さらに恐怖だったのは、もう数年来入っていなかった屋根裏部屋だ。
そう、そこには「保存」好きの父のいいつけをしっかり守り続けた3姉妹の
学生時代の生きざまがそっくりぎっしり・・・。
つまり、幼稚園から大学4年生までの教科書とプリント、図画工作の作品がすべーて残っているのだ!!!
こんなん残してなにが楽しいねん、あほーーーー!
と、当時の自分に言いたい。
しかし、時はやってきた。
逃げ続けてきたがやらにゃあならんのだ!
奇跡の98点やら、実力テスト2点(←ある意味奇跡)とかのプリントにため息をついたり、
「どうして南極大陸っていうのに、北極大陸っていわないのかな?」
とか書いている自分に
「あほ!」
とつっこみを入れたりしていると、
いかんいかん、
よけいに時間がかかってしまう。
さまざまな誘惑や化石化した虫やほこりと格闘しながら、とりあえず任務完了。
しかし、自分のことさえ済ませてしまえばokとはいかんのが辛いところである。
父・祖父・曽祖父のコレクション処理が待っていたのだ・・・。
いろいろ出てきて、いずれ大事件へと発展するのだが、そのことはまた後日として、
個人的に一番ビビッたのは、曽祖父が明治維新のときに断髪の際に使ったという短刀とその毛髪が出てきたこと。
つまり、ちょんまげをチョッキーンとした日本刀と、白髪が桐の箱のなかで仲良く眠っていたのだ。
正直・・・きもい。こわい。いらない。
でも、捨てたら祟られそう。
っていうか、銃刀法違反じゃん?

「誰が処理する?」
「いやぁ」
「誰が持ち続ける?」
「いやぁ」
そんな押し問答が繰り広げられる、女系家族のお引越しは、
またしても、
「とりあえず・・・」
という4トントラック3往復という大量の荷物とともに、無事仮住まいへと移動完了したのであった。

つづく





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