岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

ある小さき教会の愛しさについて。

2006-04-16 01:14:25 | まちづくり
松山市の北持田町、松山地方気象台の前にある聖アンデレ教会。

この小さな煉瓦建築は、ある若い牧師さんの卵であるNさんの純粋な熱心さと、ある設計士Wさんの出会いで残った建物。
実は、この小さな会堂は、戦後間もなくの頃に、当時の愛大生たちの勤労奉仕によって、手づくりで建築されたもの。戦争末期、松山の多くが焼け野が原になった頃、かろうじて焼け残った持田界隈、牧師館に隣接して戦後の新しい時代の幕開けに際し、信徒たちのなけなしの浄財でもって完成。

ところが、戦後50年を越えてしばらく、アノ芸予地震に見舞われる。耐震性に難のある煉瓦建築、しかも戦後の資材欠乏の時代に素人で建設されただけに、やはりと言うぺきかかなり被害を受けてしまった。当然、建て替えの話も、業者的にはあったようで、多くの人たちの気持ちもそれに傾きかけた時、何とか小さいながらも思い出の詰まったこの会堂を補修活用出来ないか、心を痛めていたのがその若き牧師見習いのNさんだった。

これもご縁と言うべきか、偶然通りがかったWさんと岡目八目コンビ。近代建築で魅力的な旧測候所の前にあって、可愛く佇むこの教会を手助けしようと、一肌脱いだWさん。やがて見事に難問解決。ただし、それはもうけ仕事であるハズもなく、クリスチャンでない人の奉仕の精神に近い。
嬉しかったのは、その若きNさんが、間もなく良き伴侶に恵まれ、この新装なった教会で挙式されたこと。
幸多かれと思わずにおられない。以来、折にふれ何となく訪れてみたりしている。

飾り瓦(その3)

2006-04-16 00:37:50 | 路上観察
これが桃から生まれた桃太郎の飾り瓦。

まぁ何とも可愛いチンチンが・・・
男の子じゃねぇ。
もうすぐ端午の節句も近い。そろそろ鯉のぼりの季節である。

チョイ、顔がきばり過ぎではあるが、ご愛嬌。
手前の隅棟の飾りは「打ち出の小槌」。めでたし、メデタシ。