岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

れんげまつり、その三。

2006-04-29 19:58:28 | まちづくり
「わらぐろ」の製作体験に、宇和高校の生徒さんが先生と参加してくれた。

キョーピ、農家に育つこと自体が貴重になっている現状があるが、ましてや「わらぐろ」を作る体験をしている子どもなどは皆無である。この子たちのお父さん世代だって殆どやっていない。経験値としては祖父の世代くらいの文化である。
大体年齢的には60歳代くらいから上でないと、今や「わらぐろ」は作れない。

昨年、生まれて初めての米づくりに挑戦した岡目八目も、最後はやはり「わらぐろ」づくり、と心に決めていたので、何とか近くの方の協力で(実際は友人と自力で作っていたら、見かねて田んぼに入ってこられた)小さいのを一基だけ作った。ところが、アレほど一所懸命に作ったのに、先日今年の田植え準備もあってその「わらぐろ」を解体したら、約三分の一の藁は使い物にならなかった。何故か。中に水が入っていたのであります。結局、積み方のどこかに欠陥があり、水が回ったものと思われる。「わらぐろ」は、当然、現地における乾燥貯蔵が目的なので、これでは何にもならない。素人では容易な領域ではないのである。

そんなことを思い出しつつ、高校生数人のチャレンジを眺めていると、こうした体験をしてくれるだけで、こちらも嬉しくなってくる。教科書では学べない、「農」の文化の奥深さを、少しでも実感して欲しいものである。

「れんげまつり」のひとコマ。

2006-04-29 19:43:02 | まちづくり
西予市宇和町の「れんげまつり」、今年も大盛況。

第30回の節目となっているが、岡目八目が関わる「宇和わらぐろの会」も、石城(いわき)地区会場で開催するようになってからは恒例参加。わらぐろの製作体験や、藁製品のオークションなど、何よりこの「輪投げ」が結構人気だったりする。

当初は、わらぐろの製作だけでは、なかなか人が集まらないので(実際積む方に参加する人より、見物人あるいはカメラマンが多い)、何かもっと関心を持ってもらう方法はないか、というので企画された。丁度、わらぐろを製作すると、「ナル」と呼ばれる中心の柱に向けて、竹製の輪を放り投げ、入った方には景品を。ということで、それが見事に当たった。
一回百円で輪を五回投げられるのだが、これが結構入りそうでナカナカ入らない。
ただし、何回かやってると、要領もあって慣れてくるので、当然入る確立は高くなる。

今日の場合は、一回入ると米1キログラム。もしも五回全部が入ると、当会の上甲会長特製の「ミニわらぐろ」進呈。はずれの方には、宇和中町池田屋特製の「わらぐろケーキ」。
やはりニンゲン、こういうシチュエーションはやってみたくなるらしい。何度も同じ顔ぶれが列に並ぶ。大人の方がムキになることも結構あって、ナカナカ楽しい。
流石に「ミニわらぐろ」のゲットとはならなかったが、米の方は何キロも手にしたツワモノが何人か居た。

こうして春の一日をれんげ田の中で、親子が一緒になって何かに興じるのは、とても眺めていて気持ちよい。小さい子が大きくなって、何となく「わらぐろ」というイメージに接して成長してくれれば何よりである。

只今、れんげまつりピーク!

2006-04-29 13:31:30 | Weblog
朝の曇天が嘘のようなピーカン照りになってきましたぁ。それにつれて、人出もウナギ昇り。風もあって、恒例の沢山の鯉幟も嬉しそう。わらぐろの会の名物となったわらぐろめがけての「輪投げ」も、多くの親子に人気を博し、大盛況。中には子供そっちのけのお父さんお母さんもいたりして。最高は百円で五回投げて、図書券二千円ゲットのツワモノも。これからウチの上甲会長苦心の藁製品オークション。目玉は知る人ゾ知るミニわらぐろ。果たしていくらの値が付くか。