Neural Code('09)/ Teixeira,Santo&Loureiro

まだまだ暑いですね。（笑）
結構凄い作品が手に入り、ここのところ聴き捲くってます。
ブラジルで昨年（2009年）にリリースされた、メタル・フュージョンとも言えそうな“Neural Code”。
・・“ニューラル・コード”って読むのかな？
これって、バンド名なのか、単なるアルバム・タイトルなのかは、良く分りません。

Angraの新譜関連の記事でこの存在を知ったのですが、そのアングラのキコさんが参加してます。
今回キコさんのウェブでも買えるのが分り、半信半疑で注文したら、サンパウロから12日くらいでちゃんと届いたんでビックリしてます。
しかも、意外に安いんですよ。
気になる方はチェックよろしく。

personnel:
Cuca Teixeira(d,per)
Thiago Espirito Santo(b)
Kiko Loureiro(g)

ドラマーはキコさんの2ndソロにも参加してたクッカ・ティシェイラで、ベースは知る人ぞ知る超有望な若手チアゴ・エスピリト・サントというトリオ編成。
キコさんやティシェイラは言うに及ばず、特に注目はベースのチアゴ君でしょう。
経歴は全然分りませんが、音を聴く限り、早晩陽の当たる場所に引っ張りだされてイヂり捲くられる存在となり得る、かなりのテクニシャンです。

そんな彼らの音楽は、とりあえずすべてインストで、ジャズ・フュージョン系には間違いないんでしょうね。
でも、かなりハチャメチャかも。
ブラジレイロなビートに、機関銃のようなフレベ、そしてメタリックでパンキッシュでメロディアスなギターが乗っかってるという。
・・個人的には、超理想的なスタイルでございます。
ただ、純メタル系崇拝者の諸兄には、少々痛い音かもしれませんね。

tracks:
1. Drenal
2. For All
3. Ilusao de Otica
4. Miro
5. Equacao do Tempo
6. Sombra da Lua
7. Cangaceiro Marroquino
8. Pensativo

なかなか形容しづらい音楽です。
3名とも、とにかく速くて、音数が多くて、各々好き放題演ってる感もありますが、キメはピシッと纏まってる訳で。
サンバベースというか、バイヨン的というか、基本ダンサブルなグルーヴが独特なんですね。
実に野性的な演奏ですが、その根底には知性に裏打ちされた意図が充分に感じられ、カッチョ良すぎますネ。

個人的には、#2“For All”が次点、#1“Drenal”と#7“Cangaceiro Marroquino”が共に一押しって感じ。

マイスペでも2曲試聴できます。
動画で調べてみれば、既にかなりのネタが出回ってます。
観た方が早いんで、目ぼしいのを二つほど貼っておきます。

Neural Code - For All (Tagima Dream Team 2009)


Neural Code - Cangaceiro Marroquino (Tagima Dream Team 2009).wmv


ご覧のように、キコさんの芸風も凄く幅があって凄いでしょ。
アングラファンには必ずしもうけない音楽でしょうが、私は見事ハマりました。（笑）