しっぽこBLOG

にゃんこの“しっぽこ”のような、どーでもいいblog。おしごと、にゃんこ、バイクのことなどなど

スーパーねえさん

2006-09-24 | etc

今回の引越しで学んだことは
「無償の愛」であります。

昔もお話したかもしれませんが、
私の姉2は、10年で引越10回を誇る「根無し草」です。
前回もかなり助けられましたが、今回もやはり、「スーパーねえさん」でした。
とにかく、今回の引越は「ありえない」状況下での決行。
仕事帰りに前日入りしてくれた姉の第一声は、
この状況を見て「あんた…ほんまに明日引っ越す気?」
さらに、仕事でトラブル発生のため飛んできてくれたデザイナーの友達も
「これ…引越なんて無理やで」
そう。全くもって自分のせいではありますが、原稿の戻しでもう死にそう。
まとめてた段ボールはせいぜい3つくらいという有様だったのですから。
しかも、前日の晩はデザイナーの友達を呼びつけるほどのせっぱ詰まった状況。
引越しの準備もそこそこに、ばたばたと二人で作業をしていたわけです。

そこで、いよいよ来ました。「スーパーねえさん」の登場。
数時間で、モノの見事にほぼまとめあげてくれているではありませんか!
もう、すんばらしいエプロンサービスぶり。
翌日、姉は仕事を休んでさっそうと新居のほうの手続きと掃除に出かけいくのでありました。

趣味だ…。もうこれは趣味に違いない。(なんていったらしばかれそうだが)

積み上げられた完璧な段ボールと、
段ボールの口を開けて長いものなどを整理している様をみて、
引越業者のあんちゃんがいいました。
「お客様、お引っ越しかなりされていらっしゃいますね。
口あきの段ボールを作る素人さんなんて見たことありませんよ!」
すっごーい。やっぱりプロが見たらわかるんだ。
引越マニアの技が。
と、関心しているより次は新居のほうだ。
引越業者がとろかったため、夜も遅くに新居へ移動。
作業が終了したのはなんと9時。

しかし…「スーパーねえさん」にかかれば、今日引越して来たとは思えない状況に。
深夜2時には全ての段ボールは綺麗に片づけられたのでありました。
ああ…。私には「スーパーねえさん」が必要。
「スーパーねえさん」がいないと引越しできない!
しかもよく考えたらこれって無償の愛!

「ねえさん、無償の愛って美しいね!」
と叫んでハグしてみたら、
低い声で、
「無償…じゃないけどね」。

……。
無償の愛は怖い。

実はまた。

2006-09-23 | etc

引越しました。
なにわな街、なんばに引っ越して約1年。
この1周年を記念して、さよならすることにしました。
というか、この時期に引越し。
入稿直後、出稿直前のこの時期に!
関係者の皆様、本当にご迷惑をおかけ致しました。
ホントに、危のうございました。
いやー、完全に私のミス。
引越日を1週間早く言ってしまい、契約変更できなくなってしまったがゆえのこの事態。
引越業者が運ぶしりから掃除しつつ、しつこくネットをつなぎ、朝からバンバンかかってくる
戻し、ミス連絡の電話に対応している間に、ファックスが切断されてしまうなど(泣)

こんな日に引っ越すなんざぁ、正直個人的な都合であり、先方には関係ないはなし。
でも!皆さん優しかった。
「引越の最中にすみません~」なんて、あなた!
「こんな日に勝手に引越してすみません~」ですがな。
と、そんなこんな心優しい関係者の皆様のおかげで、
こうして穏やかな週末を迎えることができました。謝謝。

で、どこへ引っ越したかってえと、ぐんと北に移動しました。
ヒントは、絶妙な夜景♪
ベランダからは、
正面に若干遠くライトアップされた大阪城。
大らかな川に架かる橋。
右手に帝国ホテル。
そして左手には、ホテル男爵。(つまりラブホ)

ネ。絶妙な夜景でしょ。
結構気に入っています。
なんばの景色よりも断然いいわ!

というか、1年前市内に出るときに狙っていたのはこの物件。
しかし、全くいっていいほど空きが出ない!
そこで、半分しぶしぶなんばを選んだというわけ。
そして、この1年間ねらい続けていたのです。
なにせ、交通が便利。なんばより家賃が2万円も低い(←これ重要)
今のところ、いいとこづくし。
お世話になっているデザイナーの友達の家もバイクで15分くらいになったしね。
「JRの駅ターミナルビルみたい」とは知人の発言ですが、その通りJRの駅が真横。
下層階はたぶんすごい音だろうけど、私はリッチに最上階なので、あまり気にならない。
そりゃ、なんばのありとあらゆる恐怖に比べればましっすよ!
毎夜毎夜、消防なのかパトカーなのかわからぬサイレンの音や、
「たすけて~!きゃ~!」という叫び声。
時折、パーンパーン!なんてのも聞こえます。
当初、ヤンキーが爆竹ならしてるのかと思ってましたが、
ニュースでマンションの目の前で人が殺されたのを見てからは、
本気で拳銃音だと思うようになりました。
深夜2時に必ず聞こえるハイヒールの音。
「パパァー!開けてよ!あーけーてー!」(がちゃがちゃがちゃ!どんどんどん!)
とかいうマンション内でのもめ事。

