おまけの時間

仕事に追われて過ぎゆく日々の“しおり”として。

にくづき

2006年06月07日 08時30分15秒 | 気になる日本語
肉の付きやすい年齢になってきましたが、「肉付き」ではなく、
漢字の部首の「にくづき」について。

通勤途中に青々とした葉をみて…
「葉脈がきれいだな」
 ⇒「“脈”ってうまい表現だな」
  ⇒「そういえば、小学校でこういう体にちなんだ漢字の“月”は“にくづき”って習ったな」
   ⇒「なんで“にく”なんだ?」

という疑問に至り、調べてみると…
腸・肺・腹といった漢字の部首は「にくづき(肉月)」
やはり体に関係したものをあらわす場合に使われ、そもそも“肉”という漢字からできたものだという。
あまり肉という字には見えないのだが…

こういう「月へん」に似たものには、「肉月」のほかに「ふなづき(舟月)」もあるらしい。
服・朝といった漢字は「舟月」。
これは“舟”から派生したものとか。

少し昔までは、“月”の中の横線2本が
「つきへん」の場合、右側の縦線にひっつかず離れている
「にくづき」の場合、左右の縦線にひっついている
「ふなづき」の場合、線ではなく点2つである
という書き方の区別がされていましたが、簡略化されて一緒になったようです。

こういう違いが残っているほうが象形文字の由来を感じられて面白いのだけどなぁ…

調べるうちに大修館書店漢和辞典編集部がつくる『漢字Q&Aコーナー』を発見。
これは面白い。知らんこと多いな~。
部首・画数に関するQ&Aでは
Q4022・「冫(にすい)」の付く漢字は氷と関係があると聞きましたが、本当ですか?
Q4031・「胃」の部首は「月」ですか、「田」ですか?
ってのがおもしろかった。
最後についてる一言コメントが
コメント
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