今週の水曜日、香川県のJR多度津駅に行って来た。
何しに行ったかと言うと、この写真の機関車を見に。
では、何故見に行く必要があったかと言うと、実は、目下西条市で進行中のプロジェクト、「四国鉄道博物館」計画のための視察。
いやはや、まちづくりに関わっていると、色々な勉強をさせられることが多いのだが、今度は鉄道ファンの世界でにわか勉強。
この、少しくたびれかけた機関車は、ナンと知る人ゾ知る超レアなものらしい。一般的には、恐らく全く知られていない事として、四国は全国で最も早く無煙化した鉄道エリアであるらしい。つまり、SLからこうしたディーゼルに切り替わり、電化こそしなかったものの、全国では最初に全線無煙化に成功。従って、ディーゼル機関車の初期のものは、四国にこそあって、こういう栄えある一号機関車が、現役引退後も残されている。
この大きさで、しかしこの先頭車両は6つのモーターで発電し、ディーゼルを回す為の機械のみ。初期の段階は、そういうものだったらしい。3年ほど前までは、そのモーターも回っていたが、今では動かしていないそうだ。それでも、鉄道ファンには、どうやら堪らないシロモノであるらしい。ウーム、奥の深そうな世界に迷い込んでしまった。確かに、狭い内部に上がらせてもらい、汗だくで機械ばかりの内部空間に身を置いてみたが、とてもマニアックな感動体験ではあった。