過去に何度か「聞く と 聴く に関する会話力 」について書いた事があります。
人の考えや言葉に耳を傾け事実を客観的に捉える力の上に、コミュニケーションが成り立っているのですが、なかなか難しい事ですよね。
先般、ある学校の関係者の方から相談されました。
「どんどん自分に仕事が集中し、崩壊寸前です。 頼まれると断り切れないし・・ 断れば人間関係が壊れそうだし・・・ 出来ませーーーん!!! などと 言ってしまいそうです。 どうしたらいいのか わからないんです。」
と
思いやりのある方には 共感出来る事柄ではないでしょうか。
頼まれやすい人、頼まれたらなんとかしてくれる人、その職場には必要な存在です。
でも 本人には本意ではないようです。
どんどん仕事を頼みに来る人、それを素知らぬ顔で見ている人
これらの人に人格、態度を変えてくれと思っても 客観的に言って 思っているだけでは不可能です。
変えられるのは自分しか、無いでしょうね。
自分の意識を変えるのです。
その方に言ったのは
仕事を頼みに来たら
「出来ません・時間がありません・暇がありません」など喧嘩になる言葉では無く
「ちょうど良かった その仕事を受けたいのだけど、いま自分には、こんな感じで仕事があって、どのように調整したらよいのか一緒に考えてもらえませんか」等と
相手に相談したらいかがですか と。
相談されると相手の対応は変化します。
もしかしたら、仕事の中に自分より部下の仕事を見つけたら、その人が「おい! おまえこの仕事は自分でやれ 俺の仕事を優先してやってもらうから」などと 調整役になってくれたりするかも知れません。
次回からは、この仕事出来そうか? と 命令ではなく、優しくお願いに来るかも知れません。
コミュニケーションとはお互いの理解の基で成立すべきことであり、相手を敵対する前に、自分に出来る事、相手を尊重する事からスタートすれば、命令系で展開される職場の業務も、一番いじめられていると思っている人を「Hub」としたコミュニケーション・ネットワークで成立する業務へと変化させる事となるでしょう。
命令=指示=仕事 と思っている上司は、早く自分の愚かさに気付かないと、今のご時世、見捨てられますよ。
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