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D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

Just Add Water('97)/ Virgil Donati

2009-02-13 23:45:33 | uncle moe's connection
今夜春一番が吹き荒れてますね。
何かと忙しいこの時期、我ながら馬鹿だと思いながらも、また新しい事にクビを突っ込んでます。
・・そのネタはまた近々。

閑話休題。

話題ついでにVirgil Donati(ヴァージル・ドナティ)の2ndソロ作“Just Add Water”も採りあげておくことにします。
これは'96年12月22日ハリウッドのMI(Musicians Institute)におけるスタジオ・セッションを収めたものです。
その面子がまた凄いんです。

personnel:
Virgil Donati(d)
Scott Henderson(g)
Ricc Fierabracci(b)

このトリオなんですが、いわゆる内輪芸という部類になるんでしょうかね。
ヘンダーソンを筆頭に、すべてMIの講師で固められた面子ですな。
しかも、レコーディングはT.J.Helmerich、デジタル・エディットはBrett Gasedが担当してるんですわ。
なんか、みんなでドナティを男にしてやろう、って感じだったんでしょうかね。

音の感じは、結構淡々と進んでるようなので、クローズド・セッションかもしくは完全なライン録りなのかな。
・・生徒達が見逃すはずも無いでしょうしね。

tracks:
1.The Arithmetic Of Sin
2.Concerning Female Beauty
3.The Morals Of Chess(drums solo)
4.On Manners
5.A Small Opening(drums solo)
6.A Dispute
7.Extremely Dirty(drums solo)
8.How To Grow Great Women

各曲のタイトルにはさほど意図は無いようです。
というのも、怪しい通販のカタログってあるじゃないですか。
それから適当にチョイスしたモノのようなんですね。
ドナティはVai Bandのツアー中でも、公然とエロヴィデオを観てるという輩なんで、さもありなん・・ちゅうことでしょうか。

とりあえず、一切リハなしで敢行されたセッションだったようで、結構荒削りな感じは否めません。
この曲が云々というより、この辺の展開が・・って言うのが妥当かな。
基本的に、ヘンダーソンの技に負う所がかなり占められてるんじゃないでしょうかね。
音色の変化が実に巧妙ですね。
言わずとしれたエフェクト・マニアだし、ピッキングのタッチだけでもかなりの音幅を持ってる訳ですから、なおさらでしょうがね。

個人的には#2“Concerning Female Beauty”の導入部あたり&エンディングの展開がいい感じだと思います。
まるでHoldsworth先生ばりのヴォリュームコントロールでサウンド的にも激似です。
しかし、中間部以降は単なるアウト気味ブルーズセッションに終わっちゃうのがちと残念かも。
#6“A Dispute”でのハモンドみたいな音色も面白いですね。
ソロの充実具合では、ラスト#8“How To Grow Great Women”が良い感じかな。

フィラブラーチのアプローチに関しては、ワンパターンすぎて少々物足りないですな。
#4“On Manners”の中間部でのタッピング・ソロや、#6“A Dispute”あたりでのランニング・ソロが中々ってとこでしょうか。

で、肝心のドナティのプレイですが、トリオでのセッションはかなりオーソドックスじゃないかな。
・・変拍子がほとんどないもんでね。
しかしながら、ドラム・ソロのみの2曲は、多分ドラマーさんなら“おぉう!”って感じるところが在りそうです。
・・多分。(汗)


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2 コメント

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おぉ~ (桃猫)
2009-02-14 10:21:37
こんにちは。スコヘンの噂を聞かないなと思いながら、ジミヘリのリーダ作を聞く毎日です(笑)。おぉ~このようなアルバムがあったのですね。メンツからみて、ギターを聴くには、理想郷な感じもしますね。
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桃猫様 (elmar35)
2009-02-14 19:00:05
コメントありがとうございます。
ちょいご無沙汰しております。
アーストラリアから仕入れてみました。
他にもおかしなモノが結構あって意外に穴場かもしれませんよ。
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