Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

A Happy New Year 2009

2009年01月01日 | diary
明けまして、おめでとう、ございます。
実家でまったりしております。
とても静かなお正月、だったりします。

夜は、両親と、海鮮鍋をやります。
で、ビールを飲みます。日本酒も飲みます。
でも、今はみかんを食べようと、思います。

夜は『相棒』を観ようと思います。

明日は、兄貴一家と合流して、
寸又峡まで行ってきます。

江ノ島には、明後日、帰ります。
今年も、よろしく、お願いいたします。

おーいぇー(なんとなく)。

2008年の大晦日

2008年12月31日 | diary
 大晦日なり。今年も1年が終わろうとしてるなり。

 えっと、この日記の更新をやめて数ヶ月、今も覗いてくれている人達がもしいるならば、せめて簡単なご挨拶をしておきたいなぁ…ということで、

 本年も『Bos of Days』を読んでくださり、ありがとうございました。

 2008年は、ひたすら仕事をしてたような気がする。でも、なかなか軌道にのらず、今月からアルバイトをはじめたわけでね。思えば、今年はレコードやCDを1枚も買わなかった。映画も1本も観に行かなかった。本も文庫を数冊買ったくらいか。来年はもっともっと仕事をして、もうちょっと儲けて、好きなレコードを何枚かは買えるようになりたいなぁと思っている。とりあえず、来月のスプリングスティーンの新譜は買うつもり。

 好きなことに打ち込んだ1年だった。それはお金には変えがたいことであって、とても充実した時間だった。だから、2008年は、僕にとって、いい年だったんだと思う。来年もひきつづきがんばってこう。おー。

 それでは、皆様もどうか良いお年を。Keep Smiling...

“Cut My Hair”じゃないんだけど

2008年11月16日 | diary
 ロックに心を奪われて早25年以上、これまでいろんなアーティストのライヴを観てきたわけだけど、やはりザ・フーのライヴは特別だったりする。というのも、開演前の心の高揚感が他とは明らかに違うわけでね。なんだかもう落ち着かなくて、それで意味もなく早い時間に会場に行っちゃったりするわけでね。つまり、きっと、冷静でいられないのだと思う。

 例えば、先日の横浜でのライヴのこと。定番ソングである“5:15”が始まった瞬間、夢と希望と妄想でいっぱいの僕の頭は、それを“Cut My Hair”と勘違い。「つ、つ、つ、ついに来たぁ~!」と、マッハで興奮&幸福の絶頂に到達するも、すぐに“5:15”であると認識。「…あ、そっか。だよねー」となったのだった。

 えっと、“5:15”も大好きなんで、まったく問題はない。ただ、“Cut My Hair”と勘違いしたと、それだけの話。

 ところが、その夜、僕の隣で観ていた、僕よりも10倍はザ・フーを愛しているであろう友人にこの話をしたところ、「いや、実は俺もそう思ったんだよ」との返事が。そこで、僕は思った。

 僕らは冷静じゃなかったんだなと。

 確かに“Cut My Hair”と“5:15”は、始まり方に近しいものがある。見方によっては、同じと言ってもいいかもしれない。でも、でもさ、冷静に考えればさ、

 “Cut My Hair”なわけないだろ、普通。

 けれど、僕らは“Cut My Hair”だと思ってしまった。そこにはきっと僕らなりの理由かなんかがあるはずなわけで、これはこれで「けっこういい話かもしんないよね?ね?」と思わないでもない(勝手に)。ちなみに、“Pinball Wizard”の前にピートがじゃかじゃかじゃーん♪とギターを鳴らしたとき、僕は“The Punk and The Godfather”かと思ったりもした。ま、これはピートがまぎらわしいことするからだと思ってるけど、でも、冷静じゃなかったことに変わりはないんだろな。多分。

 ふむ、今日の話はマニアックだな。まるでザ・フーのファン・サイトみたいだぜ。おーいぇー。Long Live Rock!

 昨晩、いい加減にBBSを削除しようとしたら、新しい書き込みをいただいてたので、せっかくだしと、ザ・フーの来日が終わるまで残すことにした。さすがに誰も気がつかないと思うし、ほんの短い間だけど、どうぞよろしくです(ぺこり)。

“You Better You Bet”の会、再び

2008年11月15日 | diary
 ほんとにほんとに素晴らしかったザ・フーの横浜アリーナ公演。とてもとても大きな感銘を受けて帰ってきたわけだけど(こちらを参照→link)、ひとつ、ちょっとだけ、ほんとにちょっとなんだけど、気になったことがあって、それはとても個人的なことだから、久しぶりにこっちに書いてみようかなぁと。

