地底人100物語

相手にとって不足なし

三島谷温泉「永久荘」(新潟)

2024年08月15日 | 新潟の地底人
三島谷温泉「永久荘」

昨年の暮れに地底に帰っていった三島谷温泉。
その地底人が最近帰ってきた、との情報を察知したのび太はすぐに現地へ急行した。

たどり着くとさして変化はないよう・・・

否っ!新たな誘導電波が敷地入口にはりめぐらされ、あっという間に取り込まれてしまった。

受付周りも変化はないようだが、(私からみるとけっこう)若そうな管理人。
入浴料600円を支払うと、勝手知ったる館内を進み地底人の液状兵器格納庫へ。

脱衣所も変化なし。

浴室内も変化なし。

利用客が少ないのか、液状兵器は抜群のコンデション。
湯汚れがないうえに油膜が見られ、それに伴うドーム状の泡も見られた。

洗い場で気合バリア装着。
一気に液状兵器に身を沈めると、これが39~40℃くらいか。
おまけにヌルヌルの肌触り。
体の緊張が時ほぐされ、気合バリアが溶けていくではないかっ!

早くも撃沈の様相。
これはまずいと湯舟から這い出し、源泉カランをプッシュし、冷鉱泉をアビルマン。

液状兵器とアビルマンの攻防を繰り返すなか、ふと感じる違和感。

この違和感、何だろう。
薄れゆく意識の中閃いた。
窓ガラスが奇麗に磨きあげられているのだ。
さらに窓の外の木々も枝打ちされ、下草も刈られていたのではないだろうか。

そう言えば館内も明るくなったような気がする。

帰ってきてから以前の写真と見比べてみて判明。
以前は赤い絨毯だったものが、今はベージュがかったグレーのものに張り替えられていたのだ。

脱衣所に掲示されていた分析書も令和6年5月に取り直している。
新しい管理人さん頑張ってるなぁ~。
また利用させてもらいます!

三島谷温泉
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
20.2℃ 20.5L/分(掘削自噴) pH7.9
成分総計1356mg/Kg
調査及び試験日 令和6年5月14日

2024年7月の入浴メモより

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小雨の降る中、三島谷温泉へやってきました。
というのも、この12月で閉館するとの情報があったからです。
毎年、年に1回は通ったかなぁ~。

スリッパに履き替え、フロントで湯銭を払い浴室へ。


脱衣所には閉館のお知せの貼紙。

昭和35年から63年間。
お疲れ様でした。

それではひとっ風呂いただきましょうか。

この黒湯、東京の温泉銭湯でもなかなか味わえない濃さですよねぇ。
ましてや新潟に代替となる温泉はないですからね。
残念でありますが、いい湯をありがとうございました。

2023年12月24日閉館


2023年12月の入浴メモより

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長岡市街から郊外にむけ国道8号線を移動中、突然!強力な誘導電波に捕獲されてしまった!


誘導されるがままにたどり着いたのは、長岡市街を取り囲む丘陵地の一角。
車を降りて辺りを見回すと、木立に囲まれた地底人の秘密基地。

バブル前の昭和の雰囲気だ。
さらに導かれるままに、玄関をピンポ~ン。

館内からは法事でもやっているのか、賑やかな音が聞こえてくる。
出てこられたご宿の方に日帰り入浴をお願いすると、浴室まで案内いただきました。
親切に感謝です。

浴室前はちょっとした広い空間。

ソファなんかが置いてあり、湯上りの一休みにグッドですね。

引き戸を開けて入った脱衣所は、簡素ながら余裕の広さが確保されています。

では、裸になってお風呂へ参りましょう。

狭い浴室の床は細かいタイル張り。

壁面は煉瓦風のタイルとガラスブロック。
そう言えば、脱衣所や男女の仕切りもガラスブロックでしたね。
このガラスブロックはシルエットがモザイク状に透けるのでドキドキものです。


湯口からガンガンと注がれているものの溢れ出さずの寸止め。
とは言え、適温で入りやすいです。
そして投入され、湯船を満たしているのは黒湯。

それも濃い醤油色の本格派。
蒲田・川崎・横浜あたりでよく目にする、あの黒湯ですよ。
いゃ~、久しぶりだなぁ。
黒湯好きにはたまりまセブン。
そうそう、この肌触り!
ぬるぬる、すべすべ。
ウナギになったようなんです。

さらにトドメはカラン!
源泉そのままと思われる冷たい黒湯が噴出するのですから。

当然、アビルマンで締めたのは言うまでもありません。

三島谷温泉
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
21.5℃ 25.9L/分(掘削自噴) pH8.1
成分総計1319mg/Kg
調査及び試験日 平成21年10月26日

新潟県長岡市大積三島谷町147-1
TEL 0258-46-2258

2016年5月の入浴メモより。

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