子どもを叱れない大人たち

年の瀬が近づいてきたせいか、近所の郵便局に人があふれていました。
そんな中、ちょっと気になる出来事がありました。

私が入金手続きのため書類を記入しようとしたところ、
書類を書くためのテーブルの上に2歳くらいでしょうか、子どもがひとり乗っかっていました。
「ちょっとどいてくれるかな。そんなとこ乗ってると危ないよ。」
やんわりとした口調で言うと、その子はするすると降りて、
今度は窓口へ行き、
「風船はないの？」と。

よくありますね。郵便局って。
しかし今日は置いてなく。
「ごめんね。」って言われ、子供もガッカリ。


とここまでは、よくある風景。


その後、お母さんと思われる女性が、
窓口で手続きしていると、
子どもが、その横を必死に登ろうとしているではありませんか。
しかし、お母さんは無反応。
しまいにはテーブルに乗って座ってるではありませんか。

それでも何も言わないお母さん。

周りのおじいちゃん、おばあちゃんも見て見ぬふり…。


あんまり腹が立ったので、子どもと母親に向かって
「そこは乗るとこじゃないぞっ！！」
って言ったら、


「ダメなんだって。」

って言いながら、母親はテーブルから子供を降ろしました。


ダメだと思ってなかったんだ…。



そんな親にも腹は立ちますが、
何も言わない、いや、言えない大人たちに腹が立ちます。


昔は、おっかないおじいちゃんとか居たっけなぁ～。
ちょっといたずらして見つかると、
「こら～っ！！」　って。

こっちもそのおじいちゃん見ると「やべぇ」なんて思ったりして、緊張したりするんですよね。
居なくなりましたね、そんな名物おじいちゃん。



そんな名物おじいちゃんの復活を祈りながら、
私はこれからも悪いことしたら、他人の子でも

「こら～っ！！」

って言える大人になります。
（そんなこと言ってるとスクール生減っちゃうかな？）