ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

油で揚げて砂糖をまぶしたアレ 「油が淵」愛知県安城市碧南市

2023年02月02日 | 水溜まり探訪
大寒って、響きのいい言葉だ

「ダイカン」=固く強そうなイメージがする

サブいのは好きじゃぁないけど

季節の「底」みたいな感じがして縁の下の力持ち感がある

頂から底を俯瞰するより

底から天空を見上げる方がワクワクすることない?

これから迎える春や夏に思いを馳せ

今日は冷たい空気の中を走ろう



走り出すまえに道具を積む

アルコールストーブだったり

風防だったり

カップだったり

まぁそんなやつだ

燃焼音がほとんどしないアルコールストーブが好みなんだけど

この頃の寒波に燃焼がなかなか安定しなくなっている

トランギアにはプレヒート用のプリヒーターってのがあるけど

OD缶とかが寒すぎて使えないならいざ知らず

これくらいの寒さならガスストーブ使った方が速い

だから今日はスノーピークの古いチタンストーブを持っていく

秋に「ふもとっぱら」行ったときに一応買っておいた「金缶」もいっしょに

ふもとっぱらでは焚き火だけで済んだんで金缶は未使用

あと、油で揚げて砂糖まぶしたアレだ(あんドーナツな)



ボクの住まいは岡崎市の東部丘陵地帯にある

なので西へ向かっていくと丘を下りながらパノラマが広がる

真冬の冷たい空気は澄み切っていて視界はクリア

彼方にこのところの寒波ですっぽり雪をかぶった鈴鹿の山並み

右手の奥には伊吹山まで見渡せる

その手前に白い蒸気を吐く煙突

今から行く石炭火力発電所がバンバン化石燃料を焚いている

岡崎バイパスに乗ると北にはこちらも冠雪した御岳山

すっかり熱の回ったクロ介のクランクケースやシリンダーから

ほんのりと熱気が伝わってくる

今日もフラットツインは快調だ

矢作川を越えたあたりでバイパスを離れ

米津橋の向こうから県道46号線へ入る

信号も何もなく、ただ「46号→」とある看板だけが頼り

集落の中のほぼ1車線の心許ない路地を数百メートル

パンッと田んぼに出ると今度は2車線の直線路

たまには市街地も楽しい



行き慣れない碧南の街を彷徨って

ようやく今日の目的地「油が淵」

最近、公園が整備されて

大きな遊び場があるからかこんなに寒い日なのに結構子供たちが遊んでいた

おっさんはオートバイを停めて水溜まりを偵察

「油が淵」は溜池ではなく歴とした湖沼だ

二級河川らしい

子供のころ来たときはどぶ池で、見られたものではなかったけど

今や水質は改善し水際もよく整備され開発が進んでいる

一画にはボートレースの選手養成施設があって

胸がときめくモーター音が響いている







ベンチとテーブルがそこら中に設置されていたので

今日はそこを使わせてもらった

まあ、こんなサブいのにベンチに座ってのんびりしている変な人は

ボクしかいなかったんだけどね



スノピの金缶(スノーピーク製のプロイソOD缶)と

ギガパワーチタンストーブ「地」で湯を沸かす

純正のチタンでできたペラペラの風防を付けている

あれ、すごくよく出来ていて風にメチャ強くなる

着火すると

シューーーーーっとガスが気化する盛大な音と

ボォーーーーーっていう「やってる」感たっぷりな燃焼音をさせる

アルコールストーブの無音と対照的でガスストーブの良さもある



カモたちが午睡する油が淵の水面を眺めながらコーヒーを啜る

「油で揚げて砂糖まぶしたアレ」はコーヒーによく合うのだよ

おまけにコイツときたら中にアンコまで!

ウマッ!

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