抹茶コーチのFOOTBALLあそびLIFE

サッカー・メンタルコーチとして「教えない指導」を実践中!毎日の試行錯誤をお届けします。

大事にすること

2010年12月22日 16時36分50秒 | サッカー以外
各地で校庭芝生化が徐々に進んできているようですが、
こんなことがあったそうで・・・。


大阪・岸和田で起きた中学校校庭の芝剥がし事件は、
野球は土の上でという“日本の常識”が生んだトラブルだ(ダイヤモンドOnline)



日本では野球は土の上が当たり前だと思ってますからね。
残念ながら。

最後のバッターが一塁へヘッドスライディングしてユニフォーム汚してゲームセット。
高校野球のおなじみのプレー。
そして高校野球=泥だらけの青春。
完全に『巨人の星』の世界。

この記事、さすがダイヤモンド社。しっかりと本場アメリカの例を挙げ、芝生による好例も挙げている。
是非、最後まで読んでほしい記事である。

最後の文、
「この発想があれば岸和田の中学校のトラブルもなかったはずだ。芝を重機で剥がすなどという乱暴なことはせずに、選手全員で芝の手入れをし、イレギュラーバウンドがない、きれいに生え揃った芝にすればいいのだから。

 しかし、現実はそうはいかなかった。芝の手入れをしたら時間を取られて練習ができないという声もあっただろうし、手入れをしても猛練習をすれば、簡単に芝が剥がれてすぐデコボコになると思ったのかもしれない。」

カンフー映画『ベストキッド』って結構知られてると思うんだけど、
主人公はカンフーの練習のために水汲みや窓拭きや真希割など、一見関係ないと思われる雑用を師匠から言い渡される。
しかし、それをこなすことで実は戦うために必要な力が自然についていって、悪者を倒すほど強くなるという話。

日本人ってこの手の映画好きだと思うんだよね。

でも実際のスポーツの中で、同じようなことしたら、きっと
「あの指導者は、おかしい」となってしまうだろうね。


まあ、芝生の手入れが野球の練習とどう結びつけるかってのは難しいかもしれないけど、
少なくともグランドを愛する、大事にするって気持ちは芽生えるんじゃないかな?
返してくれないのにグランドに大声で挨拶するよりもね。
コメント (2)
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