今年もよろしくお願いいたします。
正月明けてから面と向かって2名から「太った?」と聞かれた小寺です。ちなみに、太ったのは事実です(断言)。
今日もとある施設へ訪問させていただきました。
そこで、昨年末から新たに入居された利用者様がおられましたので、状態把握と何かできるリハビリがないかということで、身体の様子を評価させていただきました。
その利用者さまは片麻痺(半身麻痺)があり、病院からこちらの施設に入居されたようですが、そのころから寝たきりの生活のようです。
麻痺の状態としては弛緩性(力が抜けたような)麻痺で、自力ではほとんど動かせません。関節拘縮(関節が硬くなって動かなくなってしまう状態)は目立ったものはありませんが、股関節を曲げると90度程度で少し痛みを感じるようです。関節は動かさないと硬くなってしまい、痛みも感じやすくなってしまうので、先ずはベッド上での体位交換時に介助者が関節を動かすことをアドバイスしました。
しばらく麻痺側の関節を動かしていると、何と、伸ばす方向に力が入るではありませんか。
利用者様も、「初めて手に力が入ったよ!!」と驚いていました。
おそらくですが、わずかに動かせる能力は以前からあったのが動かす機会がなかったために、それの能力が忘れさられつつあったのだと思います。改めて「動く(動かす)」ということは大切だと思いました。逆に「不動(無動)」の危険性を感じました(リハビリの機能向上の視点からみてです)。
非麻痺側(麻痺していない手足)も、寝たきりの状態の割には(言葉が少し適当でないかもしれませんが…)筋力が維持されており、自力で足を上げることができたり、膝を立ててわずかにお尻を持ち上げることもできます。
このような能力があるのにも関わらず、ベッド上中心の生活は、
「これだけ動けるのにもったいない」
と思います。
もちろん医学的な観点からベッド上中心にならざる理由があるのかもしれません。そのあたりを施設の職員やホーム長に伝えました。やはり離床できる可能性があればそれに向けて取り組んでいくことが大事だとおもいます。
リハビリ専門職にご相談いただければ、現状の状態から自立(機能向上)に向けたアドバイスができるかもしれませんので、気軽にご相談いただければ幸いでございます。
今年もよろしくお願いいたします。
※写真なくてすみません…。
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