 4年前の初来日公演、僕は“You Better You Bet”が聴けるのをとても楽しみにしていた。でも、あのときはフェスで持ち時間が短かったこともあり、通常のツアーでこの曲は演奏されていたにも関わらず、この日はあえなく削られるという悲しい出来事があった(こちら参照→link)。

 だから、今回こそは!と僕は思っていた。願っていた。信じていた。が、しかし…、

 またまた飛ばされた“You Better You Bet”…。

 なぜですか? “Eminence Front”は演って、“You Better You Bet”を演らないというのは、一体どういうことでせうか?それとも“Sister Disco”のせいですか?確かにこれがはじまったときはびっくりしたし、そういうサプライズは大好きだけど、でももしそれが理由で“You Better You Bet”を削らねばならなかったのだとしたら、僕はね、別にね、びっくりしなくてもいい。ぐっばぁ~いしすたでぃすこぉ~♪…と明るく歌ってみたくもなるぜ。

 というわけで、改めてここに「“You Better You Bet”の会」を発足いたします。参加資格は、とにかく“You Better ~”を愛していること。ザッツオール。今後の日本公演で、“You Better You Bet”が無事演奏されることを、共に祈りましょう。そうしましょう。

 それとも大阪では演ったのかな?情報シャットアウトしてるので、よくわからないのだけど(あ、教えないでくださいね)。

 ま、いいや。とにかく、僕はあと19日の武道館公演に行くので、そのときこそは、どうか“You Better You Bet”が演奏されますように。できれば“Real Good Looking Boy”も。そこんとこよろしく。

おしまいのご挨拶

2008年10月15日 | diary
 いつも『Box of Days』を読んでいただき、ありがとうございます。なかなか更新ができずにごめんなさい。どうにも手がまわらなくなってきたようです。なので、この辺でおしまいにしたいと思います。2003年の春からずっとつづけてきた日記なので、僕としても名残惜しいのですが、今日をもって、今後の更新はないと思ってください。BBSも、数日中に閉鎖するつもりです。

 ブログ自体は、このままの状態で残しておくことにしました。ほんとはばっさり閉鎖してしまう方が、気持ちとしてはすっきりするのだけど、ここにある文章は、そのときそのときの僕の心の記録だし、それを消してしまいたくはなかったので、中途半端ながら、そうすることにしました。だから、つい気が向いて、更新することもあるかもしれません(いい加減ですみません)。でも、それはほんとに稀だと思います。全然あてになりませんので、どうかご理解ください。

 こんななんのテーマもないような日記を、毎日たくさんの人が読んでくれたことは、ちょっとした驚きでした。なぜなのかよくわからず、「どういう人が読んでくれてるんだろう?」と思ってました。で、今でもそう思ってます。でも、僕がこんなに長い間、日記を書きつづけることができたのは、読んでくれてる人達がいたからです。おかげで、楽しい思いをいくつもすることができました。本当にどうもありがとう。

 尚、レーベル日記『Sandfish Records Diary』は、ほぼ毎日更新していきたいと思っています。僕としては、そっちへシフトしたような感覚です。もしよかったら、ひきつづき読んでやってください。

 『Good Rockin' Times』として、2年8ヶ月。『Box of Days』として、2年11ヶ月。僕の日常につきあってくれてありがとう。心からの感謝を込めて。

 Keep Smiling and...Rock on!

 MIYAI@Box of Days

Happy Birthday, John !

2008年10月09日 | diary
 今日はジョン・レノンの68歳の誕生日。それだけで、いい日なんだと思う。

 昨夜は、仕事をしながらずっとジョンのベスト盤『Working Class Hero:The Definitive Lennon』をかけていた。で、今朝はなににしようかなぁと考えたとき、溌溂としたジョンの歌を聴きたくて、『A Hard Days Night』をターンテーブルにのっけた。で、今は少し大人になったジョンの歌を聴きたくて、『Rubber Soul』をかけてたりする。

 ある時期から、ジョンはヨーコをパートナーにするわけだけど、まだ彼女と出逢ってなかった頃の、10代からの音楽仲間と支え合いながら前進していたジョンに、僕は会いたかったのかもしれない。

 ときに痛ましいまでに自分をさらけだしていったソロ時代の作品の方が、ジョン・レノンという人間をよりダイレクトに感じることができるのかもしれない。でも、ビートルズだった頃の、それも『Rubber Soul』や『Revolver』くらいまでの、心に孤独を隠しもちながら仲間と力を合わせて持ち堪えていた頃のジョンには、たまらない魅力があると思う。ルックス的にも、あの頃のジョンが一番好きだったりするし。

