おじいちゃんは１００歳

今日は敬老の日。

厚生労働省の報告によると国内の１００歳以上は２万８３９５人で女性が２万４２
４５人、男性が４１５０人に達しました。

私（黒衣おじさん）の父も、今年の１月１００歳の仲間入りをしました。１００歳
になると総理大臣から賞状が届くんですね。今でも元気で自分のことは自分でやっ
ています。

若いころは、大連に渡り商社に勤め、戦後、引き揚げてからは地元の農協（現JA）
に定年まで勤務していました。

たばこは最近止めましたが、酒は今でも飲んでいます。私の記憶では病気をしたこ
とはありません。

健康診断では、先生から内臓が丈夫なので長生きしますよと今でも言われていま
す。






１００歳のお祝いに行ったときの記念写真です。ひ孫になる優佳ちゃん（左）と
春風ちゃん（右）です。





今の大連

実は、私（黒衣おじさん）大連で生まれました。母が何時も私が生まれた日はどん
どん焼きの日で病院の窓から大連神社のあかりが見えたと言っていた。

私が一度大連に行って生まれたところをみたいと言っていたら、私が６０歳になっ
たとき、せがれが連れて行ってくれました。






ここが私の生まれた病院です。現在は美術学校になっていました。






職員に事情を説明し学校内に入れてもらいました。終戦後、一時軍の施設として使
われていたみたいです。

写真右が通訳の「ワン　リ」さんで、となりが私です。






私たちが住んでいたところも訪ねました。警察署で住所を示し場所を教えてもらい
ました。

左の地図は、私が持っていた昭和１０年代陸軍参謀本部陸地測量部（現国土地理
院）が作成した大連の地形図、右は警察署の地図で見比べながら場所を探しまし
た。

お巡りさんは非常に親切で嫌がらずいろいろ調べてくれました。






ここが、当時日本人の住んでいた住宅地で、私たちもこのあたりに住んでいました。

この辺の人にいろいろ聞いたら、やはり私みたいに昔住んでいたという人が訪ねて
来ると話をしてくれた。




ホテルから見た大連港と大連駅です。父が商社マンだったので戦況の情報は詳しく
把握でき、早く日本に帰った方が良いということで終戦前に日本に戻りました。

私がまだ乳飲み子のときです。

父は私たちを日本に無事送り届けてから、また、大連に戻り、結局戻ってきたのは
戦後数年たってからです。

父の人生は若かったころは波乱万丈でしたが、田舎に戻ってからは平凡な人生だっ
たと思います。

ここまで来たのですから、今度は日本一、世界一長寿を目指してください。

私（黒衣おじさん）も今年、同じ１月に６５歳となり高齢者の仲間入りしました。






「季来里(きらり)ふぁーむ・すずき」の観光農園はおかげさまでこんなにお客様に
来ていただきました。




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ありがとうございました。