先日、大阪で夫と
セルフサービスの某カフェショップへ寄った時、
12人掛けぐらいの大きなテーブル席しか空いてなかったので、
ふたりでそこへ座った。
数分後、隣りの席に大きな紙袋を持って、
杖をついているヨタリカケの小汚い80歳ぐらいのジイサマが座った。
ジイサマは紙袋から色んな物を取り出した。
買ったばかりの文庫本2冊、
(近くの大きな本屋さんの袋から取り出したから新品だろう)
大きな虫眼鏡、
オレンジ色の指サックふたつ。
次にお財布。
しばらくして、店の若いネーチャンが彼のところへコーヒーを運んできた。
(アレ?セルフではなかったか?この店)
すると、ジイサマは
黒い小銭入れサイズの財布のお金を机の上にばらまいた。
千円札3枚とあと小銭が数個机の上に広がった。
◆女子店員:300円になります。
●ジイサマ:(ニカニカしながら)どれとどれや?
◆女子店員:有り難うございます。では、この100円玉3個いただきます。
●ジイサマ:しゃーないな。とってけ~!
と言いながら、ジイサマはとっても嬉しそうだった。
女子店員が去った後、
そのジイサマは右手の人差し指と親指に、指サックをていねいにつけ、
買ってきた本を開いて、虫眼鏡を本にあて、真剣に静かに本を読み始めた。
指をなめなめ、本の頁をめくるのではなく、
指サックをちゃんと用意しているなんてカッコイイ!
ジイサマのその一連の行動になぜか私の心が和んだ。
ジジイのくせに本を買ってカフェで読むなんて、オ・シャ・レ。
お金の計算ができないふりをしながら、
若いネーチャンに、
ちょっとちょっかいを出している仕草が
何だかほほえましい。
独居老人が多い昨今、都会の街の真ん中で、
そんな風に人生を楽しんでいるジジイが居る。
そのジイサマの年齢に達するまでには、まだまだなのに、
最近は都会や人混みがキライになっている私。
都会ででも、
ひとりぼっちでも、
彼のようにいきいきと過ごせたらいいな。
(彼がひとり暮らしかどうかは定かではないが)
声をかけなかったが、その好々爺(こうこうや)から、
ちょっぴり生きる勇気をもらった。
声をかけて、
★珈琲で乾杯★したらヨカッタな・・・。(*^_^*)
セルフサービスの某カフェショップへ寄った時、
12人掛けぐらいの大きなテーブル席しか空いてなかったので、
ふたりでそこへ座った。
数分後、隣りの席に大きな紙袋を持って、
杖をついているヨタリカケの小汚い80歳ぐらいのジイサマが座った。
ジイサマは紙袋から色んな物を取り出した。
買ったばかりの文庫本2冊、
(近くの大きな本屋さんの袋から取り出したから新品だろう)
大きな虫眼鏡、
オレンジ色の指サックふたつ。
次にお財布。
しばらくして、店の若いネーチャンが彼のところへコーヒーを運んできた。
(アレ?セルフではなかったか?この店)
すると、ジイサマは
黒い小銭入れサイズの財布のお金を机の上にばらまいた。
千円札3枚とあと小銭が数個机の上に広がった。
◆女子店員:300円になります。
●ジイサマ:(ニカニカしながら)どれとどれや?
◆女子店員:有り難うございます。では、この100円玉3個いただきます。
●ジイサマ:しゃーないな。とってけ~!
と言いながら、ジイサマはとっても嬉しそうだった。
女子店員が去った後、
そのジイサマは右手の人差し指と親指に、指サックをていねいにつけ、
買ってきた本を開いて、虫眼鏡を本にあて、真剣に静かに本を読み始めた。
指をなめなめ、本の頁をめくるのではなく、
指サックをちゃんと用意しているなんてカッコイイ!
ジイサマのその一連の行動になぜか私の心が和んだ。
ジジイのくせに本を買ってカフェで読むなんて、オ・シャ・レ。
お金の計算ができないふりをしながら、
若いネーチャンに、
ちょっとちょっかいを出している仕草が
何だかほほえましい。
独居老人が多い昨今、都会の街の真ん中で、
そんな風に人生を楽しんでいるジジイが居る。
そのジイサマの年齢に達するまでには、まだまだなのに、
最近は都会や人混みがキライになっている私。
都会ででも、
ひとりぼっちでも、
彼のようにいきいきと過ごせたらいいな。
(彼がひとり暮らしかどうかは定かではないが)
声をかけなかったが、その好々爺(こうこうや)から、
ちょっぴり生きる勇気をもらった。
声をかけて、
★珈琲で乾杯★したらヨカッタな・・・。(*^_^*)