ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

降りそそぐスギの花粉を蹴散らして春の山へ行く

2023年03月11日 | R100Trad (1990) クロ介


今年の冬も去年と同じような傾向だったので

今年もまた春の訪れが早いのだろう

と思っていたら

きのう開花している桜の木を見てしまった

全体的にはまだ2週間くらいかかりそうだけど

日当たりとか風当たりとかの関係で

一足先にパッカンする花もある

まあ寒いより暖かいの方が良い

春はウェルカムだよ



週の頭に家人と恵那の山間にある風呂を訪ねた

県境の峠は路傍の残雪も無ければ

路面の凍結も(気配すら)無かった

となれば、入院(腰上の整備)明けのクロ介がだまちゃいない

車庫に行くたび

「行くのか?」と散歩を待ち詫びるバカ犬のように見つめ返してくる

天気予報士どもが「春の陽気」と口を揃えるその日

さっそく「涼風」まであいさつに出掛ける



走り出してみると奴等が云うほど暖かい訳ではなく

うっすらと北の風を孕み、寒いの方が感覚的には勝つ

でも、それはそれ、もう真冬のそれではない



久しぶりのワインディングで身体の動きがうまく連携しない

小さなカーブで向き変えのタイミングを馴染ませながら走る

左コーナーは案外すぐに感覚が戻るけど

右コーナーは少し上体が残る感じが消えない

外側の左ステップに力が入ったり

逆に内側の荷重に力が入ったり

無理に合わせようとすると腰を捻る動きが出て

さらに違和感が強くなる



オートバイの乗り方って自転車と同じで

口で説明できない

でも理論がわかっていると、身体の動きを客観的にみられる気がする

「多くの人が右コーナーが苦手」

これの説明が明確にできるかどうかで

そのライダーのレベルが見える

クラッチ使いながらウィンカー操作しずらい

っていうのもレベルがわかる

でも、こっちは「はじめの一歩」だ



すべてが無理なく「はまる」コーナリングは

ロードスポーツモトの醍醐味だよね

ということで

帰るころにはすっかり勘を取り戻せた





久しぶりの「涼風」

かーらーのー

三河湖



まだ風が冷たい

それよりも「春の3K」がドエライ(=ものすごくの意)ことになとるでいかんわ

春の柔らかい日差しに山や森がぼんやり霞んでいるのか、と思ったら

杉の花粉がまるで水しぶきのように風に乗って飛んでいたよ

ボクは花粉症とまではいかないけど

アレルギー体質なのでちょっとツライ

眼がシカシカして、おサルみたいな顔になった

ちなみに「春の3K」って

「花粉」「強風」「乾燥」

実はあんまりいい季節じゃないのかもね

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