筆者はオカルトブームの70年代半ばは小学生中学年であった。オカルト
ブームで思い出すのはノストラダムスの大予言という占星術師が遺した
書物を大胆に解釈したベストセラー本だがその出版社は「売れたからと
いって安易に再版すると在庫を抱えて倒産する」ジンクスゆえに再版を
足踏みしていて入手困難な状態となっていた。筆者は個人的には「1999
年に人類が滅ぶと言われても20年以上先の事を気にしてどうする?」と
冷めた感覚だった。イトコのヒロ君は苦労して手に入れ嬉々として読ん
でいたけど…(冷汗)。それよりも当時の筆者のクラスの担任の若くな
い女性教師がハルマゲドンな性格でこっちの方が終末だった。ベルマー
クをもって来ない理由で筆者は忘れ物をした事にされ家に取りに行かさ
れたし(ベルマークは強要するものではない!)観光地のゴミ箱を漁り
観光客の捨てたフィルムの空き箱のベルマークを集める生徒を賞賛する
アホな教師だったのだ。ゴミ箱の中の物は入れた段階で設置者のものな
ので勝手に持っていくのは窃盗なのである。滅ぶべきアホな人間は少な
くないのは事実だが全員ひとからげで滅ぼされても困るのだ…カッパノ
ベルスさん。更に石油ショックも重なり当時のヒーロー物にも大きな影
響を与える。ウルトラマンレオ(1974年)は阿久悠氏作詞主題歌からし
て「予言が当たる」「地球の最期」という終末ムードだし、同年の仮面
ライダーX(エックス)でも、スプーン曲げ少年をゲストに呼んだり、
ゴッドラダムスやオカルトスなど大いに終末オカルトブームに便乗して
いた。しかし、逆に意識して終末オカルト否定の立場を取ったヒーロー
もいる。ファンタジー風のロボットアニメ・勇者ライディーン(1975年)
ではタコをモチーフにした雑兵怪獣のドローメを排除して監督までも強
制交代…単純明快なロボット物に路線変更をした…いやさせられた。この
時代に関しては話したい事はワンサカあるが、今回のダークサイドでのメ
インは心霊写真解説の中岡俊哉氏。筆者は心霊写真解説の僧侶(織田無道
氏と思っていたが別人?)は覚えているが中岡氏は知らない…。なんと、
60年代に本当にあったという触れ込みのオカルト話を怪しいイラストを添
えた読物にして少女雑誌での連載を皮切りにその道で大活躍!ワイドショ
ーや出版物で心霊写真の解説。しかし、超能力に関してはスプーン曲げな
どはマジックの延長では?と乗り気になれず(筆者も激しく同感!)テレ
ビで消息不明者を超能力者を呼んで捜索する特番を初めて立ち上げたそう
だ。本当にあった怖い話や不明者の超能力捜索は信じるかどうかはともか
く現在も人気コンテンツなので、今は当たり前の事でも誰かが苦労をして
当たり前にした事は多いのである。個人的には怖い実話ドラマと超能力捜
索には興味あまりないけど(おいおい)。
~PS~
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