開業医の妻のたわごと

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@妄想女なり

@人間万事塞翁が馬

今もきみの事を想っているよ

2008年09月21日 00時51分54秒 | Weblog
昨日、TVで「鼠先輩」という変なオッサンが

「奥様との出会いの純情話(10年間片思いで彼女を待ち続けたらしい)」を

してたんで、アタチも今日は昔の恋のお話をしまっす。


実はわたくし、今年の1月の小学校の同窓会で昔の彼Aに

「今もきみのことを想っている。」と言われたんです。

エ~~~!!!ってビックリしましたです。ハイ。


って言うかソイツ、アタチの事を結婚の約束までしたのに、

ふりやがって厚かましいんじゃ!!!今頃。。。。。

...........................


その昔の彼は今、私の家から2kmぐらいの所に住んでいる。

小学校が同じだった。

彼は造り酒屋の長男で、いわゆるボンボン(アホボン!)。

あの昔(どんな昔かな?笑)に

彼は中学校から下宿して遠くの私学に行き、

私は公立中学、公立高校と進んだので、

小学校を卒業してからの再会は

京都の大学のキャンパスでだった。


ただ親同士は私達の小学校時代のPTAの役員仲間で友達だった為、

私は母に連れられて、彼の家を何度も訪問していた。


彼の家は旧家で京都の庭園を思い起こさせるような中庭には鯉の泳ぐ池があった。

親同士は友達とはいえ、彼の家では何だか場違いの所に来ている感が

幼心からぬぐい去る事はできなかった。


第1志望、第2志望の大学には落ちて、イヤイヤ行った京都の大学。

しかし、京都の街はとても素敵で、1年時に入ったESSでは

イケメンの彼もできた。


アホながらも充実した日々を送っていた私であったが、

そのイケメンの彼が短期留学で突然米国へ。


帰国した時には向こうで知り合った彼女(日本人)同伴だった。

ふられてもた・・・。

ず~っと「良い子」で待っていたのに・・・。。゜(゜´Д`゜)゜。


大学3年生の傷心の私の前に突然現れたのが、その昔の彼A。

キライな顔だった。キライなタイプだった。でも誠実な人だった。

しかし、同じ大学に居るとは知らなんだあああ。


彼につきまとわれて親切にされて・・・いつの間にか交際を始めていた。

(諸君!片思いの人がおったら、失恋時が狙い時でっせ~!!!)


卒業後、彼は社会勉強の為に大阪のある会社に就職し

私と結婚の約束をし、親に伝えた。


すると、彼の親から★爆弾★が飛んで来た。

「貧乏人の娘はもらえません!!!!!」

エッ?貧乏人って・・・父は教師だけど・・・。

彼の母親と私の母は友達ではなかったんだ・・・・・。


「親の代わりは居ない。女の代わりはいくらでも居る」と親に説得された彼は、

私に「親と勘当されて、お金が無くては、きみを幸せにできない。」と

言い残して、私の元を去った。


『お金なくても幸せになれるよ~~~!!!ヒィ~~~~~~~。』

別れの時、

「死んでアンタの家の中庭の池から化けて出てやるううう」って、

精一杯の捨て台詞をはいた私。(。_・)


あれからだ、私は「お金持ち」が大嫌いになったのは・・・。

リストカットこそしなかったが私は不幸のどん底。

ちょうど全盛期の貴乃花にふられた宮沢りえのような状態だった・・・。


そして20年の歳月が流れ、彼と偶然、家の近所の銀行で会った。

(私は夫の開業で自分の実家の近くに居を構えていた)


彼が言った。

「きみのことを20年間ずっと想っていた。

きみが家の前の交差点で毎朝、小学生の息子さんを送っているのを知ってから、

きみの姿を見たい為、その時刻に車でそこを通っていた。

僕と人生をやり直して欲しい・・・。」


ヒエ~~~。

何言うとんじゃ、こ、コイツ・・・。

と驚いたが、心がゆれた。   しっかりゆれた・・・。


目の前のオッサンが23歳の時の彼に見えてきた・・・あ・ぶ・な・い・・・。


しかし、待てよ、私は夫と息子が居て幸せな生活を送っている。

彼には美人妻と3人の子供が居る。

(彼の妻にも偶然数回会ってしまっている。誰が見ても振り返るような綺麗な人だった)


私を★ふんころがし★のような扱いをした彼の両親は健在だ・・・。

ありえない・・・。


数日後、彼の身辺調査をしたら(何でするんじゃ?笑)

当時、7年越しの愛人有りだった。会社の事務員に手をつけていた・・・。

真面目な青年が★脂ぎったバカ旦那風★になっていたワケが判った・・・。


それからまた数年の月日が流れ・・・。

昨年の12月、

私は「彼の妻が癌で亡くなった」とうちのスタッフから聞かされた。

(もちろんスタッフは私の過去は知らない。そのスタッフの実家が彼の家の近くだったのだ)

アワワ・・・と私。

スタッフの前で平静を取り繕う事に必死だった。

また少し心がゆれた、今度は違う想いで。


「きみの事を20年間想っていた。妻の事は1度も愛した事が無い。」と

数年前に言い放ったアイツ・・・。

そんな・・・奥様が可哀想やないの・・・。


奥様だった人は他県の旧家から嫁いで来ていたが実家は結婚後倒産し、

舅姑にいじめ抜かれたと風の噂で聞いていた。


あんなに綺麗な女性が、愛されもせず、夫には愛人が居て、

癌で40歳代で亡くなるなんて・・・。


何だか他人の人生の複雑なしくみの中に自分が知らないうちに

加担していたようで切なくなった。


奥様の逝去から1ヶ月後の小学校の同窓会で、

彼は私を見るなりヘラヘラして近寄ってきた。

そしてまた言ったのだ「きみの事を今も想っている。」と。


彼はその日も別の愛人同伴だった。

(田舎町の噂はすぐに耳に入る。愛人はバツイチの同級生)

奥様が亡くなって1ヶ月しか経ってないのに、

同窓会にのこのこやってきて、愛人の居ないスキに、

旧友と談笑している私に、ウソか本当かワカラナイ事を

ニヤニヤしながら囁くなんて・・・!!!


その時は、心がゆれるどころか、何だか寒気がして無性に腹が立ってきた。


「★ボロ布★のように捨てやがって今頃何よ~~~!!!」と

私の過去の恋を何も知らない旧友が横に居たのに、私は叫んでしまった・・・。

(何てハシタナイ・・・)

旧友(女性)は口をあんぐり・・・。

それでも、嬉しそうに笑っていた男・・・。気持ち悪い・・・。


そんな男に恋していたなんて・・・。何だかくやしい!!!

あの失恋した時の私が、何年もつらかった過去を引きずってきた私が、

あまりにも可哀想じゃないかっ!!!


もう2度と小学校の同窓会になんか行くまいと決心しながら、

その夜は床に着いたが、

はらわたが煮えくりかえって(ヒステリー症状は更年期のせいかっ!?笑)

眠りにくかった。


翌朝、まだ腹立ちが納まらない私は

親友B子に電話をかけて、その話をした。



B子のお返事はこうだった。

「あら、エリリンちゃん、それって自慢話?」





コメント (8)
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