旧三瓶隧道、その五。 2008-09-26 06:39:46 | 季節感 これは櫨(はぜ)の実。 この実が木蝋(もくろう)の原料となる。 弱い人は、木の下を通ってもかぶれるというから、あまり近づかない方がイイ。
旧三瓶隧道、その三。 2008-09-26 06:34:27 | 土木遺産 この煉瓦トンネルを歩くと、冬は暖かく夏は涼しい。 まだ文化財としては無印、未指定である。 現在は、下方に新三瓶トンネルが抜けており、めったに車も通らない。
旧三瓶隧道、その二。 2008-09-26 06:30:48 | 土木遺産 「大正六年十月竣工」の誇らしげな文字は、三瓶側にだけ入れられている。 これは、当時のこの隧道掘削にかける意気込みの違いがそうさせたものと思われる。事実、施工費の負担額は県費補助を除くと、旧三瓶村の額が旧笠置村や山田村を凌いでいた。場所としては入り口・出口双方とも旧笠置村にあるのだが、その名も“三瓶隧道”。
旧三瓶隧道、その一。 2008-09-26 06:23:37 | 土木遺産 宇和と三瓶をつなぐ近代化遺産の旧三瓶隧道。大正六年(1917)の竣工。 当時は、南予に乗り合いバスの路線網が出来始める草創期で屈指の近代トンネルだった。 その頃の行政名は宇和側が笠置村と山田村、そして海岸部の三瓶村。
笠置峠古墳 -10 2008-09-24 11:50:07 | まちづくり 宇和盆地には、笠置峠古墳の他にも、各所に山田の小森古墳のような前方後円墳や、円墳の群集墳などが約60基確認されていて、そうした古墳文化と里山保全をイメージした「古代ロマンの里構想」が計画されている。 この笠置峠古墳の公園整備もその一環なのだが、住民参加による石張りや法面(のりめん)保護の作業工程が今後も続く予定。
笠置峠古墳 -8 2008-09-24 11:40:22 | まちづくり この日は佐田岬半島くらいまでしかかすんで見えなかったが、よく晴れた日には、この頂きから遠く九州の国東半島が見える。 そうした光景を古代人たちがどういう気分で眺めたのか、想像してみるのも悪くない。ルーツとしての九州を意識し、かつまた南予で最も平坦地の広がる宇和盆地を足下に、その力を誇示するためであったか。 この地に立つと、古代における首長の気分が味わえるというものだ。
笠置峠古墳 -7 2008-09-24 11:32:42 | まちづくり 全長約45m(東西)、南北は約25mの古墳時代前期前半(4世紀前半)の前方後円墳で、西南四国では最古。 その時代から、ある程度の統治力を持った人物が、この肥沃な宇和盆地に存在していた証としてもとても興味深い埋蔵文化財。
笠置峠古墳 -6 2008-09-24 11:24:47 | まちづくり 南予唯一の竪穴式石槨。レプリカと言っても、全く本物と変わらない。こうした技術も凄いものだ。 実際の石室は、この直下に埋め戻されている。 従って、公園整備のために古墳の保護から盛り土がされているワケだ。