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映画評『エージェント・ウルトラ』

2020-02-12 08:32:29 | 映画評


そんなに期待せずに観た映画ですが、意外に、とても楽しめました。

楽しめた理由は3つ。
1つ目は、主人公とその彼女が、とてもかわいかったこと。
主人公は『ソーシャル・ネットワーク』でFB創業者を演じていたジェシー・アイゼンバーグ。『ソーシャル・ネットワーク』では神経質で嫌な性格な創業者を演じていましたが、この映画では、かわいい青年を演じていました。表情や仕草が、とても良いです。

クリステン・スチュアートは、アクションばっちりな女優さんですが、この映画では、ひたすら寛大な彼女の側面も演じていて、なかなかかわいらしいです。

2つ目は、主人公の普段のダメ男ぶりと、特殊諜報員になったときのギャップが、面白い。

そこが、この映画の一番の見どころなのですが、ジェシーの演技が本当に良いです。

3つ目は、ハッピー・エンドの点です。
これはねたばれなのですが、主人公や彼女、とりまく重要な人物(味方)は、死にません。
アクション物は残酷なシーンが多く、観ている人の感情を大きく揺さぶるため、大切な登場人物が死ぬことが多い。これは、ショックを受けて、映画に凄みをくれるのですが、後味悪いですよね。

この映画は、大事な人が死なない。

そこが好きな点でした。

最後に、エンドロールのアニメも良かった。コメディー・アクションらしい、エンディング。最後の激しい戦いの後、観客をリラックスさせてくれます。なかなか良い試みだと思いました。
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『ソーシャル・ネットワーク』などのジェシー・アイゼンバーグ、『トワイライト』シリーズなどのクリステン・スチュワートが共演したアクション。CIAの洗脳プログラムによって工作員へと育成された青年が、巨大な陰謀と恋人に迫る危機に立ち向かう。メガホンを取るのは、『プロジェクトX』のニマ・ヌリザテ。『ロスト・ハイウェイ』などのビル・プルマン、『スパイダーマン3』などのトファー・グレイスらが脇を固める。ダメ青年から敏腕工作員へと瞬時に変貌する主人公の姿が痛快。

シネマトゥデイ

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