 と言いつつも、『Rubber Soul』を聴き終わったら、『Imagine』を聴こうと思ってたりする。それから『Rock'n Roll』を聴こうかなと。で、また『A Hard Days Night』に戻ろうかなと。なんとなく、そんな風に、今は思っている。

 ちなみに、1年前の今日は僕のレーベルの最初のCDが店頭に並んで、正式にスタートした日だったりする。それがジョンの誕生日と同じなのは、もちろん偶然じゃない。

 ハッピー・バースデイ、ジョン。いつも心にたくさんの力添えをありがとう。

今日はフリマ

2008年10月04日 | diary
 しっかり早起き。まだ薄暗い部屋で、これから気持ち良くなりそうな窓の外の空を眺めながら、ポールの『London Town』を聴くのは、大変よろしい1日の始め方だと思う。

 さっさと朝ごはんを食べて、ちゃっちゃっと着替えたら、今日は藤沢駅に隣接した広場であるフリーマーケットに、レーベルとして出店するので、その準備をしないと。フリマがいいのは、昼間っからおおっぴらにビールを飲んでても、あまり違和感がないところだと思う。特に夏とか、今日みたいに気持ちのいい秋の1日には。ちなみに、会場周辺のBGMはすべてうちのレーベルのCDがかかるとのこと。それも、なんか、嬉しかったりする。

 先日、10日ぶりくらいにお酒を飲みに出かけたら、なんとなく久しぶり感もあって、だらだらと飲んでしまい、気がついたら午前3時だった。「これはいけないなぁ」と翌日は気を引き締めたんだけど、やっぱりだらだらと飲んでしまい、気がついたら午前4時だった。2日間で9,000円ほどの散財。今の僕には手痛い出費だったので、昨日は一歩も外に出ないぞと決めて、ぽつりぽつりと仕事をしたり、雑誌を読んだり、ごろごろしたり、腕立て伏せをしたりして、過ごした。で、今日はこれから腹筋でもしようかなぁと思ってたりする。今月中旬に、自転車で100キロほど走る予定があるので、少し体を鍛えておこうかなぁと。えっと、単なる気休めなんだけど。なんとなくね。

 さてと、フリマの準備をしよう。CDとTシャツとトートバッグが、さくさくっと売れちゃいますように。

サンプラー全員プレゼント

2008年09月29日 | diary
 しとしと雨な1日。ザ・フーの追加公演が決定したので、『Face Dances』をターンテーブルにのっけてみた。で、大好きな“You Better You Bet”が、もしライヴのオープニングだったらいいなぁ、とちょっと思ったりした。

 『Face Dances』のジャケはかっこいい。以前、このポスターを部屋に貼ってたことがあるんだけど、何人かに「かっこいいね」と言ってもらえた。だから、やっぱりかっこいいんだと思う。

 さて、仕事絡みの話題で恐縮なんだけど、明日発売の雑誌『THE DIG』で、うちのレーベルのサンプラー・プレゼント企画をやってたりする。いわゆるハズレなしの全員プレゼントで、内容は、これまでリリースしてきたタイトルから1曲づつを収録したもの(全9曲)。応募方法などの詳細はこちら→link

 応募がたくさんくる。→「すごい反応だなぁ」と『THE DIG』編集部がびっくりする→「ひょっとしてさ、サンドフィッシュ・レコードってすごいんじゃね?」という噂が広まる→いろんなところで取り上げてもらえる→ラジオやCDショップで特集が組まれる→CDが売れる→生活安定…という流れがいいかなぁと(そうはうまくいかない)。

 なんであれ、皆さんに聴いてもらえたらとても嬉しいので、もしよかったら応募してみてくださいませ。

 ちなみに、今回の『THE DIG』、特集がビートルズの『ホワイト・アルバム』だったりする。で、表紙はジョンとポールだったりする。ちょっと嬉しかったりする。

ただ生きる

2008年09月28日 | diary
 ポール・ニューマンが亡くなったとのこと。死因は癌。享年85歳。僕はニューマンが出演してる映画をどれくらい観ているのだろう?と思い返してみたけれど、おそらく10本がせいぜいだと思う。それでも、彼が演じたブッチ・キャシディは、その相棒のサンダンス・キッドや、大好きなダーティ・ハリーの次にくるくらい、僕にとっての永遠のアンチ・ヒーロー像だったりする。あのときニューマンは40代前半で、男として、本当にかっこよかった。合掌。

