photo:昨年の祇園まつり
8月もあと2日。
夏も、もう終わりです。
昨年の今頃何をしてただろうか、と考えてみると・・・
何をしてたかな?
会社勤めをしていた頃なら、すぐに言えた。
「夏祭り&花火大会の生中継!」
そう。私の地元・・・つまり地元のCATV局に勤めていた私にとっては会社の営業エリア内になるが、
毎年けっこう大規模な市民まつり&花火大会が開催されていたのです。
特に、花火大会においては「関西圏では夏休み最後の日曜日に行われるそこそこビッグなイベント」
だったりしたので、
カップル参加率はかなーり、高かった。
というわけで、生中継。何はなくとも生中継。賛否両論あっても生中継。
入社1年目は、ぺーぺーすぎて役立たず。(つまり不参加)
2年目からは、訳もわからず生リポーター。
4年目からは、番組の制作部門に異動したので地獄。
毎年毎年、夏になればコレがやってくる。
気が付けば夏が終わっている。
浴衣を着て、汗をふきかき、いちゃいちゃしているカップルを尻目に、
なにが嬉しくて、「しごと」で浴衣を着て「しごと」で花火を1万発観て
『あー今年も夏がおわっちゃったなあ~なんて思いますー』
とかいうセリフをいわなければいけないの。
夏場遊んでいた仲間達には諦められ、カレのイヤミも無視し、
私はどんどん世間から疎遠となり、どんどん薄幸になっていくばかり。
「くそー。来年こそは会社辞めて、ソコに座ってやる」
と思ったものです。
あれから・・・晴れて会社を辞めて初めての夏がやって来ました。
そして同時に、その花火大会も、なくなりました。
財政圧迫て。ひどい。
すんごいすんごい、いろいろシミュレーションしてたのに。
夢、破れたり。
腹が立ったので、昨年は、勤め人には叶うまい!の、平日夕方から浴衣を着ての祇園祭でうさばらし。
今年は、気が付けば夏の風物詩を体感せずに、ぐーたら終了です。
あのころは、「なにもしないこと」と「なにかすること」にどれほど憧れていたろうか。
今は、何も欲することがないなんて。
それは、あのころいつもパンパンではち切れそうだった袋を、
今ではいつでもほわ~んと開けていることができるからだろうな。
それが良いことか、悪いことか。
トータルでみれば、開放率は同じだったりするんでしょうね。