![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/1e/540449948685c5f3f5f9244e9380efde.jpg)
内部天井に施された換気口デザイン。
板材はベニヤ。と言っても、当時の状況からすると、日清戦争の後、台湾が日本領土になって30数年が経過、南洋材がある種の高級材として流行し、近代の建築デザインの中で多用された。
また、こうした薄い板材の製材技術自体の近代化にも目線を向ける必要があるだろう。
ただし、雨漏りなどの老朽化に起因する建て替え計画が地元から上がり、このままいくとこの建物は消滅する。
いつのケースでも行き当たる問題なのだが、その建物の正確な価値判断が地域に浸透していないことが、建て替え論議に拍車をかけることにもつながったりする。