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縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

終わり良ければ・・・ (ハワイの話その2)

2010-12-16 23:02:42 | もう一度行きたい
 久しぶりのハワイ。それも試験のないハワイは何年振りだろう(注:以前CPAの試験でハワイに来ていた)。
 飛行機に乗るまではドタバタだったが、なんとか無事ハワイに着いた。やれやれ。のんびり過ごそう、日頃の疲れを癒そうと思ったものの、哀しいかな、貧乏性の二人にそれは出来なかった。さすがに初日こそアラモアナやワイキキを回り、のんびり過ごしたが、翌日からはなかなかハードである。

 2日目はレンタカーを借り、島の北側へと向かった。オアフ島北部・ノース・ショアはサーフィンの聖地である。映画「ビッグ・ウェンズデー」のロケは、ここのサンセット・ビーチで行われたという。
 我々はサーフィンはやらないが、その代り、ノース・ショアにある「タートル・ベイ・リゾート」で馬に乗った。日本と違い、ハワイの乗馬はお手軽かつワイルド。ちょっと病みつきになりそうな感じである。
 「馬に乗ったことはあるか?」と聞かれ、「初心者だ。」と答えると、「OK。じゃあ、まず乗り方を教えよう。簡単だ。」と宣う。で、「右に行きたいときは手綱を右に引っ張る。左に行きたいときは左に。OK? よし、出発しよう。」と言って、歩き始めた。
 あの~、あまりにいい加減というか、イージーすぎる気が・・・。日本だと、こうは行かない。まず、「馬に向かって左からは近づくな。」「馬を撫でながらやさしく話しかけろ・名前を呼べ。」といった注意から始まり、次は馬への乗り方(これがなかなか難しい)、さらに手綱がどうの、鐙がどうの、と説明が延々と続く。そして漸く柵の中を馬で歩くことが許されるのである。いきなり外に出るなんて考えられない。
 ところが、ハワイの乗馬は極めてカジュアル。ほとんど説明なしに外を歩かせてくれる。台を使って馬に乗るので、苦労して乗り方を会得する必要もない。勿論、馬がよく慣れている、調教されているというのはあるが、海辺や林の中を楽しく馬に乗ることができた。一応ハワイもアメリカだし、気分はいっぱしのカウボーイである。

 続いて3日目。この日は朝からツアーでシュノーケリングに行った。場所はカネオヘ。ワイキキから北に車で1時間弱、“天国の海”と言われる、エメラルド・グリーンの、それは美しい海、らしい。というのも当日は天気が悪く、曇り・一時スコール、だったのである。憧れの“青い海と青い空”状態からは程遠い。二人とも日頃の行いは悪くない(?)のに、まったくうらめしい天気だ。もっとも海の中であれば天気は関係ない。サンゴ礁の中を泳ぐ魚たちは美しく、短い時間ではあったが、シュノーケリングを楽しんだ。
 このツアーのもう一つのウリは“ウミガメ”。船からウミガメの泳ぐ姿が何度か見えた。が、「では、ウミガメと一緒に泳ぎましょう。」と海に入ったが、探せど探せど、ウミガメの姿が見えない。いつの間にか深く潜ってしまったのであろう。陸の上ではのろまなカメかもしれないが、海の中では立派なスイマーだ。僕はあえなくギブ・アップし、すごすごと船に戻ったのであった。

 そして4日目、帰国の日。来る時と同じく夜間のフライトである。馬やらカメやらで疲れていたし、お酒も飲んだし、僕は熟睡した。で、起きてみると腰に違和感が。最初は「ちょっと痛いな」程度だったのが、時間とともに痛みが増していく。帰りの車で座っているのも苦痛だった。
「ああ、エコノミーの狭い席じゃなく、ゆったりとビジネスに乗れる身分になりたい。」
 結局、2度針を打ってもらい、漸く普通に寝返りできるまで回復した。が、今でも、多少おっかなびっくりな感じはある。
 「終わり良ければすべて良し」ということわざがある。初めは飛行機に間に合って喜んでいたが、最後にひどい腰痛になるなんて、これって良い旅だったのだろうか。「終わり悪ければすべて帳消し?」