事務局長の生活

一般社団法人島根県サッカー協会事務局長の日常業務を通し、取組み等、皆さんにお伝えします。

松江シティ スポーツクラブ のマネジメント(2)

2012-03-13 15:19:35 | マネジメント

松江シティ のマネジメントとして

資金に困らないクラブへの道について、皆様から特にご意見は無く、さみしい思いです。

昨今のJリーグへは「大手企業撤退」や「観客動員数頭打ち」とか厳しいメディア報道にさらされていてますので、苦戦している情報しか入らないかもしれません。

先般、「週刊東洋経済」で、(五輪×スポーツ大解剖)特集で、上記のような指摘も書かれていましたが、別に、川崎フロンターレが、”集客努力で人気クラブに上昇”の記事もありました。 詳細は読んで下さい。

何が人気クラブになる、観客動員が増える の要因となるのでしょうか。

それは、地域密着度 と言えるはずです。

「Jリーグ百年構想」の忠実な実施です。

 

     それでは、松江シティのマネジメントです。

(1)「チーム名は、市町村名が良い。」 です。

  鳥取県のように、鳥取市と県名が同じ場合は、致し方ない事ですけれど、県名より所在地都市名が付くほうが、愛着度が桁違いに高くなります。

 例えば、島根県から離れた、富士山五合目の駐車場で、島根ナンバーの車が停まっていたら「島根だー」と来ていることに感動するかもしれません。 それが 松江ナンバー(実在しませんけど)だったなら「松江だ 誰だろう」と会おうとする感情が湧きやすくなると思われませんか。 ※ Jリーグ 傍士理事からのご教授です。

松江市のサッカー競技者人口は、1.5%程度です。 人口 20万人ですので、3千人程度ですね。

残りの19万7千人には、サッカーは無関係な事ですが、新聞等に「松江」と出ると、おじいちゃん、おばあちゃんでも、何? と見てくれる確率は、グッ と上がります。 気にしてくれると言うことです。

島根県や山陰のほうが広域で支援頂ける人口も多くなるのではと、思いがちですが、愛着度は俄然低下します。薄れてしまうので、当然 クラブの所在都市の方々も愛着度は低下します。

そばに居るのに、心が離れている・・・・ 本当に愛しているのは誰?のような ・・・・・。 

(2)希望観客動員数の3倍の仲間が必要

 勝ってJFLに昇格した場合、年間の維持費は最低 6千万円です。

 誰もが、すぐに「スポンサー」と思う事でしょう。 いやいや JFLに昇格するまでに、持つべき財産があります。

それは、「仲間」です。

地域リーグに所属する間に、将来 JFLで平均3千人の観客を希望するなら、仲間を9千人目標とする必要があります。

単純に、3千人×20試合×1千円=6千万円 でして、更に 5千人なら1億円です。

この単純な掛け算の取組みが、絶対に必要な仕事です。

では、どうやって集めるのか、「会員」と、「仲間」との違いは何なのかについてと、 「順番が肝心」と前回書いた意図については関連性がありますので、次回とします。

では、改めて 全国の方々 田舎でも資金に困らないクラブへの道を考えてみましょう。

ご意見をお待ちしています。

 

 


松江シティ スポーツクラブ のマネジメント(1)

2012-03-07 19:01:04 | マネジメント

3月初旬より、各メディアを通して、「松江シティFCが、Jリーグ昇格を2020年を目標に、NPO法人化してスタート」と 花火を打ち上げました。

この発表を見て、「やった! 嬉しい」「期待しているぞ!」の声がある中で、さらに多くの声として「困難じゃないのか」「無理だろう」「迷惑だ」等々 ネガティブな意見や批判も飛び交っています。

島根県サッカー協会松江支部として支援する方向性を持った団体ですので、いくつかのマネジメント側での視点で、アウトラインをアドバイスさせて頂きました。(偉そうに書きましたが、あくまでアドバイスです)

多くの方々は、Jリーグ昇格までのハードルの高さは、資金額の高さが一番の難関である事を知っておられます。地域リーグを勝ち抜いてからの先は、お金との格闘であることを情報として持っておられます。

それは、行政から補助金としての地域資金確保、企業からのスポンサー資金の確保であると考えておられます。

故に、島根県松江市が県庁所在地であっても、大企業が無い地域での億単位の資金確保は暗闇だと思うことでしょう。

私のアドバイス(1)は、「Jリーグ100年構想を忠実に実施すれば昇格出来る」です。

☆ Jリーグ百年構想 ☆ ← ご参考に見て下さい。

Jリーグも20年たち、残り80年構想だと言う人もいますが、常に今から100年先を考えましょう。

100年構想で、お金に困らないなら、どこのチームも困らないはずだと思う人に、アドバイス。

順番が肝心です。

では、全国の方々 田舎でも資金に困らないクラブへの道を考えてみましょう。

ご意見をお待ちします。