ああ。今となっては懐かしい浪花な騒音でしたが、
大阪城のライトアップをのぞみながら、
電車の音が時折テレビの音をかき消すくらいのこの町くらいが、
あたしゃすきです。
左手の男爵の電飾が、8時くらいになると点滅になることくらいが気になる程度であります。

関係者の皆様、光電話開通手続きが手こずっているため
電話兼ファックス番号がまだ決まっておりません。
決まり次第、「引っ越しましたはがき」をお送り致しますので、
もうすこしまってね。



厄払い

2006-09-17 | etc

前回ご紹介した神主夫婦。
音大出だけでなく、仕事も音楽の仕事をしている模様。
年も近いしおもしろい。前のじいさん神主はだいっきらいったけど(よく怒られたから)
この人たちはいいなぁ。

実は、私は厄年。早生まれだから同級生はとっととすましている厄払い。
ちゃんと行った子もいれば、郵送でお札をもらった子。
おかあさんからちゃんと虹色の小物をもらった子など、みんなそれなりにちゃーんとしている。
私もしたほうがいいのかな?でもじゃまくさいな。
あんまり母もごちゃごちゃ言わないし。

何を隠そう、三姉妹というに、上の姉二人は厄払いをしていない。
※母は厄年に私を産んだから厄が落とせたと厄払いしていないらしい。

それがこの結果だ!

と、普段は信心深くない姉2が日々叫んでいる。
確かに。思い当たる節はある。
二人が不幸に見舞われた時期はまさにこの厄年。

信じる者は救われる。
病は気から。

なーんて言葉をかみしめながら一大決心をした。

「あたい、厄払いする!しかも家の前の名も知れぬ神社で!」

ありがたいのかありがたくないのか、前日に「明日あいてる?」とかるーく聞いて
翌朝、さっそく行ってみた。
誰もいない貸切状態。
子供の頃には気が付かなかった目線が楽しい。

そして、いよいよ始まりました。
音大出身、テノール歌手の厄払い~♪

かしこみかしこみ~♪

おおお。いい声だ!
立ち居振る舞いがまるで「能オペラ」みたい。
そして、頭の上で鈴を
しゃんしゃんしゃしゃしゃしゃしゃ~ん
と振られたなら、もう、トランス状態だ。
なーるーほーどー
なんか、肩のほうから悪しきものが出ていってはる~
なぜか、横で一緒になって
ありがたや~ってやってる母。
あんた、何を払ってもらってんねん。

とまあ、こんな風に、すんごく楽しかったのでした。

別に、信じているわけではないけれど、
昔の人が日々の中で見つけたモノ、コト、
そしてそれが今日まで脈々を受け継がれているという
文化の深さに改めて感銘をうけたのであります。

「まぁ、昔の人がいうてはんねんから気を付けないことに越したことはないですよ」

という結論のもと、するめとこんぶとお札を持って帰るのでありました。

あ、あのするめ…結局母と姉が食べたんじゃ。
意味ないじゃん。



ひさびさの故郷

2006-09-16 | etc

あ。
こんなにも長い間更新していないとは思っていませんでした。
実は、かなーーーーーりばたばたしています。
8月末から超ハードスケジュール。
ほとんど家に帰ることもできず、この休みでやっと帰ってきた次第。
では、どこにいたか?
そう。実家です。実家。
今回の仕事が、ほっとんど実家方面に近いところばかりの取材だったので、
1日いるつもりが2日、いや3日…
ええい!終わるまで!となってしまったわけ。

引っ越してから数回は帰っているものの、こんなにじっくり帰ったのは約1年ぶり。
で。
気が付いたこと。

1 駅前にできていたダサイ喫茶店「HOME Town cofe」が、
  名前がかわったあげく、キャラクターがブタになっていた。
  しかも、3匹以上飛んでいた。さらにダサイ。ありえない。

2 近所のおばちゃんに彼氏ができた。相手はどーもわんこサークルのメンバーらしい。

3 姉と母が外猫飼育。
  名前は「うすくち」・・・薄い茶色だから。調味料にこだわり薄口醤油が由来と思われる。
     「くろず」・・・みりんよりかわいいがりがり黒猫。♂。由来は同じ。

4 その猫ごはんを、ある日タヌキが食べに来た。
  そういえば、子供の頃公園でタヌキを見かけたことがある。
  あの子孫かと思えばなんか感無量であった。
  しかし、タヌキて…。

5 目の前の神社の神主さんが変わっていた。しかも私よりも若い夫婦。
  さらに、音大出という変わった経歴。
  姉がやたら仲良くなっていて、神主妻が家に泊まるほどの模様。
 
とまあ、もっといろいろあったがびっくりしたのはこんなもん。
たった1年での変化。
ほー。へー。

たまには帰って来てあげて下さいよ。(神主談)
い、いや。28年くらい居座り続けたんだからかんべんしてください。

たまに帰るから良さが分かる故郷。
ベットタウンのオアシスであります。