 今朝、テレビをつけると、小泉今日子と本木雅弘と香川照之の対談番組をやっていた。3人は同い年の42歳だそうで、僕より4つ歳上ということになる。それぞれに感じてることは違えど、同世代のそれも同い年の者にしか存在しない、口に出さなくてもわかりあえるような、安堵を含んだ不思議な空気がそこにはあった。40代になって、人生の折り返し地点を過ぎたのか過ぎていないのか、歳上の人ばかりだったはずの周囲が、歳下の人にも囲まれるようになり、いつしか自分がなにかを伝える立場になっていたことへの違和感と、それを受け入れていく喜び、等々。で、僕は、そんな話を、もう少し先の自分の話として聞くことができた。正岡子規 の「悟るとはいつでも死ねるということではなく、ただ生きるということなのだと気がついた」という言葉が出てきて、すごいなぁと思ったりした。フラットに、ただ生きる。もしそうなれたらいいなぁと、なんとなく思ったりした。

 昨日は、日記をつけた後(レーベルHPの方)、ふとしたことから、やはり彼らと同い年の女性歌手の歌を聴いたんだけど、いつになくグッときてしまい、彼女のことをあれこれとネットで検索したり、You Tubeで映像を観ていたら、止まらなくなってしまった。僕は強烈に惹きつけられ、仕事もせずに、まるで魅入られるようにして、夜遅くまでパソコンの前に座り、彼女の半生に想いを馳せた。そして、これからもつづいていくであろう残りの半生を思い浮かべた。漆黒のような情念の中で、長い時間をかけて贅肉を削ぎ落としてきた今の彼女には、なにか大きなものを精算したかのような、乗り越えたかのような、清々しさが漂っている。で、これからは逆に、少しづつ贅肉をつけていって、凄みをまるみに変えて、普通のおばさんになっていくのかなぁと、もしそうならいいなぁと。フラットに、ただ生きてってほしいなぁと願ってみたりした。えっと、大きなお世話なんだけど。

 うまく言えないのだけど、結局、みんな歳をとっていってるんだと思う。彼らも、そして僕も。過ぎていった時間が、傷だらけだった人もいれば、どうにかやり過ごしてきた人もいる。うまくやってきた人もいるんだろう。でも、それぞれが抱えている「孤独」みたいな感情を、僕らは、まるでそれを共有しているかのように、わかりあえたりする。そして、自分なりに一生懸命生きていれば、そうした感情も、いつしか優しさを帯びるようになるんだと思う。もし本当にそうだとしたら、僕はそれでいいんじゃないかなぁと思っている。あとは、ただ生きていけばいい。フラットに、ただ生きていければ、それでいいんだと思う。

Blueprint

2008年09月24日 | diary
 常に自らの核心から歌を書く必要がある。
 曲の背景は様々に変わる。
 NY、ニュージャージー、西部…、それでも、
 歌を自己の核心から書くことに変わりはない。
 その姿勢は、ずっと大事にしてきた。
 そうでなければ、歌は死んでしまう。

 重要なのは歌い手の声が、
 歌の主人公、つまり、
 物語の語り手の声と渾然一体となっていることだ。
 彼ならどうする?
 この状況ならどう振る舞う?
 話すリズムは?
 そこから曲がはじまる。

 『Devils & Dust』の初回盤についていたDVDでのスプリングスティーンがかっこよくて、ときおりひっぱり出しては観ている。演奏の場面はもちろんのこと、語られるこうした言葉のひとつひとつが、とてもよかったりする。

 かつて、『Born in the U.S.A.』をレコーディングする際、ミックスを手掛けたボブ・クリアマウンテンに、スプリングスティーンはそれぞれの歌の背景を記したメモを手渡したという。その歌の主人公が、どこで生まれて、どういう家庭で育って、どういう仲間とつきあって、どういう女の子に恋をして、身長がいくつくらいで、体重がどれくらいで、どういうことに興味があって、どんな夢をもっていて、実際はどういう仕事について、そこでどんな経験をして、今に至ったのか…。それらに相応しいミックスをしてくれと頼んだという。「信じられなかった。まるで歌の青写真を見せられたかのようだった」とクリアマウンテンは語っている。

 このことを知ったとき、僕は強く心を動かされた。なぜスプリングスティーンの歌が、世界中で愛されているのか?いろんな理由があるとは思うけど、それだけの深みがあるんだろうなぁと思わずにはいられなかった。

 歌い手の声が、歌の主人公、つまり、物語の語り手と渾然一体になっていること。

 それは、表現の基本のひとつなのかもしれない。そして、そこから曲がはじまる。ザッツライト。つくづく凄い人だと思った。歌に対してなんて真摯なのだろうとも。

 つまり、僕は、ずっと見習っていきたいと思ってたりする。時間がかかってもいいから、いつか自分もそうなれるように。えっと、音楽をやるとかそういうんじゃなくて。もっと別に意味で。