今回の引越しで学んだことは
「無償の愛」であります。
昔もお話したかもしれませんが、
私の姉2は、10年で引越10回を誇る「根無し草」です。
前回もかなり助けられましたが、今回もやはり、「スーパーねえさん」でした。
とにかく、今回の引越は「ありえない」状況下での決行。
仕事帰りに前日入りしてくれた姉の第一声は、
この状況を見て「あんた…ほんまに明日引っ越す気?」
さらに、仕事でトラブル発生のため飛んできてくれたデザイナーの友達も
「これ…引越なんて無理やで」
そう。全くもって自分のせいではありますが、原稿の戻しでもう死にそう。
まとめてた段ボールはせいぜい3つくらいという有様だったのですから。
しかも、前日の晩はデザイナーの友達を呼びつけるほどのせっぱ詰まった状況。
引越しの準備もそこそこに、ばたばたと二人で作業をしていたわけです。
そこで、いよいよ来ました。「スーパーねえさん」の登場。
数時間で、モノの見事にほぼまとめあげてくれているではありませんか!
もう、すんばらしいエプロンサービスぶり。
翌日、姉は仕事を休んでさっそうと新居のほうの手続きと掃除に出かけいくのでありました。
趣味だ…。もうこれは趣味に違いない。(なんていったらしばかれそうだが)
積み上げられた完璧な段ボールと、
段ボールの口を開けて長いものなどを整理している様をみて、
引越業者のあんちゃんがいいました。
「お客様、お引っ越しかなりされていらっしゃいますね。
口あきの段ボールを作る素人さんなんて見たことありませんよ!」
すっごーい。やっぱりプロが見たらわかるんだ。
引越マニアの技が。
と、関心しているより次は新居のほうだ。
引越業者がとろかったため、夜も遅くに新居へ移動。
作業が終了したのはなんと9時。
しかし…「スーパーねえさん」にかかれば、今日引越して来たとは思えない状況に。
深夜2時には全ての段ボールは綺麗に片づけられたのでありました。
ああ…。私には「スーパーねえさん」が必要。
「スーパーねえさん」がいないと引越しできない!
しかもよく考えたらこれって無償の愛!
「ねえさん、無償の愛って美しいね!」
と叫んでハグしてみたら、
低い声で、
「無償…じゃないけどね」。
……。
無償の愛は怖い。