抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

情報伝達は大から小へ

2020年06月09日 16時48分22秒 | 遊びがモノをいう

いきなりですが、質問です。

 
上記の画像を知らない人でも同じ絵が描けるように説明してください。
 
 
どうでしょう?
 
うまく説明できますか?
 
伝え方は非常に大事ですね。
 
 
 
物事を伝達するコツは、
大きなところから、小さなところへ
 
まずは大きな情報から、
この場合は、長方形の国旗であることを伝える。
それから、色や模様、星のデザインなどの小さな情報を伝えていくとわかりやすいですよね。
 
もっと言ったら、はじめから「アメリカ国旗、星条旗を描いてもらいます。」と言えば、すでに知っている人なら頭に思い浮かぶでしょう。
 
これスポーツでも同じことが言えますよね。
 
例えばサッカー、
はじめたばかりの子達に、インサイドキックやジグザグドリブルばかりさせてませんか?
はじめから小さな情報を与えても、サッカーという全体像がわからなければ、なかなか上達しないのではないでしょうか?
 
もっと大きな括りでサッカーを考えて、
平行したライン上に一つずつゴールを置いて、2チームでどちらがたくさん手を使わずにゴールに入れるか競うゲーム。
これくらいで大概の人はサッカーって答えてくれるでしょう。
 
だから何人でやっても、どんなキックしても、頭でも肩や背中も使ってOK。
ボールがゴールに入れば大喜び!!
 
それで、「サッカーってこんな遊びなんだ!」って感じて、
「楽しいな〜!」
「もっと邪魔を避けたいな〜!」
「もっとゴール入れたいな〜!」
 
そんなこと考え出したら、小さな情報を伝えるタイミング。
本人が身につけたい技術や戦術など、どんどん深みに入り、小さな情報を磨いていくことで洗練されていきます。
 
トッププロだからこそ、インサイドキックのパスやピタリと止める技術を極めていくことが必要です。
ジュニア年代で必要ないわけではありませんが、もっとぼんやりとしたサッカーという遊びの中から、少しずつ細かい技術、戦術を身につけるのが発育・発達段階に沿った方法です。
 
だから遊びが必要です。
 
大事なことは、大きな情報から、小さな情報へ伝えていくこと。
十分に大きな情報を堪能してから、小さな情報を極めていこう!!
 
 
 
 
#遊びは学び
 

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