抗生物質はいい?
抗生物質は、病原菌だけでなく、善玉菌を含む腸内の常在菌まで弱らせてしまい、腸内細菌に多大な悪影響を与えます。
たとえば、風邪を引いた場合、抗生物質を処方される場合がありますが、風邪のウイルスにはほとんど効果がないのです。ただし、肺炎や重症の細菌性髄膜炎に対しては抗生物質の治療が欠かせません。抗生物質はそもそも細菌と闘うための治療薬です。腸内細菌の善玉菌が弱ると、体の免疫力が逆に弱くなり、逆に風邪が悪化してしまうこともあります。
腸が変われば病気にならない
医学博士 白澤卓二 著より