まだまだ子どもだな~@経営倫理

2006年09月30日 21時45分34秒 | お勉強
今日は、ビジネス経済と隔週講義となる経営倫理の講義がありました。

先生は慶應大学から兼任講師でいらっしゃる方です。
お話がとても上手で、講義にぐんぐん引き込まれていきました。
私は、アカデミックな雰囲気の学校には行った事がなく
参加しながら、倫理学ってあまり何も知らないのに
なんだか ワクワクしてきちゃいました。
若いときにこんな雰囲気に接することができるなんて
大学生が羨ましい。

講義中、ショートケースが取り上げられ、
グループで討議を行いました。

ケースの内容は
新OSを半年後に販売する計画がある
外資パソコンメーカに勤める社員の話で(実話)、
社には「新製品情報は正式発表まで秘」という規程があります。
その彼のところに、会社を経営する大学時代の友人から
「パソコンの知識がないから最新情報を教えてくれ」
と電話があった。100台購入予定とのこと。
現行のモデルを買うと、新OSとの互換性が悪くなるのは明らか。
さて、その社員はどうするか!?


「言うか」「言わないか」。
私はグループ討議が始まる前は
「言わない」と発言しようと思ってたけど、
すぐに「やっぱり、言っちゃうだろうな~」と思いました。
以前働いていたところでは決定権を持つ上司と一緒だったからなー。
報・連・相 なんて いちいちしなくても
その場で決着!って感じだったのです。

しかし、今日のグループディスカッション後の先生のお話を伺い、
この講義では(=ビジネススクールでは)
もっと深く考えなくてはいけないのだな~ということを
改めて気づきました。
(・・・もしかして・・気づくの遅すぎ!?
だから、タイトルが「のんびり!?」なんだけど。と自分でフォロー)

先生は、
新製品情報は顧客にとっていい情報なんだから、
積極的にオープンにしましょう!
と上司に談判し、会社のルールを変えて
そのお友達に売る。 
これが ベストの選択とおっしゃってました。
すばらしい!

結局実話では
社員は自己判断で教えてしまい、
情報が漏れたことがわかって、懲戒免職になったそうです。。。

いつでも、頭を柔らかく、大きな視点で考えなければ!
頭が固いのか、周りが見渡せないのか、素直というのか・・・
子供なんですね。
どうしても与えられた状況の中だけで、どうしようかって考えちゃう。

今日は本当に考えさせられました。
この講義が もしかしたら大学院に通い始めて
一番印象的な講義だったかもしれません。
「倫理」と聞いて、ちょっと遠巻きにしていたけど、
楽しみになってきました!

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1 コメント

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おっしゃるとおり。 (346)
2006-10-01 07:14:06
奥が深かったですね。答えはないのかもしれないけれど、「こんな考え方もあるんだ」とうなりました。

その場に適応した考える思考がちょっとだけ、磨かれた気がしました。楽しみな講義になりそうですね。
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