岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

周防大島の形。

2006-08-31 21:16:01 | まちづくり


過日の日曜日、山口県周防大島へ行ってきました。

この金魚の形をした島は、歴史的にとても面白い事柄が沢山あり、興味が尽きない。
かの“歩く巨人”と称えられる民俗学者宮本常一を輩出した島でもある。
今回の目的は、長州大工の足跡を追って。

今年も愛しい稲穂が。

2006-08-23 12:09:28 | 季節感
既にブログ掲載が遅くなってしまったが、お盆の頃に、ウチの布マルチ田にも、待望の出穂(しゅっすい)を見た。

このブログの愛読者の方にはもうお分かりだろうが、一度6月の大雨でマルチが流され敷き直したので、一時はどうなることかと気をもんでいた。
最初に敷いた稲と、後からの稲で15日の差があるので、かなり追いついてきた感はあるものの、まだ段チになっている。収穫の頃には同じように実ってくれてるといいのだが。

小森古墳、発掘のための測量調査開始。

2006-08-23 11:49:17 | まちづくり
小森古墳が、いよいよ動き始めた。

いや、別に古墳が移動したのではない。
来年からの発掘に向けて、事前測量調査の実施が開始された。
この写真は、19日朝に行われた神事の様子。

例によって愛大・下条チームの学生たちが、9月2日まで、ここで汗を流すことになる。炎天下の測量であるから大変ではあるが、中の学生に聞くと、「ここはまだ林の中で日陰もあり、昼日中は仕方ないですが、イイ方ですよ。」と元気な答えが返ってきた。

百日紅の赤い花。

2006-08-21 18:24:39 | 季節感
我が家の百日紅(サルスベリ)が咲き始めた。

赤い花が咲くのだが、やっと満足に咲いた、という意味でとても嬉しい。と言っても、ノラの岡目八目のこと、別に丹精込めているワケではない。
これまでは、何故か花の頃になると病気になりやすく、花を楽しむことがナカナカ出来なかった。それが、どういうわけか今年は何事も無かったかのように、お盆の頃から花をつけ始めた。
心境の変化か、何が理由か、当のサルスベリに聞いてみたいものだが、黙して語らずの赤い花が、玄関先で我関せずと咲いている。

我が家の盆棚。

2006-08-14 16:49:11 | 季節感
最近、「盆棚」についての会話を個人的に楽しんでいる。

ボンダナ、まるで知らない人が音だけで聞いたら、バンダナか何かと間違えられそうである。
我々の地域、特に宇和盆地では、お盆の行事にコレは欠かせない。多分、いわゆる精霊棚(しょうりょうだな)の一種なのだろうが、こうしたやり方が、果たしてどの位のエリアで広がっているのか、岡目八目はまだ知らない。
松山や東予あたりではあまり聞かないから、これはやはり南予独特の行事なんだろうか。それでは、宇和島藩、大洲藩領域か。

いや、それも定かではない。大体こうした行事ごとは、自分の家の流儀が本来だと、誰もが疑うことなく思っているフシがあって、ある時に違う流儀を見たり、たまたま聞いたりした時のみ、気が付く世界でもある。
我が家のものも、父の代からそうしてあったので、ただただソレと同じようなやり方を、父が他界して後継承しているに過ぎない。事実、ある時近くの親類の家に用事があり、その家の盆棚を見る機会があって、初めて違うタイプがあることを知った。別に大したことではないのだが、手前の笹竹と盆花(赤萩)のアーチ部分は、その家では鳥居のようなタテとヨコの構えであった。思えば、上部の注連縄もその方が張りやすい。
父がそうしていたから、何も思わなかったが、家によってはその家の流儀が色々とありそうである。
丁度やってきた帰省中の同級生(近くの集落)に聞くと、その家では、注連縄は上方ではなく、台の所に回すようにしているとか。

いずれにしても、昨日の夕方、家の前で迎え火をたき、その火を蝋燭に移して、ご先祖様と一緒に家に入り、この盆棚にお迎えする。この棚には、従って、先祖の戒名を書いた繰り札(くりふだ)を並べてお盆の三日間は、お料具をお供えし、ご先祖を祀る。

今朝は、毎年の恒例であるが、檀家寺の和尚が各家を回ってくるのを待ち受けて、読経をしてもらい、帰りにお布施をお渡しする。そして明日の夕方、送り火をして、祖先の霊が墓へと戻ってゆく。
その後、三日間使用した盆棚を片付けて、こうした一連のお盆行事が終わる。それがこの辺りのならいであり、その家の長男(家長)の仕事でもある。いや待て、お料具は連れ合いの仕事である。

四国カルストの牛

2006-08-14 16:18:34 | Weblog
カルスト地形の特徴である羊群岩の白い石に囲まれて、放牧の牛たちが寝そべっている。
標高千メートルを越える高原の牛たち、余裕の構えに見受けられる。

それにしても、いつも思うのは、この石灰岩の白い岩の層が、羅漢穴(野村町惣川の鍾乳洞)、トゥファ(城川町で発見された石灰状の河川形態)、宇和町明間(あかんま)の観音水、そして明浜町の石灰窯や狩江の白い段々畑などにつながること。西予市は石灰岩の層の上に立地している、と言っても過言ではない。
もっと言えば、明浜から宇和海をくぐり、九州で顔を出すのが津久見。まさに津久見はセメントの町、石灰岩層の上にある町である。

風車。

2006-08-14 16:07:50 | Weblog
この風車は、五段高原に立つ二基のうちの一基。
何故か撮影時は止まっていた。
風車もお盆休みか。

風車の列。

2006-08-14 15:58:36 | まちづくり
天狗高原の展望台から東方向を望むと、ご覧のような風車の列。
あれはどこだろう。十数本が乱立している。

これよりも手前、久万高原町(旧柳谷村)五段高原にも、「姫鶴(めずる)荘」の近くに二基の風車が立っている。
クリーンエネルギーの好印象で、最近ヤタラと目立ち始めた風車だが、こうした山の稜線にニョキニョキと立つ人工物の景観が、決してイイとは思わない。
近くでは、佐田岬半島メロディライン沿いの風車群が有名だが、こちらも世界的渡りのルートに林立している。
鳥たちに相談も無く立てられているのは間違いが無かろうから、原子力と違って、クリーンだからというだけでのこうした出現には、いささか閉口している。
人間ほど、この地球をいじり倒す生き物も珍しい。どうも、何事によらずそうっとしておく、という感性に欠けるようだ。オモチャを子どもに与えると、壊れるまでいじるのだが、今や地球規模でそうした状態になっていはしないかと、こうした風景を見るたびに気持ちが晴れないでいる。

朝の天狗高原。

2006-08-14 15:40:09 | 季節感
朝早く目が覚めて、近くの展望台に上った。

丁度朝日が差し込み、高原の冷気の中で、夏の一日がスタートする。
泊まっていた天狗荘にも陽が当たり始めた。